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オペラ「ビリー・バッド」(4) [オペラ(実演)]

Britten: Billy Budd / Hickox, Langridge, Keenlyside, et alさて、皆さん「どうせ(4)もあるでしょ」と思われていた通り、ENOの「ビリー・バッド」最終日の公演へ行ってきました。2日前に一番安い券を買おうとしたら「安い席はもう無いよ~。当日朝並んでもらえばDay seat(当日販売する席)があるけど」ということだったので、朝から並びましたとも!前日までのぬるい気候はどこへやら、極寒(といっても3度くらいですが)の中、30分ほど待って10ポンド(2000円)の席を買いました。金は無いけど体力はあるんです!とか言って(笑)でも、寒かったな~。勿論頑張って並んだ甲斐のある、素晴らしい公演でした。

この公演が最後のビリーになるキーンリーサイドは、本当に全力を注いでビリーを演じ、歌っていたと思います。ぶら下がるところも、初日は手ごろな高さのバーだったのに、最後の2公演は一番高いバーにぶら下がってましたし、いつも命綱をつけて降りていた舞台を垂直に縦断する梯子も、17日は綱無し…これって防災規定に違反してるんじゃないの?(笑)いつもどおり聞き取りやすくて表現力のある歌声も会場に気持ちよく響いて、聞かせどころはばっちりだったし、どもってしまうシーンも本当に上手い。処刑を待つ間、酒とビスケットの差し入れを持ってきたダンスカーに別れの言葉を告げた後、自分の人生にも別れを告げるのですが、それまでの独り言の静かな声とはがらりと変わった、正に迷いの吹っ切れた声で朗々と歌い上げる部分は本当に感動的でした。一応先日のラジオ中継からの音源からの抜粋はこちら。やっぱり何言っているのか分からないと魅力の無いオペラなんですねぇ(笑)

この日は観客の反応も良かったです。「フランス人は嫌いだ」がうけていたのはいつもどおりですが、クラッガートとビリーの応答、「文字は読めるか」「いえ、でも歌えます!」「歌はどうでもいい!」でもかなり笑いが起きていました。確かに、オペラにしといて「歌はどうでもいい」ってねぇ(笑)他には、クラッガートに反逆罪を問われて答弁しようとした時に言葉が出てこないシーンで、私の後ろに座っていたお姉さんが思わず「彼、どもっちゃってるよ!」と口に出して言ってました。でも、それも仕方ない。

このシーンはクラッガートの容赦無い冷酷さが出るほど効果抜群なのですが、この日はトムリンソンも絶好調。彼の轟くような低音が観客全員が「嘘」だと分かっている罪状を述べた後に響くヴィアの「ビリー・バッド、答えなさい!」という金切り声のような叫び、それまで饒舌に「艦長の近くにいられる役職にしてください」と語っていたビリーの突然の沈黙とどもり…。物凄い緊張感で、後ろのお姉さんだけじゃなくて私の周囲の観客達は皆どうなることかとハラハラしながら状況を見ていました。って、やっぱりこれはオペラじゃなくて音楽付き劇じゃないか(笑)英語で演技のできる歌手を揃えないとさぞかし退屈なことでしょうねぇ。

ロビンソンはちょっとお疲れか、声は高音部が時々苦しそうでしたけど、なよっちいヴィアを最後まで好演していたと思います。クラッガートの追求にどもってしまったビリーに対して「ゆっくり、ゆっくり」と声をかける時や、裁判で助けを求めるビリーの方を振り返れない時、最後に「きらめく星のヴィア、神のご加護を!」と言われてはっと振り返る時の表情の表現力が素晴らしいです。


さて、クラッガート、ビリーとくれば最後はエドワード=フェアファックスヴィアの視点から見た「ビリー・バッド」ということになるんですけど、この人、この3人の中では一番「普通」の人ですね。第一出番も少ないし、全体的に語るような旋律が多いから演技の出来ない歌手だとガックリだと思います。「悪」として生きることしかできないクラッガートと、余りにも純粋すぎる(天然すぎる?^_^;)ビリーの2人に挟まれて頭を悩ませる一般常識人というのが私の印象です。でもヴィアは艦長だからこの戦艦上社会の統治者でもあるわけで、彼の決定が制度上は絶対的である点が他の船員達と違うところ。生真面目な彼がビリーの生死決定権を持っていたというのは彼にとって不幸以外の何でもないと思います。

船員達皆から「きらめく星」と言われて親しまれている戦艦の艦長、唯一の悩みは兵曹長クラッガートの暴力的な圧政だが、彼の力は艦上の秩序維持にそれなりに有効なので何もできずにいた。そんな時、民間船から引き抜かれてやって来た美しい青年ビリーが、言いがかりの反逆罪の追求に逆上してクラッガートを殴殺してしまう。「きっと彼は神が遣わしてくれた天使で、クラッガートという悪魔に対して何も出来ない自分の代わりに彼を抹殺してくれたのだ!でも、戦艦上の法規によれば上官に手を上げた者、もしくは殺人を犯したものは絞首刑にしなくてはいけない決まりになっている!ああ、どうしよう、これは本来なら私が被らなくてはいけない罪なのに、その私が艦長としてビリーを殺すように命じなくてはならないとは!」

というのがヴィアの大きな感情の流れでしょう。ここで①クラッガートのあれこれは無視して艦長としての立場をとるか、それとも②ビリーが殺してしまうまでクラッガートを野放しにしておいた責任を取るか、という2つの選択肢で揺れて、結局安全パイ、①艦長としてビリーを処刑する方を選択する訳ですね。保身です。え~サイテー(笑)でも、その代わりこの後ずーーーーっと爺さんになっても、このビリーを処刑したことを後悔し続けることになって、心身ともにボロボロになってしまうんですから、結局彼の利己的な選択は彼のためにはならなかった訳ですけどね。最後の独白でビリーが死ぬ前に歌うメロディと同じメロディで同じ幻を見るヴィアのシーンは、それなりに感動的ではありますが、正直言って、その頃には見てるほうも疲れていて、ヴィアの言ってることなんてどうでも良くなってしまっているんですよね(笑)本当に余命も無いころになってようやく自分のしたことを許せた、って何でオペラなのにこんなにどんよりとした話なんでしょう?(笑)しかも、はっきり言ってしまえば爺さんの愚痴っぽい昔話ですよ?ブリテンさん

と、ヴィアの視点から見ると、彼の言う「一生の罪」がどういったものなのか、ということを延々と語る2時間半ということになってしまうので、個人的には興味がそそられません愚痴っぽいキャラクターは嫌いなんです(笑)クラッガートのことを「彼は百の目を持っている(=ギリシャ神話の百目の巨人アルゴス・パノプテスのこと?)」とかふつーに言っちゃうキャラってどうなの?(^_^;)今回こうして短期間に集中して見る事がなければずっとこういうオペラとしてしか見れなかったでしょうけど、4回も行けば色々な視点が出てくるものですね。

中でも、個人的にはIn Tuneで語っていたトムリンソンのクラッガート像解釈が新鮮で気に入りました。正に目から鱗というやつです。

「彼は悲劇的だ。彼は空っぽの、魂の無い存在で、権力と統制の人生を生きてきたのに、そこにビリー・バッドが放り込まれて、混乱が生じる。…彼は、ビリーが抹殺されなければ、もしくは実際そうなる通り、2人とも死ななければいけないと考えている。私はクラッガートが自分が生き残ることに執着していたとは思わない。ビリーとの対決はほとんど自殺的だと思う。今朝のドレスリハーサルでは、まるで私(クラッガート)が自分を殺してもらうために彼(ビリー)を招いているかのようだったよ。何というか、『もはや生きていたくない、生は無意味だ。なぜなら彼が現れてしまったから。』って感じ。」(In Tune12月1日インタビューより)

冷静に状況を判断すると、ヴィアがビリーを処刑したのはある意味「正義」であって、それまでのヴィアの言動から考えてもあそこまで苦悩する理由が今一伝わってこなかった(こういう点で音楽に力が無いと感じます)のでこのオペラは苦手だったのですが、なるほどこの視点は面白い。ヴィアの悩みなんて無視すればいいんだ(笑)ということで、個人的には、影としてしか生きられなかった人物がその苦しい人生を終わらせる過程として見れば楽しめるオペラ(舞台作品)でした。ヴィアはその巻き添えをくらった気の毒な一般人ですね。いや、クラッガートとヴィアは一対になっていると思うのでヴィアもビリーが死んだ時点で精神的に死んだのかもしれないですけど。よく言われている通り、キリストと絡めて考えることも可能なストーリーですけど、個人的にはあまり既存の宗教との関連にこだわらない解釈の方が好きです。ん~、こんなこと書き出すとキリが無いですし、暗いしキリストの話も関わってくるので面倒だし、既に長文なのでこの辺でやめておきましょう。


Billy Budd とにかく、何度も言ってますがブリテンが大好き!彼の音楽なら何でもいい!という人以外は、まずDVDで出ている充実したキャストの映像を見れば充分のオペラだと思います。CDだけじゃ途中で挫折すると思いますので、映像で見てください(笑)何故か気に入ってしまったのならば、原作も読んでみて更に深読みされるのもいいかと思います。日本語訳が岩波文庫から出ています(ビリー・バッド)。CDの中では、2幕版なら今回出演したキーンリーサイドとトムリンソンがそのまま聞けるうえヴィアは当たり役のラングリッジのヒコックス指揮のものが聞き取Britten: Billy Buddりやすくてお勧めです。記事一番上のCHANDOS独特のダサいジャケット写真からアマゾンにリンクしています。更にオタクな(笑)初演4幕版ならナガノ指揮のCD(左写真からアマゾンにリンク)がでています。こちらのキャストはハンプソン、ハーフヴァーソン、ロルフ=ジョンソンです。


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オペラ「ビリー・バッド」 (1)(2)(3)


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euridice

やりましたね!^^!
トーマス・アレン@ビリー・バッドのDVDの記事、再度ですが、TBします。
by euridice (2005-12-19 09:09) 

ロンドンの椿姫

お疲れ様でした~!! 
あれを4回観たなんて、すごいの一言。でも気が済んだことでしょう。
私は一回すごく良い席で観られたので満足して、その好印象をそのままキープしようと一回だけにしておきましたが。

私もビリーをキリストに例える説は聞いたことありますが、宗教は苦手なので敢てそう思わないようにしました。そこまで話題にしようとすると際限なくなってしまいますもんね。私もブログを書き出したらつい長くなりそうになって(私は一回しか行ってないので書くのも一回だけだし(笑))、肝心(?)の音楽の話までいかなかったです。でもこれSardanapalusさんが仰る通りオペラではなくて「音楽付き劇」だから仕方ないですよね。

Sardanapalusさんのたくさんの記事、とても役に立ちました。ありがとう。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2005-12-19 09:23) 

Sardanapalus

euridiceさん>
>やりましたね!^^!
ええ、正にビリーのように「満足だ(I'm contented.)」って言いたい気分です(笑)実は、アレンのDVDの記事のTB待ってました~。ありがとうございます。

ロンドンの椿姫さん>
>気が済んだことでしょう
済みました。もう見なくても良いです(笑)この話、特定の宗教と絡めて考えると逆にその意味とか精神性が限られてしまう気がするので、漠然と善、悪、法規、良心、責任、国家って人間にとって何?という感じで見た方が良いかと思います。原作がどんな感じなのか分からないので勝手な解釈ですが。
by Sardanapalus (2005-12-19 10:51) 

Sheva

お疲れさまでした~。レポ(4)まで、ご苦労さまです。ありがたいことです。きのうは名前欄に「さよならBilly、もう会えないのね」と、タイトルのつもりで間違えて書こうとしてしまいました。日本ではさっきFM放送番組が終わったとこです。Simonはオペラ歌手というより、オペラ俳優ですねぇ。彼のいろんな歌はどれ一つとして、同じ人間が歌っているとは思えません。役になりきっているからです。きのうはBillyできょうはGiovanni,あしたはValentinなのです。レナートでロドリーゴで、パッパゲーノで、ヴォルフラムです。だから私は彼が大好きなのです。それから、Zenaidaのリンク、大変感謝です。
by Sheva (2005-12-19 22:33) 

Belle de Nuit

渾身のレポート、しっかり読ませていただきました。感謝です。7公演のうち4日も通うなんて凄いですね!  実はビリー・バッド(2)辺りから、相当に気になり出して、遂に先日DVDを注文してしまいました。苦手そうなオペラだから、素通りしようと思ってたのに〜(笑)。原作は本日手元に到着。こちらは、なかなか面白そうです。
by Belle de Nuit (2005-12-19 23:53) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>レポ(4)まで
せっかくこのブログを読んでくださっている方たちも、いい加減飽きてきてるんじゃないかと思いながら書きました(笑)

>FM放送
楽しまれましたか?
>同じ人間が歌っているとは思えません
マーラーの歌曲は明るいものからとことん暗いものまで幅広いですから、1曲ごとに声が違って聞こえますよね。

>役になりきっているから
>だから私は彼が大好き
私もですよ♪演技力は勿論ですが、声でも多様な表現ができるから好きなんです。オペラによって歌い方も変わるし、それぞれの役で説得力のある歌唱を聞かせてくれるのは本当に凄いと思いますね。
by Sardanapalus (2005-12-20 02:15) 

Sardanapalus

>渾身のレポート
いや~こんな暗いオペラに盛り上がっていて申し訳ないと思いながら書きました(^_^;)こうして読んでいただけるだけで幸せです。

>7公演のうち4日
!そういえばそうですね。過半数だ(笑)初日の公演を見てから丸々1週間見てなかったのに、最後の3公演は連続かい!って自己ツッコミ(笑)

>先日DVDを注文
おお、そうでしたか!演出もしっかり正統派だし、クオリティの高い映像ですよ。「オペラ」というよりも、暗いストーリーの音楽付き劇として見てくだされば、惹きつけられる部分もあると思います。映像でのアレンのビリーも既にちょっとお年ですが、彼のビリーの解釈はキーンリーサイドほどガキではないので、今回の公演の私の感想は参考程度にして見てくださいね!そうそう、映像のクラッガート、頭良く見えてカッコイイですよ!(笑)オペラから知ると、原作まではなかなか読もうと思えない作品ですが、こんな怠け者の私のために原作とオペラの違い等教えていただけるとうれしいです(^_^;)
by Sardanapalus (2005-12-20 02:29) 

助六

とことん行きましたね~。思わず「Mの女王様」とかいう言葉が脳裏を過ぎったりして…(笑)。

>金は無いけど体力はある
当日朝並んで、夜これを見るのはやはり「女王様」かも。私も20代の頃は平気でしたが、もう引退です。

>一番高いバーに >17日は綱無し
なるほど4回見ると、こういうことまで分かる訳ですね。キーンリーサイドも満を持した渾身の夕べだったのでしょう。そこまで気が付いてくれる客がいるというのは歌手にとっても冥利に尽きるでしょうね。

>「フランス人は嫌いだ」
この箇所はフランス人客も笑ってました。(字幕つき)

>後ろのお姉さんだけじゃなくて私の周囲の観客達は皆どうなることかとハラハラ
一般聴衆(まあ金出して「ビリー・バッド」見に来るのはそれなりの聴衆が多いでしょうが)の反応が必ずしも作品の最高の判定者だとは言えないと小生は考えていますが、ブリテンは相当職人性も強いオペラ作家でもあり、客のこういう反応を引き出すということは、なるほどやはりこれは「劇」が上位にある作品ということなのでしょうね。

>はっきり言ってしまえば爺さんの愚痴っぽい昔話
私も年齢と共に「ばらの騎士」も「ドン・カルロ」も、いつの間にかどちらかと言うとオクタヴィアンからマーシャリンに、エリザベッタからフィリポに視点を移して聴くようになりました。このオペラも10年後にもう一度観たら「爺さんの愚痴」に結構リアリティを感じるかも知れません。
ただしかし、ブリテンは具体的には自分の分身であるピアーズに表現力開陳の機会を与えるために、敢えてこの役にテノールを充てモノローグで最初と最後を挟む構成にした訳でしょう。初演時ブリテン38歳、ピアーズ41歳だから、2人とも特にブリテンは相当の「若年寄」「Mの王様」傾向と言いますか。やっぱりこのオペラあんまり深入りしない方がいいような気がしてきたなぁ。
by 助六 (2005-12-20 06:39) 

Sardanapalus

>思わず「Mの女王様」
わはは(^_^;)これで本当にこのオペラが好きになっていたら女王様で構わないんですけど、どっこいそうはいきませんでした。4回も行ったのにやっぱりブリテンは苦手のままって、喜んだらいいのか悲しんだらいいのか(笑)

>>一番高いバーに >17日は綱無し
>そこまで気が付いてくれる客がいる
こういうことに気づくというのは、私がそれだけ「演劇」としてオペラを見ているという証拠でもあるわけでして(笑)そういう意味ではブリテンが
>職人性も強いオペラ作家

>「劇」が上位にある作品
であるからこそ4回行けたのかな?と思います。たいして深読みできない内容でこの音楽だったら1回で充分(笑)ですが、主役3人がリアリティのある良い演技をしていたので「今日のこのシーンはどうなるのかな~」という予想する楽しさもあったりして…。ですので、同じキャストでコンサートパフォーマンスをやると言われても行くかどうか(笑)

実は今回のプログラムの記事で、脚本を書いたうちのひとりE・M・フォスターが、ブリテンの作った曲を最初「物足りないと感じた」とか書いてあって面白かったのですが、
>初演時ブリテン38歳
ということは、ニ幕版への改変時でも47歳ですか。フォスターは初演時で既に72歳ですからね~。脚本だけだとヴィア艦長メインの「年寄りの思い出話」ですけど、音楽的にヴィアの歌うパートって…ビリーとクラッガートに比べてインパクトが薄いというか、最初と最後にちょっと歌う以外は、「ビリーに判決を言いに行きたくないよ~」っていうアリアくらいしか記憶に残らないし(笑)そんな感じで、脚本と音楽の力関係が今一噛み合って無いのがこの作品にとっつきにくい原因かもしれません。

>モノローグで最初と最後を挟む構成
そうそう、ここもオペラというより演劇っぽいんですよねぇ。ヴィアとクラッガート、ビリーとヴィアが、同じメロディで同じことを歌ったりする所はミュージカルっぽいし。この考え抜かれた構成に文句は無いですけど、その分「音楽がいいから筋はちょっと変でも許せちゃうわ~」という雰囲気はありませんね。

いずれにしても、音楽的にはそんなに魅力が無いオペラだと思うので、無理してわざわざ出かけて聞きに行かなくても良いと思いますよ?こんな失礼なことばかり書いてブリテンとそのファンの方には申し訳ないですが、次にパリで上演されることがあったら安い席で「演劇」として見に行ってみるか、くらいの心持ちで充分でしょう(^_^;)
by Sardanapalus (2005-12-20 08:51) 

Belle de Nuit

>原作とオペラの違い等教えていただけるとうれしいです
DVD到着がもう少しかかりそうなので、忘れた頃になりそうですが、やってみましょう(^^;;。
by Belle de Nuit (2005-12-21 14:32) 

Sardanapalus

Belle de Nuitさん>
>忘れた頃になりそうですが
いえいえ、いつでも大歓迎ですのでよろしくお願いします。
by Sardanapalus (2005-12-22 09:08) 

Sheva

こちらにお邪魔します。

>>>ちなみに、シコフがヴィア歌ってるCDがありますよ。ウィーンでのライブ収録、ビリーはスコウフス、クラッガートはハーフヴァーソンです。日本のアマゾンでも買えます↓どこかで読んだ批評では、シコフは好評だったような。

教えていただいて感謝です。すごいキャストですね。これは。ちょっと映像で見たいかも~
話がそれますが、最近、Simonのマーラーの例の歌曲を毎日聴いていますが、すごくいいですねぇ… 彼のドイツ歌曲は… 胸に染み渡るようです。Operaよりいいかも。少なくともヴェルディのOperaよりは。彼にはドイツ語が似合いすぎます。すごく癒されます。彼が歌曲に絶対の自信を持ってるであろうことがわかります。世界最高ですわ。深淵です。Rattleとの共演版もそのうち聴かなくてはと。
ブリテンとかアデスとかまで行っちゃうとね、もうそれ以前に戻れなくなりそう。彼はこれからどうするのでしょう。
by Sheva (2005-12-27 23:19) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>>>>シコフがヴィア歌ってるCD
もっとちなみに、今年、ENOの前にキーンリーサイドがビリーを歌ったウィーンの「ビリー・バッド」はこの再々演ですよ(笑)キャストは皆違いますけど。今のところ市販されているのはCDだけのようです。

>Simonのマーラーの例の歌曲
>Operaよりいいかも
おお、ドイツ歌曲好きですか!しかもマーラーが気に入ったとは凄いですね。私はマーラーは重たいので時々聞けばいいです(^_^;)キーンリーサイドのドイツ歌曲が聴きたいなら、シューベルト、R・シュトラウス、シューマンの歌曲集が出てますよ♪

>ブリテンとかアデス
キーンリーサイドはロマン派くらいまでの音楽が好きみたいなのでこれからもモーツァルトがメインじゃないですか?歌曲ならブラームス、ヴォルフのCDを出して欲しいなぁ、というのが一ファンの希望ですね。
by Sardanapalus (2005-12-28 08:41) 

Belle de Nuit

本当に忘れた頃になってしまいましたが、やってみました「原作とオペラの比較」。
意外な事実もありました。しかし、異様に長いです!
詳しくは こちら  http://b-memorandum.cocolog-nifty.com/blog/ 
お暇な時にでも、どうぞ。 (^^;;
by Belle de Nuit (2006-01-15 18:35) 

Sardanapalus

Belle de Nuitさん>
うわ~すごいすごい!凄すぎますよ!!これはぜひ新たに紹介させてくださいね。ブログも早速リンクさせていただきました。また後で改めてお邪魔させていただきます~。
by Sardanapalus (2006-01-15 23:34) 

Belle de Nuit

リンク、ありがとうございます!  こんなに素晴らしいブログにリンクして頂いて、恐縮です。これからもどうぞよろしくお願いします。
by Belle de Nuit (2006-01-17 15:49) 

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