ジルベスターとニューイヤー [音楽(クラシック)]
ようやく宴会の日々から解放されて、記事が書けるようになりました。皆様、2007年もよろしくお願いします。そのうち2006年の総括もしたいですが、今日は宴会の合間にテレビで楽しんだクラシック番組について書いてみます。
まず、日本にいるときは毎年欠かさず見ているのが「東急ジルベスター・コンサート」(テレビ東京系)。新年0時の時報と同時に曲が終わるように指揮をするというここでしか見られないワザを楽しめるので、毎年指揮者をひやかしながら家族で楽しんでいる番組です。詳しくはWikipediaへ。今回の指揮はイギリスで活躍中の尾高忠明ということで、エルガーの「威風堂々」でカウントダウン。新年早々勢いがついて良い選曲ですね。ちょっとプロムスのラストナイトを思い出しちゃいますけど(^_^;)最初はかなりスローテンポでしたが、最後はぴたりと合わせてきて会場からは大喝采でした。今年のプログラムは番組ページへどうぞ。
そして日本時間1日の午前1時ごろからはベルリン・フィルのジルベスター・コンサート。今年は内田光子がモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を演奏するためか、例年以上に日本人聴衆が目に付きましたね。演奏は「ドン・ファン」が一番気に入りました。ピアノ協奏曲は、内田とラトルのにらめっこ表情豊かな顔ばかりアップになるカメラワークのせいでどうにも集中できませんでしたが、ピアノと指揮の相性があまり良くないと思いました。画面を見ないようにして聞くとそれなりに楽しめるんですけど、DVDにして残しておくほどでもないかな、と。ラトル夫婦共演の「薔薇の騎士」は、歌手も指揮もオケも充実した演奏でしたが、個人的に世界一だと思っている管セクションが特に素晴らしかったと思います。「数珠の人」(by母)ことオーボエ主席のアルブレヒト・マイヤー(Albrecht Mayer)は髪の毛切りましたね。いつもより男前に見えます(^^)そしてラデク・バボラク(Radek Baborak)のホルンは相変わらず美しかった。プログラムはNHKの番組ページへどうぞ。
さて、お次はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。今年はズービン・メータ(Zubin Mehta)が登場、珍しい曲も多くてBGMとしては最高でした(^_^;)まあ、何と言ってもダンスするための曲ですから、居住まいを正して聞くようなものではないですよね。私は毎年ぼーっと聞き流して終わりです(笑)プログラムは…長いので省略させてください。どうしても知りたい方はNHKの番組ページへどうぞ。
オペラ好きなら1月3日のNHKニューイヤーオペラコンサートもチェックしなくてはいけませんね。なんと今年で50回を数えるそうですよ。その記念のスペシャル・ゲストがフィオレンツァ・コッソット(Fiorenza Cossotto)というのがちょっと今更…でしたが、佐野成宏の「星はきらめき」と藤村美穂子の「ハバネラ」が楽しめたので良しとしましょう。個人的には黒田博のフィガロが見れたのも嬉しかった(^^)22人も登場したソリストの中で、これから注目したいのは蝶々さんを歌った木下美穂子くらいかな~。そうそう、以前記事にしたジャズ・ピアニストの小曽根真が「あの美しい日々はどこへ」(「フィガロの結婚」より伯爵夫人のアリア)をアレンジして弾いたのですが、後半の盛り上がりがルンバになってて面白かったです。ロジーナなら踊りだしそうだな(笑)
こんな感じで、2006年から2007年にかけては、2つのジルベスターと2つのニューイヤーを楽しむことができました。ちなみに、本日1月4日はNHKハイビジョンが1日中クラシック番組を放送するそうです。プログラムはこちら。ほとんど再放送ですが、まあ綺麗な映像と音で楽しめるのでのんびりくつろぎながら暇な時にチャンネルをあわせてみてはいかがでしょうか。ちなみに、今現在はウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2007でバレエダンサーが踊りまくってます。
>NHKニューイヤーオペラコンサート
ところどころ居眠りしながらでしたけど、なんかいいじゃない〜〜と目を開けたら、コッソットが歌ってました。次に目を開けたのが「ハバネラ」さすがというか、藤村実穂子さん、聴かせてくださいますねぇ^^!
>ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート
今終わりましたね。こちらもうとうとのBGMしたけど、
美しく豪華な場所で踊られるバレーはしっかり目を開けてみました。
今年もよろしく!!
by euridice (2007-01-04 14:47)
euridiceさん>
こちらこそよろしくお願いします!
>>NHKニューイヤーオペラコンサート
>なんかいいじゃない〜〜と目を開けたら、コッソット
>次に目を開けたのが「ハバネラ」
(^^)真ん中の盛り上がりと大トリの2曲ですね。藤村さんはタッチの差で実演を聞き逃しているのですが、やはりぜひ一度劇場に行かなくてはいけませんね。できればワーグナー以外の作品がいいな~なんて言ってるとまた聞き逃しそうです(^_^;)
>>ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート
>美しく豪華な場所で踊られるバレー
ハイビジョンで見返して、バレエがあることを思い出しました。本放送ではよそ事をしていて画面を全く見てなかったんです(笑)今度は見逃さないようにじっくり見ていたら、「美しき青きドナウ」でメインを踊ったペアの男性が振付を間違えていて普通に謝っているのも発見してしまいました。改めて、生放送ですねぇ。
by Sardanapalus (2007-01-04 15:18)
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。m(__)m
お正月ってクラッシック音楽もジルベスターコンサートやニューイヤーコンサートで盛り上りそうですねぇ!(^_^)
NHKのニューイヤーコンサートをDVDに録画するのをうっかり忘れてました。(^^;)
「ジャズ・ピアノでオペラ」っていう見出しが書いてあったと思ったのですが、「フィガロ」の「Dove Sono」だったんですねぇ~?!(^^;)
貴重なものを見落としてしまいました。(^^;)
また今後とも宜しくお願いいたします。m(__)m
by YUKI (2007-01-04 20:43)
あけましておめでとうございます。東急のジルベスター、毎年みます。尾高さんらしいプログラムでしたよね。メータはまさしくBGM、でも来年はプレートルなので気合を入れて聴きたいものです。NHKはコッソットにびっくりしました。いろんな意味で…
by (2007-01-04 22:46)
YUKIさん>
おめでとうございます~。今年もよろしくお願いします。
>「ジャズ・ピアノでオペラ」っていう見出しが書いてあったと思ったのですが、「フィガロ」の「Dove Sono」だったんですねぇ~?!(^^;)
そうなんですよ。小曽根さんはとてもかっこいいアレンジをする人で、モーツァルトのピアノ協奏曲もよく演奏しています。
gonさん>
おめでとうございます。
>東急のジルベスター、毎年みます。尾高さんらしいプログラム
毎年指揮者のこだわりが見えるプログラムなので楽しみですよね。今年はエルガーが多くて嬉しかったです。
>NHKはコッソットにびっくりしました。いろんな意味で…
ええ、私も(^_^;)
by Sardanapalus (2007-01-04 23:39)
>コッソット
71歳、フレーニと同じ。
>(^_^;)
ということは、見ない方がいいってことかな?
年末からお正月は、TVのチャンネル権放棄してますので、見られませんでした。というか、なんか恥ずかしいんで、あえて家族がいるところでは見たくない....(笑
再放送期待です。
今年もよろしくお願いします。
by keyaki (2007-01-05 01:26)
keyakiさん>
こちらこそ、今年もよろしくおねがいします!
>>コッソット
>71歳、フレーニと同じ。
え~そうなんですか!?まあ、お年の割にはしっかり歌ってますけどねぇ…やはりちょっと厳しい部分があったと思います。
>なんか恥ずかしいんで、あえて家族がいるところでは見たくない
我が家でも居間のテレビは父のものですが、別の部屋で母と2人でカラオケしながら見ました(笑)
by Sardanapalus (2007-01-05 13:35)
あけましておめでとうございます。
そうそう、同感。ジルベスター、カメラワークひどすぎ。正面の絵がないんだもん。サイドばかり。UPも多いし、最悪でしたね。それに、モーツァルトであんなに感情移入されて弾かれたら興醒め。BPOの演奏はさすがで、音だけ聴いていたら最高だったのですが…
by Sheva (2007-01-05 18:02)
映像面では、年末年始に拘わらず、日本の方が絶対いいですよね。
羨ましい~! イギリスではウィーンのコンサートの後半だけしか観られないよ~。
今年もよろしくお願いします。
by ロンドンの椿姫 (2007-01-05 21:42)
Shevaさん>
おめでとうございます!今年もよろしくお願いしますね~。
>ジルベスター、カメラワークひどすぎ
私はもっとオケメンバーを映して欲しかったです。せっかくシュトラウスで色んな楽器が楽しめるはずなのに…。ラトルの手のアップとか要らないから(^_^;)
ロンドンの椿姫さん>
去年以上によろしくお願いします!(^^)
>映像面では、年末年始に拘わらず、日本の方が絶対いい
これは本当に痛感しました。でも、イギリスもBBCが年末にオペラ放送したりしてちょっとは頑張ってますよね?
by Sardanapalus (2007-01-05 23:02)