映画「アイランド」 [映画]
気分転換も兼ねて、先日見にいきたいと書いたマイケル・ベイ(Michael Bay)監督の新作「アイランド(The Island)」を見てきました。この監督、「ザ・ロック」とか「アルマゲドン」の監督、と言えば分かっていただけるように、どっちかと言うと派手なアクションをこれでもか!と見せるタイプの監督ですので、倫理問題とかに関わるクローンの話でも、あまりそういう深いところは追求しないだろうな~と思って見にいったのは正解でした(笑)
実在する人間のクローンとして、メリック博士(Dr Merrick)(右下写真)の開発したクローン人間形成技術によって作成されたリンカーン・シックス・エコー(Lincoln Six Echo)(ポスター左)とジョーダン・ツー・デルタ(Jordan Two Delta)(ポスター右)は、その他のクローンたちとアメリカの砂漠の地下にある秘密の施設の厳しい管理下で暮らしている。彼らは死滅した地球の幸運な生き残りであると教え込まれ、誰もがいつの日かくじに当たって唯一残った自然の楽園「アイランド」へ行くことを希望に生活していた。が、実は「アイランド」へ行くということは、実在の人間の臓器提供者として命を奪われるということ。ある日「アイランド」へ行く真実の意味を知ったリンカーンは、くじに当たった親友ジョーダンをつれて施設の外へ逃げ出す。クローンは意識がない植物人間であると顧客に説明しているメリックは、凄腕の用兵アルバート・ローラン(Albert Laurent)を雇って必死で2人を追いかける…。
感想は、思ったよりは良いんじゃない?でも、最後はあんないい加減じゃだめでしょ、スティーブ・ブシェミ(Steve Buscemi)はまたこんな役かよ、ショーン・ビーン(Sean Bean)もまたこういう死に方かい、って感じです。
まあ、ざっと書いたあらすじからも分かるように、殆どが追いかけっこのシーンです。とにかく、主役の2人は走りっぱなし(笑)カーチェイスなんて始まろうものなら、正にベイ監督の本領発揮、何台も何台も同じネタで車を大破させていきます(笑)しつこいっつーの!ただ、今回はカメラアングルとかがなかなか面白くて、デジタルとの合成も上手いし、超高層ビルとか、リニヤモーターカーとか、進化しているコンピューターの動作とか、色々と違和感無く見れたのは面白かったです。
お目当てのショーン・ビーンは相変わらずクールな悪役がはまりますね~。リンカーンに「私はここに残って施設を管理しなくてはいけないから『アイランド』には一生行けないんだ…」などといった嘘八百を真剣な顔して語りかけているところとか、記憶領域が増えすぎて施設から逃げ出す可能性が出てきたクローンをさっさと処分したりというシーンには、ひたひたと迫る怖さがあります。リンカーンのユアン・マクレガー(Ewan McGregor)は、モデルの人間と1人2役を好演していました。モデルの人間はスコットランド人、リンカーンはアメリカアクセントで喋る、という設定はなかなか楽しかったです。本人もやってて楽しそう(笑)ジョーダンのスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)は、まあ良いんじゃないですか?アクションも頑張ってたし、いまどきの強い女って感じ。まだ公開中なのであまりネタバレはよしますが、マクレガーのファンなら見る価値あり、アクション好きならどうぞどうぞ!お勧めです。逆にクローンと人間の臓器提供の倫理問題などについてしっかり堀り下げてもらいたい人はやめておいた方が無難です(笑)
それにしても、映画の中とロンドンプレミア(↓)の時で、男性陣はイメージ違いすぎますが良いんでしょうか(^_^;)マクレガーは舞台やってるからか、痩せましたね。
私のブログの「チャーリーとチョコレート工場」へのコメントありがとうございました。
私も「アイランド」は楽しめました。(笑)
確かに最近、スティーブ・ブシェミもショーン・ビーンも似たような役が多くなってきましたね。
ちょっと残念ですが、これからも頑張って欲しいです。
それでは、またオジャマします。
by rohi-ta (2005-09-02 12:57)
>「チャーリーとチョコレート工場」へのコメント
コメントした時、サーバーの調子がよくなかったのか何度投稿してもエラーで返されてしまったので、もしかしたら後で私からのコメントがいくつもくっついていたかも…。私の方もこれからも訪問させていただきますので、よろしくお願いしますね!
>スティーブ・ブシェミもショーン・ビーンも似たような役が多くなってきました
もちろん、出てくれれば嬉しいですけどね、ブシェミとか、もう出てきたとたんに「あ~死にキャラ」と分かってしまうのはどうかと(^_^;)
by Sardanapalus (2005-09-02 18:43)