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オペラ「セヴィリアの理髪師」 [オペラ(実演)]

23日イブニング・スタンダード紙の無料版に劇場ガイドの広告としてスペンス@伯爵が載っていたので追加しておきます。朝から思い出し笑いをさせてもらいました。

        
          1幕、木の上でセレナーデを歌う伯爵の図


今日はクリスマス・シーズンということでか、めずらしく平日なのにマチネ公演の「セヴィリアの理髪師(Il Barbiere di Siviglia)」を見にコヴェント・ガーデンに行ってきました。

とにかく楽しかった~!(^o^)

実は大分前に一度だけ正統的な演出の舞台映像を見ただけで、この有名なオペラを生で見るのは初めてのことでしたが、最初から最後まで笑いっぱなしの約2時間半でした。本当に久しぶりにオペラ・ブッフォを楽しめて、すっきり爽快な気分です(笑)

◇あらすじ◇

第一幕
アルマヴィーヴァ伯爵は、マドリッドで見かけたロジーナに一目惚れ、彼女の家のあるセヴィリアまで追いかけてきたが、後見人の医者バルトロの保護下にあるロジーナを見ることすらできないでいた。そこへ、旧知の機転の利く理髪師(18世紀当時は「何でも屋」)のフィガロが通りかかり、伯爵はロジーナに会えるように協力してくれるように頼む。フィガロの提案で改めて窓辺に向かって歌いかけると、窓からロジーナが顔を出し、伯爵の身の上を尋ねる手紙を落とす。伯爵は「身分や金じゃなく、自分自身を愛して欲しい」と名前と身分を偽って、貧乏学生のリンドーロと名乗る。バルトロの邪魔が入って遅々として進まない二人の仲をとりもつ見返りの金の約束を取り付けると、早速フィガロは酔った兵士に変装して、彼女の家に上がり込む作戦を提案。一方バルトロは、金目当てでロジーナの後見人から夫になるためにあの手この手で大忙し。ロジーナの音楽教師兼神父のドン・バジリオに相談して、今日中に結婚するための準備を進める。そこへ酔っ払った兵士に扮した伯爵が乱入、大騒ぎの中ロジーナと伯爵はようやく会話を交わすが、あまりの騒ぎで警備隊が登場、警備隊が逮捕しようとした兵士(伯爵)の見せた紙(身分証明)に、バルトロの家の中は更に大混乱になる。

第二幕
騒ぎが静まったころ、伯爵は今度は音楽教師ドン・バジリオの偽弟子ドン・アロンソとして、「病気」の師匠の代わりにロジーナの歌のレッスンをしにやってくる。ロジーナからの手紙を伯爵の愛人から手に入れたとロジーナに伝えて、彼女が遊ばれていたと説明するから、というドン・アロンソにすっかり騙されてレッスンをつけさせるバルトロ。途中でドン・バジリオがやってきて伯爵の大ピンチになるが、金で大人しく帰らせることに成功して難を逃れる。バルトロがロジーナのアリアで居眠りしている間に、2人は愛の言葉を語り合い、伯爵は夜中のロジーナ救出計画を説明する。夜になってドン・アロンソが存在しないことを知ったバルトロは、アロンソに化けていた伯爵から手に入れていたロジーナの手紙を見せて、リンドーロがロジーナを伯爵に渡そうとしている、と嘘をつく。バルトロの言うことをすっかり信じ込んだロジーナは、救出計画のことをバルトロに打ち明け、部屋で悲しみにくれる。真夜中に梯子でやって来た伯爵とフィガロは、実はリンドーロが伯爵だったとロジーナの誤解を解くが、熱々のカップルがもたもたしているうちに梯子が下ろされてしまって逃げ場のなくなる3人。フィガロは機転を利かせ、バルトロを探してやってきたドン・バジリオと公証人を使ってさっさと伯爵と自分の姪(実はロジーナ)を結婚させてしまう。そこへ踏み込んできたバジリオも、持参金は要らないという伯爵の言葉に大喜び、フィガロも報酬をもらって皆幸せの大団円で幕。

Il Barbiere Di Siviglia (2pc)モーツァルト作曲の「フィガロの結婚」の前の話としても有名ですが、とにかく楽しいシーンが満載の、クリスマスの浮かれた感じにぴったりのオペラです。今 回のプロダクションは新演出カラフルでポップで、センスのいい舞台と衣装がとても気に入りました!(見て無いんですけど、最近DVDになったこの映像←と少し似た雰囲気かも…)演出のテンポも良く、歌と演技のバランスも良く、スター歌手はいなくてもとっても質の高い公演だと思います。

何色ものストライプが入った箱型の舞台、おとぎ話風の月と背景、カラフルな水玉模様の椅子、半分現代、半分18世紀のデザインが融合した衣装…。まるでイギリスのおしゃれな文房具屋ペーパーチェース(Paperchase)の店内をそのまま舞台にしたかのようです(って、分かりにくい例えでごめんなさい)。特にアゴスティーノ・カヴァルカ(Agostino Cavalca)担当の衣装はなかなか工夫がしてあって面白かったです。ぱっと見だとただのオーバーオールのフィガロの衣装も、下半分はいわゆる18世紀時代物のズボンになっているし、バルトロのスーツの袖が縦に割れてシャツが見えるようになっていたり、伯爵のスーツは袖口が折り返しになっていたり、シンプルなカットのロジーナのドレスも実は織り地は豪華絢爛だったり。単に全部現代化してしまうより、こういう衣装の方が個人的には面白いと思いますし、思いっきりポップな背景に不思議と良く似合っていました。キャラクターごとの色分けも上手くて、このオペラのコミカルな感じが良く出ていたと思います。それにしても、アルマヴィーヴァ伯爵って、もうちょっとましな格好が出来ないのかなぁ(笑)紹介したDVDでは全身ピンク、今回は赤いスーツに黄色いシャツですよ…?dognorahさんの記事にカーテンコールの写真が載っていますので、ぜひ実際の衣装を見てください。

歌手も皆さんイメージにぴったりで声も出ていて大満足です!特にお目当てだったのは、ロンドンの椿姫さん一押しで、リサイタルで好印象だったトビー・スペンス(Toby Spence)のアルマヴィーヴァ伯爵。オペラで見るのは初めてですが、期待を裏切らず、演技も上手いし声もふにゃふにゃしてなくてとっても良かったです。すらっとしているし、顔も良いし、アルマヴィーヴァ伯爵のイメージにぴったり。酔っ払った兵士になって、匍匐前進で登場した時にはついつい爆笑してしまいました(^_^;)最後の大アリアが無い演出なのが残念ですが、これはファンになってしまいそうです!それから、ロジーナのジョイス・ディドナート(Joyce DiDonato)は、全く知らない歌手でしたけど、氾濫するコロラトゥーラをものともせず、勝気なロジーナを好演してました。演技も自然で、可愛いし細い!(笑)リンドーロに裏切られたと思って部屋の家具を壊しまくるシーンがあるのですが、このロジーナならさもありなん、といった感じでした。次からは要チェックの歌手ですね。フィガロはジョージ・ペテアン(George Petean)でした。彼も初体験の歌手でしたが、見た目はフィガロにぴったり(笑)全体的な雰囲気は、小柄なカルロス・アルヴァレスといった感じでしょうか。歌もそつなくこなし、演技も上手でしたので、要所要所で笑いを取っていました。シャツがいわゆる床屋の回旋塔の赤・青・白の縞模様で、しかも青いネオン付きで登場したのには会場中が大ウケでした。

他の歌手陣も隅々まで充実していました。本当にチョイ役のフィオレッロも、個人的に大注目のヤング・アーティストのロバート・グリアドウ(Robert Gleadow)が引き締めていたし、「どんなかな~?」と余り期待せずに見に行ったのに大当たり~!という嬉しい公演でした。1度で充分と思っていたけど、かっこいいスペンスと可愛いディドナートをもっとしっかり近くから見たいので、高い席でもう一回行くことにしましょう(笑)でも、それは年明けてからだろうな~。12月はイベントが盛りだくさんで、あれもこれも行きたくなって困ります(^_^;)


この「セヴィリアの理髪師」に続いて(?)、コヴェント・ガーデンは来年「フィガロの結婚」をデヴィッド・マクヴィカーの新演出で上演するのですが、今回のキャスト表の裏はその広告。し、しかし、誰だこりゃ?(笑)元ネタは間違いなくドラクロワ作「民衆を率いる自由の女神」のこの人→でしょうね。ってことは、そういう「革命前夜の主従関係」に焦点を当てた演出になるんでしょうか。また、オーソドックスな中にひねりの入った演出になりそうです。楽しみだな~。


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コメント 23

ロンドンの椿姫

ホントに楽しかったですね~!
とくにあのビリー・バッドの後ですもんね、明るさ楽しさが倍増。

トビーは上手だったし可愛かったし、満足満足。私はそれだけで充分だけど、ロジーナも素晴らしかったから、また何度も行きたくなっちゃいますよね。
行きましょう!

それにしても、いつも乍ら記事を書くのが早いこと!
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2005-12-22 08:14) 

Sardanapalus

ロンドンの椿姫さん>
楽しかったですね~。後のおしゃべりも楽しかった!ほんと、「ビリー・バッド」が連続だったし、その前も「仮面舞踏会」だったし、久しぶりにがっはがっはと笑えるオペラで癒されました。演出も歌手も不安定な要素が無いので、本当に何度でも見たくなります!もしDVDで出たら間違いなく買ってしまうことでしょう(^_^;)
by Sardanapalus (2005-12-22 09:14) 

agojun55

思わず、クリスマスは、’クルミ割り人形’よりも’セビリアの理髪師’だ、と思わずさけびだしそうになりました。ROHは、これから毎年クリスマスには’セビリア’と’クルミ’を定番で走らすのじゃないかと思うほど。
by agojun55 (2005-12-22 09:31) 

Bowles

>スター歌手はいなくてもとっても質の高い公演

う〜ん、「超ビッグ・ネイム」という点ではそう言えるかもしれませんが、ディドーナトは今一部では、かなりいい線を行きつつあると思います。英国で舞台は初めてのようですが、先日BBCでブリストルかどこでのリサイタルを聴きました。彼女はつい先日METデビューしたばかりですが(じつは私にとってMETなど◯◯ッ◯◯えですが)、米国ではヒューストン、大陸ではパリなどで(クリスティやミンコのもとで)着実に成長してきたメゾです。ペーザロにもすでに二度主役として登場しています。特に今年のフローレス相手のロジーナは素晴らしかった!!初めて彼女を聴いたときに較べると、ここ1,2年の円熟には目を見張るものがあります。今月フランスで発売されたDVD(クリスティとのガルニエでのHercules)はぜひご覧になってください。ボンディの演出も素晴らしいし、トビーも頑張っています(来年の3月だかにバービカンでやりますね、確か)。

>最後の大アリアが無い演出なのが残念ですが、

演出、というより歌手の問題でしょうね。トビー君は今までバロックものの舞台にしか接したことはありませんが、上記のHerculesで見られるように、このところ成長著しい歌手です。が、彼は「ロッシーニ歌い」ではありませんので、あえてあれに挑戦するとは思えません。ブレイク以後、実際の舞台で歌っているのはフローレスとシラグーサくらいでしょうか。そうそう、日本人の五郎部さんも。録音ではヴァルガスあたりも歌っていますが。Cessaがあそこでちゃんと歌われると、このオペラもオリジナルの《アルマヴィーヴァ、あるいは無益な用心》に戻るんですよね。
by Bowles (2005-12-22 09:35) 

Bowles

追加です。
先月号のOpera、ディドナートがカヴァー・ストーリーでしたね。私もあれを読んで、DiDonatoというイタリア系の名前と、彼女の容貌のミスマッチのわけがわかりました。
by Bowles (2005-12-22 09:37) 

助六

>かっこいいスペンスと可愛いディドナート

ディドナートは98年のドミンゴ・コンクールからキャリアが始まったと記憶します。パリではロジーナの他ヘンデル、フランス・バロックまで色々歌ってます。小生が聴いた時は「細いと言うよりポチャッとした」感じに見えましたが、痩せたのかな?!
スペンスもパリでヘンデルやヤナーチェクとか歌ってます。小生は男なのでピンと来ませんが、女性に可愛がられそうなタイプかもね。2幕フィナーレ前のアリア「Cessa di piu resistere」はカットせずに歌ってましたか? ヘンデルの出来からすると歌えそうな気もするのですが。
by 助六 (2005-12-22 10:11) 

助六

あ、歌ってないんですね。見逃してました。失礼!
by 助六 (2005-12-22 10:15) 

dognora

お疲れ様でした。楽しかったですね。
しかし相変わらずアップが早いです。私は帰宅してゆっくりワインを飲んでから、12時過ぎに書き始めました。近い席から撮った写真は割りとクリアです。ブログに乗せると小さくてわかりませんが。
by dognora (2005-12-22 10:22) 

dognorah

助六さんのコメントでドミンゴ・コンクールのことを記事にしたことを思い出しました。ついでにTBさせていただきます。その記事を書いた時点で、ディドナートを知っていたらしい自分の物忘れの激しさに愕然としました。
by dognorah (2005-12-22 10:42) 

Orfeo

いいなあ、楽しそうで!
クリスマスは明るくいきたいですよね。
それなのに、あたしゃあ・・・・
もっと順番を考えておくんだった(反省)。

TBさせていただきます。
by Orfeo (2005-12-22 18:53) 

Sardanapalus

わ、皆さんコメントありがとうございます!

agojun55さん>
>クリスマスは、’クルミ割り人形’よりも’セビリアの理髪師’
大賛成です!この演出なら正にぴったりでしょう。いくら定番とはいえ、毎年「くるみ割り人形」ばっかりじゃ芸が無いですもんね~。

Bowlesさん>
>「超ビッグ・ネイム」という点ではそう言える
あ、私の中で「スター歌手」と言うのは、ドミンゴとかターフェルとかゲオルギューとかのレベルですので(^_^;)この公演は、若手の優秀な歌手達を揃えていて素晴らしいです。歌手の名前で売る公演よりも何倍も好きですね。ディドナート、Operaで取り上げられていた彼女ですか!いつも立ち読みなので飛ばしちゃいました(笑)今度しっかり見てみようと思います。

>来年の3月だかにバービカンでやりますね
昨日早速、見に行けたら行こうと日程を調べたところです(笑)DVDもあるんですか、それは嬉しいですね。買っちゃうかもしれません。

>最後の大アリア
>歌手の問題
無理して歌われるより、ないほうがいいですけどね(笑)あそこは話の流れが止まって、演出しにくいと思うので。

助六さん>
>ディドナート
>痩せたのかな?!
かもしれませんね。私の目からは細く見えましたよ。衣装のせいかな?dognorahさんのブログにはっきりした写真が載ってますのでご覧になってみてください。

>2幕フィナーレ前のアリア「Cessa di piu resistere」
>ヘンデルの出来からすると歌えそうな気もする
実は私も、スペンスなら歌えそうな気がしているのですが(笑)、ありませんでした。
by Sardanapalus (2005-12-22 19:13) 

Sardanapalus

dognorahさん>
お疲れ様でした~。終演後のお話も楽しかったですね♪TB2つもありがとうご
ざいます。あ、ドミンゴ・コンクールの記事覚えてます、けどディドナートの話題も出てたのは私も忘却の彼方…いけませんねぇ(^_^;)

>12時過ぎに書き始めました
実は私のフラットの周辺が1時ごろから停電しちゃってネットが出来なくなっちゃったので、いつものように早く書いておいて良かった(笑)

Orfeoさん>
TBありがとうございます。このままだと、このDVDも買ってしまいそうな勢いの自分にビックリです。ロッシーニはやみつきになりますね~。

>もっと順番を考えておくんだった
いえいえ、これから週末にかけて喜劇ものばかり見ればいいんですよ!(笑)
by Sardanapalus (2005-12-22 19:21) 

Bowles

えーっと、みなさんご指摘の、ディドナートが痩せたか否か、ですが、少なくとも去年に較べて今年8月の時点では、ずっと細くなっていました。ペーザロで小耳にはさんだところによると、何でも彼女、某指揮者と「婚約中」なんだそうです。それが関係あるのかどうか。

ヘンデルとロッシーニですが、この二つは実に微妙なようで...。バルチェッローナのようにロッシーニは素晴らしくともヘンデルの音楽性には合わない人もいれば、ジュノー(本人は確か「ゲノー」がホントと言っているらしいですが)のようにその逆の人もいるし...。ディドナートは両方OKですね。私自身は、Cessaが無いこのオペラは、もう受けつけられない体質になってしまいました(^^;)。
by Bowles (2005-12-23 02:42) 

Bowles

また追伸です(笑)。

>もう受けつけられない体質になってしまいました(^^;)。

ごめんなさい、みなさんの楽しい余韻にケチをつけているような表現になって。そういう意味ではなく、このアリア、チェネレントラやLa donna del lagoのロンド・フィナーレにも等しい存在だと思う、という程度の意味です。削除できないので、お詫びさせていただきます。
by Bowles (2005-12-23 03:08) 

Sardanapalus

Bowlesさん>
>ディドナートが痩せたか否か
あ、最近痩せたのですか。この体型を維持していただきたいと切に願います(笑)

>Cessaが無いこのオペラは、もう受けつけられない体質
>みなさんの楽しい余韻にケチをつけているような表現
え、そうですか?記事に書いたように、私も無くてガッカリしたのですらりと読み流してしまいましたけど(笑)実際見てみると、あそこでまたあのアリアが入るのはだれそうなので、舞台としては無い方が良さそうですが、生で聞いてみたかった~。
by Sardanapalus (2005-12-23 07:49) 

Matthew

そうですね。
一緒に見た会社の女性も、ナットクラッカーより、セビリアの理髪師だ、
クリスマス向きで最高と言ってました。
一月に2回行きます。30日のTVも録画しなくちゃ。

でも、明日はアリーナ・コジョカルの胡桃ですけど。
by Matthew (2005-12-23 09:59) 

Sardanapalus

Matthewさん>
コメントありがとうございます。

>ナットクラッカーより、セビリアの理髪師
オペラの方が好きならやっぱりセヴィリアを取ってしまいますね~。だから、これからは毎年この2演目を交互に上演すればいいんですよ!(笑)

>アリーナ・コジョカルの胡桃
実際に踊っているところを見たことは無いですが、小柄でかわいらしいのでさぞかしぴったりでしょう。
by Sardanapalus (2005-12-23 20:24) 

keyaki

素晴しい公演だったんですね。
ドン・バジリオとドン・バルトロのことが何も書いてない、、なぁんちゃって。
あれ、キャストを見たら、バルトロはプラティコなんですね。

マドリードの衣裳は、最初は無彩色でだんだん色がついてきて、最後は伯爵&ロジーナはピンク、フィガロは赤、ドン・バジリオもグリーン系というように最後は華やかになります。
お金はかかってそうですね。

伯爵のアリアが話題になってますので、私のブログで取り上げましたのでTBさせて下さい。
by keyaki (2005-12-23 20:58) 

Sardanapalus

keyakiさん>
TBありがとうございます♪3種類の伯爵のアリアも聴けて嬉しいです!やっぱりコレだけ長いアリアを最後にじっと聴いていなくちゃいけないのは舞台進行上はマイナスですね。フィナーレの前だし、カットしちゃうのも頷けます。

>ドン・バジリオとドン・バルトロのことが何も書いてない
あ、お2人とも良かったですよ。特にレイモンド・アチェート(Raymond Aceto)のドン・バジリオはアリアの後にかなりの歓声と拍手をもらっていましたし、それに相応しい歌唱と演技でした。バルトロのプラティコも歌は勿論、演技も上手くて面白かったですよ~。

>マドリードの衣裳は、最初は無彩色でだんだん色がついてきて
それだと、最初から衣装は派手なコヴェント・ガーデンの演出とはちょっと違いますね。でも、思い切りポップな感じと、現代の要素の入ったデザインという点は共通してますよ…ね?見させていただいたクリップから推測すると、コヴェント・ガーデンの方がもっとおもちゃみたいですが。1幕でロジーナにセレナーデを歌う伯爵が今日の新聞にのっていたので追加しておきました。
by Sardanapalus (2005-12-24 09:28) 

ロンドンの椿姫

イブニングスタンダード紙の無料版、昨日はどこも品切れで手に入らなかったのだけど、こんな写真が載っていたとは!

これでトビー君がブレークとまでは言わなくてもちょっと有名になるのでしょうか?長年のファンとしてはそうなって欲しいような欲しくないような。ENOでもいいからロンドンで歌ってて欲しいですもの。
トビー君はローッシーニ歌いではないので、あのアリアは彼にとってはたしかにチャレンジ過ぎるかもしれないけど、普通のリリックな役ならどこに出しても恥ずかしくないくらい上手だと思うので、やっぱり世界に飛躍する願ってます。
http://ameblo.jp/peraperaopera/
by ロンドンの椿姫 (2005-12-24 19:38) 

Sardanapalus

ロンドンの椿姫さん>
>品切れで手に入らなかった
そうですね、昨日は私もぎりぎりでした。普通に見ていたらいきなりトビーが目に入ってビックリ(笑)心配しなくても、2007年のコヴェント・ガーデンで「シンデレラ」に出るそうですよ!来年は年明けにまたENOですね。

>あのアリアは彼にとってはたしかにチャレンジ過ぎるかもしれないけど、普通のリリックな役ならどこに出しても恥ずかしくないくらい上手
私もそう思います。そろそろイギリス以外でも注目されるようになる時期でしょう。来年、ENOの前にミュンヘンで「ドン・ジョバンニ」のドン・オッターヴィオというのも期待しています!ちなみに、ジョバンニはキーンリーサイドです。
by Sardanapalus (2005-12-25 04:16) 

ロンドンの椿姫

ENOはLa Belle Heleneですね。いつものように英語にしてしまうのはすごく嫌だけど、この役が得意なFelicity Lottも出るし、行きます!
それを逃すと再来年のシンデレラまで待たなくちゃいけないのならつらいもの。
そのミュンヘンのドンジョバンニもよさそうですね。行かなくてもネットとかで聴けるといいですね。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2005-12-26 07:19) 

Sardanapalus

>ENOはLa Belle Helene
マイナーですよね。曲を聴いたことすらないですし英語ですが、キャストが良いので私も行っちゃおうかと迷っているところです。

>行かなくてもネットとかで聴けるといい
そうなんですけどね~。これは中継なしのようです。キーンリーサイドはこのミュンヘンの直前にウィーンでもジョバンニですが、そのオッターヴィオはボストリッジだったりして、何故だかイギリス人がドイツ語圏で大活躍ですね(笑)
by Sardanapalus (2005-12-26 22:50) 

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