Best of 2005 [その他]
今年もあと2日で終わりということで、今年見た・聞いたものの中で気に入ったものを各ジャンル5つずつ選んでみました。全体的には、今年は思いっきりオペラに走った年だったと思います(笑)9月以降ロンドンに来てからは余計に歯止めが利かなくなった感じがしますね。そうそう、正にキーンリーサイドに始まり(2月コヴェント・ガーデン「魔笛」)キーンリーサイドに終わった(ラジオ「冬の旅」)年でもありました(^_^;)数えてみると、優に1ヶ月に1度以上の割合で聞きに行ってるんですよ…これには自分でも唖然としてしまいます。今年の彼のスケジュールで聞いて無い演目は1月のウィーンの「魔笛」と「フィガロの結婚」、チューリッヒのリサイタルとシューベルティアーデでのカンタータだけです…イギリス在住の日本人という利点を十二分に活用してキーンリーサイドの公演を聞きまくった一年ってことですね。他のオペラやリサイタルや演劇・ミュージカルにも相変わらずいっぱい行きましたけど(笑)クラシック方面が充実していたのと反対に、行きたかったロックバンドのギグは予定が合わずに断念してばかりで、結局一つも行けなかったなぁ~。この分野は来年に期待しておきましょう。50音順に並べたタイトルそれぞれから記事にリンクしています。読み返してみるとまた感慨深かったりしますね。特にコメント欄とか。このブログのお陰で時差や場所を越えて色々な方と知り合うことが出来て、とても素敵な1年でした。皆さん来年もよろしくおねがいします。
○オペラ○ 「ジークフリート」(コヴェント・ガーデン) 「セヴィリアの理髪師」(コヴェント・ガーデン) 「タンホイザー」(1)(2)(バイエルン国立歌劇場日本公演) 「ドン・カルロ」(テアトロ・レアル) 「ドン・ジョヴァンニ」(1)(2)(3)(モネ歌劇場日本公演) とにかく、来日公演はどちらもレベルの高い歌手を揃えていたし、演出も色々考えられる面白いものだったので今年のベスト2です。マドリッドの「ドン・カルロ」は演出の豪華さと男性低音歌手陣に惚れました(笑)「ジークフリート」は苦手なワーグナーですがトムリンソンの放浪者が素晴らしかったから、「セヴィリアの理髪師」はとにかく楽しかったので入れました。 |
○演劇・ミュージカル・その他劇場関係○ 「1984」(1)(2)(3)(コヴェント・ガーデン) 「クレンズド」(オックスフォード・ステージ・カンパニー) 「ビリー・バッド」(1)(2)(3)(4)(イングリッシュ・ナショナル・オペラ) 「マノン」(コヴェント・ガーデン) 「リチャードニ世」(オールド・ヴィク) 「プロデューサーズ」(ロイヤル・ドゥルリー・レーン) ここにもオペラ作品が二つ入っていますが、これらは個人的に「演劇」として楽しんだので、こっちに入れました。ロイヤル・バレエ初体験の「マノン」は本当に衝撃的な作品だったので。「クレンズド」はとにかく人間と愛について考えさせられる作品でしたし、映画俳優として有名なスペイシーの「リチャード二世」もナンの演出と粒揃いの俳優達が良い味を出していました。ミュージカルはブラックジョーク満載の「プロデューサーズ」で決まり。おや、6作品になってしまいました(^_^;)本当はもうひとつ、ミュージカル「ビッグ・ライフ」を挙げたかったんですけどね。 |
○クラシック関係○ 「Prom36:ブルックナー交響曲第6番」(PROMS2005) 「Prom67:ドイツ・レクイエム」(PROMS2005) 「美しき水車屋の娘」(ロバート・マーレイ) 「シューマンの歌曲」(ルネ・フレミング) 「ベートーヴェン、ブラームスの歌曲」(トビー・スペンス) これは夏のプロムスから2つ。ケント・ナガノ指揮の「ブルックナー交響曲第6番」は本当に初めから終わりまで引き込まれました。キーンリーサイドが急遽代役で歌った「ドイツ・レクイエム」は、ブラームスの大合唱曲を生で聞けて大満足!その他は今年後半に行きまくった歌曲リサイタルの中から演技付きで高感度アップのマーレイの「美しき水車屋の娘」と完成度の高かったフレミングのリサイタルで特に感動したシューマンの歌曲、スペンスのリサイタルから彼の長所が良く出たベートーヴェンとブラームスの歌曲を選びました。 |
○映画○ 「DOWNFALL」 「コンスタント・ガーデナー」 「シン・シティ」 「誰も知らない」 「チャーリーとチョコレート工場」 感想を書いていない映画は省いたのですが、こうして並べるとそれぞれクセのある映画たちですね(笑)もっといっぱい見たいものもあったのですが、今年は劇場(特にオペラ)にお金を回したのであまり見れませんでした。 |
○番外編:ちょっと驚いたこと○
髭を剃ったトムリンソン(誰か分かりません)→
サイモン・キーンリーサイドとゼナイダ・ヤノフスキーのカップル
飛行機の乗り継ぎで普通に乗り遅れたこと
ロンドンが2012年のオリンピック開催地になったこと
11月のロンドンが寒かったこと
ちなみに個人的な5大イベントは
①修士をとった
②ブログをはじめた
③オペラにはまった
④ドイツ歌曲に目覚めた
⑤スペインへ旅行した
ですね。うん、振り返ってみてもとっても楽しい1年でした。
Sardanapalusさん、こんにちは。
髭を剃ったトムリンソンにはおおいにのけぞりました(爆)。
さて、今年はいろいろとお世話になり、大変ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いします。
どうぞ、よいお年を!
by Orfeo (2005-12-31 18:25)
1984年とビリー・バッドを演劇ジャンルに入れたのは名案です。このふたつのオペラをセヴィリアの理髪師と比較するには無理がありますもんね。
私も今年の順位付けをやろうと思ってます。私は演劇にはほとんど縁がないので、他のオペラに混ぜるしかないですが。
今年は色々お世話になりました。お知り合いになれてとても嬉しかったです。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2005-12-31 19:37)
Orfeoさん>
>髭を剃ったトムリンソン
批評家もふくめてロンドンでの年末のビックリ大賞だったようです(笑)実際に見に行って、歌いだすまで「ん?あれ誰だ?」と思っていた自分…。
こちらこそ、Orfeoさんと楽しくて参考になる映像記録があるOrfeoさんのブログ記事にはお世話になりました。来年も、よろしくお願いしますね。よいお年を!
by Sardanapalus (2005-12-31 23:20)
>1984年とビリー・バッドを演劇ジャンルに入れたのは名案
だって、この二つは他の歌手で見に行くかと言われたら行かないと思いますから(笑)誰でもいいから聞きたいアリアや旋律がない作品って自分的には「オペラ」じゃないんですよね。
ロンドンの椿姫さんにはこちらこそ色々とお世話になりました。お知り合いになれて、オペラやリサイタルを一緒に見に行ったりできて嬉しかったです♪来年も引き続きよろしくお願いします。
by Sardanapalus (2005-12-31 23:20)
私も今年1年を振り返ってジャンル別に記事にしました。ブログをやり始めてコンサートやオペラに行く回数が増えたことは確かです。Sardanapalusさんの影響もずいぶん受けていますよ。
来年もよろしくです。
by dognorah (2005-12-31 23:44)
dognorahさん>
すれ違い気味でお互いにコメントしてますね。dognorahさんの記事も楽しく読ませていただきましたよ~。2006年もよろしくお願いします。
>Sardanapalusさんの影響
こちらこそ、dognorahさんの記事を読んで参考にさせていただいてました。私の影響…主にキーンリーサイドに関してですか?(笑)
by Sardanapalus (2006-01-01 00:33)
あけましておめでとうございます
こちらのブログを知ったおかげでサイモンの情報が随分得られましたし、
他の面でもいろいろと世界が広がりました。ありがとうございます。
コメント書き込むのはなかなかできないのですが、いつも拝読してますよ。
今年も楽しみに読ませていただきますので宜しくお願いいたします。
by せり (2006-01-01 00:52)
せりさん>
あけましておめでとうございます。
>いつも拝読
ありがとうございます!励みになります。今年もオペラを含めた劇場には行けるだけ行くつもりですので、よろしくお願いします。
by Sardanapalus (2006-01-01 11:22)