Tales of Opera-試聴できます

本題に入る前に。
8月28日のエディンバラ･フェスティバルでのリサイタルのプログラムが分かってきました。30日にこのリサイタルを放送するBBC Radio3の情報だと、キーンリーサイドには珍しく英語歌曲が半分を占めるリサイタルです！うわ～、見事に知らない作曲家ばっかり（笑）ホルストとブリテン以外聞いたことないです…放送が楽しみですけど、せめてアイアランドとかヴォーン＝ウィリアムズも入れて欲しかった～（＾_＾;）

さて本題。
9月15日にヨーロッパで発売されるＣＤ'Tales of Opera'ですが、前回紹介した記事の記述からの変更点がいくつかでてきました。

収録曲は1曲（ドン･ジョヴァンニの「シャンパン・アリア」）減って全15曲、曲順もセヴィリアの理髪師で陽気にラララレ～ラ♪と始まって、ヴォルフラムの「夕星の歌」でしっとり終わる構成になっています。改めて下方に載せておきました。う～ん、悪くないけど、個人的には最初の曲順（前記事参照）の方が好きだなぁ。一応作曲家で区切ってあるようですが、曲ごとに言語がコロコロ変わって落ち着かないかも…何でモーツァルトだけ分断されてるのかも疑問です（＾_＾;）

いくつかのドイツ語のＣＤ販売ページで既に予約可能になっています。代表的なものはサイドバーにもリンクを貼ったAmazon.deですが、発売前なのに早速試聴できるサイトがあります。その名もjpc！何だかどこかの日本企業の略称みたいな名前ですが（笑）全曲1分ずつ聞けるとは、太っ腹ですね。（情報はsimonkeenlyside.infoより）

通して試聴してみた感想としては、相変わらずオペラごとに歌い方が違って楽しかったです。限りなくライブ録音に近い雰囲気なのも嬉しいですね。あ、イェレツキーはやっぱりロシア語でした。しかもかなり良さそう♪オーケストラの音も好みで、実際に聞くのがますます待ちきれません！はじけてるフィガロ、怒りまくりのレナート、優しいパパ･ジェルモン、切実なパパゲーノ、エロい（笑）ジョヴァンニなどなど、期待を裏切らない作品になりそうです。

Amazon.deのページにはＣＤ紹介文が載っていて、キーンリーサイドがこのＣＤを「私の人生と仕事の日記（Tagebuch meines Lebens und meiner Arbeit）」と言っている、と書かれています。そりゃ多彩な選曲になる訳です（笑）ファンとしては、1枚にまとめないで2枚でも3枚でもテーマを決めて作ってくれると嬉しいんですけどね～。

 

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Tales of Opera

01 Largo al factotum (Il barbiere di Siviglia)
02 Mon fils, que je t'embrasse.. (Guillaume Tell)
03 Vision fugitive (Herodiade)
04 Per me giunto è il dì supremo (Don Carlo)
05 Alzati... Eri tu che macchiav (Un ballo in maschera)
06 Di provenza il mar (La traviata)
07 O vin, dissipe la tristesse (Hamlet)
08 Ah! Per sempre io ti perdei (I puritani)
09 Ein Maedchen oder Weibchen (Die Zauberfloete)
10 Si può, si può (Pagliacci)
11 Come due tizzi accesi (L'Arlesiana)
12 Ya vas lyublyu (Pique Dame)
13 Deh vieni alla finestra (Don Giovanni)
14 Nur mutig, mein Herze, versuc (Zaide)
15 Wie Todesahnung Daemmrung deck (Tannhaeuser)

◆関連情報ページ
sonyBMG
simonkeenlyside.info

コメント 8

う～ん♪
キーンリサイドの声ってほんとにとてもノーブルですねー。イェレツキーすてき。ああーそこまでか！ってところでおわっちゃったのが残念ですね＾＾；なのにフィガロ歌ってるときには性格が全然違う。さすが役者です！テルのアリアも素敵。早速聴かせていただきました。
＞1枚にまとめないで2枚でも3枚でもテーマを決めて作ってくれると嬉しいんですけどね～。
ね～。
でも、どれを聴こうか迷う時に、こういう、いろいろ入ったアルバムは嬉しいですけどね。聴いてみると、意外に綺麗にすんなりと並んでいるのかもしれませんよ♪
by (2006-08-18 00:17) 

試聴しました。そりゃ、やっぱり物足りません・・１分では^^;ずいぶんと守備範囲が広いんだって改めて思いました。
by euridice (2006-08-18 11:13) 

りょーさん＞
>イェレツキーすてき
えへへ（＾_＾*）ちゃんとロシア語になってますか？あれだけしか聞けないのに昨日は何度も繰り返し聞いちゃいました。

>聴いてみると、意外に綺麗にすんなりと
結局無いよりはあるほうが断然マシな訳ですし、好きな声が色々聴ける楽しみの方が勝りますね。

euridiceさん＞
>物足りません・・１分では^^;
ポーザのアリアなんて、前奏で終わっちゃいますしね（笑）他もここから良いとこ！という部分で切れるので確かに欲求不満になりそうです。

>守備範囲が広い
同感です～。多種多様な役が入ってますね。本人は特定のジャンルや役柄に固執するより、色んな役を歌いたいと言っています。
by Sardanapalus (2006-08-18 21:13) 

ご紹介のサイトで試聴しました。
>ポーザのアリアなんて、前奏で終わっちゃいますしね
ほんと^^;　試聴も単純にはじめからではなくて、さわりの部分を聴かせるようにしてほしいですね。清教徒なんかも最後の方の、転がすところを試聴にいれて欲しいです。
バリトンは、いっぱいありますから、選ぶのに困りますね。
シャンパン・アリアは、低いのに恐ろしく早口で歌わなければならないので、高めの音の出やすいバスにピッタリ、一方で、上品さと軽さが要求されるセレナーデは、バスにとっては、難所なんだそうです。ということは、どちらかひとつを選択するとしたら、バリトンさんは、セレナーデということなんでしょうね。

これって、全部舞台でやってるんですか？
by keyaki (2006-08-20 12:52) 

うん、物足りないわ(笑)　←　歌のことじゃなくって、時間のことですよ(^^;

＞結局無いよりはあるほうが断然マシな訳

そりゃそうだわよ。国内版の発売予定はあるんですか？
by ヴァラリン (2006-08-20 13:21) 

keyakiさん＞
>試聴も単純にはじめからではなくて
>清教徒なんかも最後の方の、転がすところを試聴に
そうして欲しいですけど、いちいち曲なんか聞いていられないんでしょうね。お楽しみはお預けということで、我慢してます（＾＾）

>これって、全部舞台でやってるんですか？
え～と、半分くらいやってません。確認できるのは、フィガロ、ポーザ、ハムレット、パパゲーノ、イェレツキー、ドン･ジョヴァンニ、ヴォルフラムです。「これから歌いたい役」が入ってるのは当然ですが、マイナーな選曲は「この1曲だけ歌いたい役」を入れたのだと思います。

ヴァラリンさん＞
1分は、長いようで短いですね（笑）

>国内版の発売予定
出して欲しいですけど、残念ながらそういう情報は見かけませんねぇ。というか、今の段階ではイギリス盤ですら発売情報が無いですから（＾_＾;）
by Sardanapalus (2006-08-21 12:02) 

お久しぶりです！
Tales of Opera、試聴を聞いてますます楽しみになってきました。
曲順は、私も以前の方が意外性があって好きでした。
それにしても、送料込で5000円前後になるんですね…。う〜ん（笑）。
HMV（日本）で入荷するかな〜と思って問い合わせてみましたが、現在その予定はないとのこと。今後の動向はサイトでチェックを、とのことでした。
やっぱり、ドイツのサイトで買うしかないのね(^^;;。
by Belle de Nuit (2006-08-21 14:58) 

Belle de Nuitさん＞
お久しぶりです。たった1分でもファンには嬉しい試聴ファイル、期待が膨らみますよね。

>Tales of Opera
>送料込で5000円前後
amazonだと全部で4500円くらいじゃないですか？しかし、最近ユーロが強いですね！148円＝1円ですか。この前まで140円前後だったような気がしますが、買うときにレートが安くなってくれると嬉しいなぁ。というわけで、予約はちょっと待ちます（笑）日本でも売り出せば結構売れると思うんだけどな～。私もＨＭＶに希望出してみようかな～。
by Sardanapalus (2006-08-21 16:07)