ロンドン旅行記:ウォレス・コレクションを知っていますか? [美術・絵画]
ロンドンで観光するとなると、外せないのが無料で入場できる上に内容の充実している美術館・博物館めぐりです。特に大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テイト・ブリテン、テイト・モダン、ヴィクトリア&アルバート美術館などは、ロンドンっ子にも人気の高いイギリスの誇る巨大な美術館・博物館と言えるでしょう。
ただ、ロンドンにはその他に小ぶりでも質の高いコレクションを誇るところがあちこちに点在しています。ブログ仲間のヴァランシエンヌさんが導かれるようにして楽しまれたコートルード・ギャラリー(Courtauld Gallery)も立地・建物(Somerset House)も含めて収蔵作品を楽しめるお勧めの美術館だと思います。ちなみに、サマセット・ハウスには他にも2つの美術館があり、中庭には夏は噴水、冬はスケートリンクが登場して訪問者を楽しませてくれます。ここの美術館はどれも入場料が必要ですが、収蔵作品の質を考えれば高いとは思いませんし、学生割引もあります。
こういった小ぶりの(といっても十分広いですが)美術館のうち、私が紹介したいのは、ロンドン一のショッピングストリートであるボンド・ストリートから少しだけ北上した位置にある、ウォレス・コレクション(Wallace Collection)です。ここは地図を見ないと見つからないような閑静な場所にひっそりと建っているのですが、一歩館内に入ると、18世紀から19世紀にかけてハートフォード家とウォレス卿によって収集された美術品が壁や所狭しと陳列されていて圧倒されてしまいます。ジャンルも、絵画、彫刻、家具、宝飾品、武具など広範囲にわたりますし、ロココ絵画の代表作「ブランコ」(フラゴナール作)なんかが普通~に壁にかけられていたりします。
この見所たっぷりの美術館のお勧めポイントはというと…
①とにかく収蔵作品の質が高い
上述のフラゴナールだけでなく、ハルスの「笑う騎士」(右写真)や、イギリス有数の武具コレクション(日本刀も有^^)も見所です。
②ハートフォードハウス(Hertford House)の素晴らしさ
コレクションの展示されている建物は、19世紀まで実際に貴族の邸宅として使用されていたため、シャンデリアやソファなどの豪華な内装やダンスホールやウェイティングルームなどがしっかりと保存されています。
③内部にあるフランス風カフェ
中庭だった場所にはガラス屋根が作られていて、白で統一された清潔感溢れるカフェになっています。お値段は高めですが、美味しいしゆったりと休憩できる落ち着いた雰囲気がお勧めです。
④入場無料なこと
国によって管理されているので入場は無料なのです。これだけのコレクションがタダですか!?と驚くこと間違いなし。
こんな感じでしょうか。留学時代にふらりと訪れて以来すっかり気に入ってしまったウォレス・コレクション、いつ行っても落ち着いた雰囲気の中ゆっくりと楽しめる、とてもお勧めの美術館です。ちなみに、歌曲コンサートの会場として有名なウィグモア・ホール(Whigmore Hall)も、歩いてすぐなので興味がある人はぜひ素敵な外観だけでも見に行ってみてください。
ただ、ロンドンにはその他に小ぶりでも質の高いコレクションを誇るところがあちこちに点在しています。ブログ仲間のヴァランシエンヌさんが導かれるようにして楽しまれたコートルード・ギャラリー(Courtauld Gallery)も立地・建物(Somerset House)も含めて収蔵作品を楽しめるお勧めの美術館だと思います。ちなみに、サマセット・ハウスには他にも2つの美術館があり、中庭には夏は噴水、冬はスケートリンクが登場して訪問者を楽しませてくれます。ここの美術館はどれも入場料が必要ですが、収蔵作品の質を考えれば高いとは思いませんし、学生割引もあります。
こういった小ぶりの(といっても十分広いですが)美術館のうち、私が紹介したいのは、ロンドン一のショッピングストリートであるボンド・ストリートから少しだけ北上した位置にある、ウォレス・コレクション(Wallace Collection)です。ここは地図を見ないと見つからないような閑静な場所にひっそりと建っているのですが、一歩館内に入ると、18世紀から19世紀にかけてハートフォード家とウォレス卿によって収集された美術品が壁や所狭しと陳列されていて圧倒されてしまいます。ジャンルも、絵画、彫刻、家具、宝飾品、武具など広範囲にわたりますし、ロココ絵画の代表作「ブランコ」(フラゴナール作)なんかが普通~に壁にかけられていたりします。
この見所たっぷりの美術館のお勧めポイントはというと…
①とにかく収蔵作品の質が高い
上述のフラゴナールだけでなく、ハルスの「笑う騎士」(右写真)や、イギリス有数の武具コレクション(日本刀も有^^)も見所です。
②ハートフォードハウス(Hertford House)の素晴らしさ
コレクションの展示されている建物は、19世紀まで実際に貴族の邸宅として使用されていたため、シャンデリアやソファなどの豪華な内装やダンスホールやウェイティングルームなどがしっかりと保存されています。
③内部にあるフランス風カフェ
中庭だった場所にはガラス屋根が作られていて、白で統一された清潔感溢れるカフェになっています。お値段は高めですが、美味しいしゆったりと休憩できる落ち着いた雰囲気がお勧めです。
④入場無料なこと
国によって管理されているので入場は無料なのです。これだけのコレクションがタダですか!?と驚くこと間違いなし。
こんな感じでしょうか。留学時代にふらりと訪れて以来すっかり気に入ってしまったウォレス・コレクション、いつ行っても落ち着いた雰囲気の中ゆっくりと楽しめる、とてもお勧めの美術館です。ちなみに、歌曲コンサートの会場として有名なウィグモア・ホール(Whigmore Hall)も、歩いてすぐなので興味がある人はぜひ素敵な外観だけでも見に行ってみてください。
私もウォレス・コレクション大好きです。「ブランコ」を見たときには、ミュージカル「コンタクト」の1幕の美術はここから取ったのか~と、目からウロコでした。
穴場なのか、結構空いていてゆっくりできるし、ガイドツアーも発見が多く楽しかったです。
by Amy (2008-12-14 21:29)
紹介ありがとうございます~♪
ここもこじんまりしているようで、侮れないですね(笑)次回の宿題が、また増えました。
>ウィグモア・ホール
このぐらい外観もきれいだと、ローミングして探して、写真に収める価値がありますねw
by ヴァランシエンヌ (2008-12-15 00:15)
この絵ではありませんが、油絵模写もするくらい、フラゴナールは昔好きでした。なんか素敵そうですね。今度ロンドンに行った時に観て来たいです。ご紹介、どうもありがとうございます。
by babyfairy (2008-12-16 10:59)
ここ、本当にたのしかったです。駆け足でしたけど、見られて本当に良かった!!
個人的には、武具コレクションの中の、薄笑いした鎧兜が忘れられないでいます(笑
by りょー (2008-12-16 21:03)
Amyさん>
コメントありがとうございます~。ここ、本当にいいですよね。いつ行ってもすいているし(笑)
>「ブランコ」を見たときには、ミュージカル「コンタクト」の1幕の美術はここから取ったのか~
私も、逆パターンでしたが、舞台を初めて見たとき「あ、ブランコ!」って思ってニヤニヤしてしまいました。
by Sardanapalus (2008-12-17 00:06)
ヴァランシエンヌさん>
ちょうどいい、と思って勝手にヴァランシエンヌさんの記事をリンクしてしまいました~。逆リンクありがとうございました。ヴァランシエンヌさんは次回ロンドン訪問時に行かなきゃいけない場所が既に山盛りですね!(^^)
>>ウィグモア・ホール
コンクリートの塊とは…違いますねぇ、確かに(^_^;)
by Sardanapalus (2008-12-17 00:15)
babyfairyさん>
フラゴナール好きなら、ぜひ「ブランコ」を見に行ってください。他にも、ロココ絵画の良品が揃っていますよ♪次回ROHに行くときにでもぜひ立ち寄ってください。
by Sardanapalus (2008-12-17 00:19)
りょーさん>
>駆け足
折角の素敵な美術館なのに、ランチタイムコンサートに間に合わせるために大急ぎでしたね。しかも、結局コンサートにも遅刻しちゃいましたし…またいつでも再訪してゆっくりまわってくださいね。甲冑コレクションは、いつ行っても見ごたえがありますね。あの鎧、夢に出てきますか?
by Sardanapalus (2008-12-17 00:24)
いよいよ旅行記も大詰め…まとめ記事をUPしたので、再びリンクさせて頂きました。こちらです↓
http://valencienne.tea-nifty.com/brot/2008/12/post-7528.html
>次回ロンドン訪問時に行かなきゃいけない場所が既に山盛りですね!(^^)
ホントに。ウィグモア・ホールでリサイタル…とか、やってくれるようになると、喜んで行っちゃうんですけどねf(^^;
by ヴァランシエンヌ (2008-12-17 20:48)
ヴァランシエンヌさん>
またまたリンク、ありがとうございました。
>ウィグモア・ホールでリサイタル…とか
今後、リサイタルを定期的に歌っていけば遠からず声がかかると思いますよ。そうなったら良いですね!ウィグモアホールは外も中も美しいですから(^^)
by Sardanapalus (2008-12-18 23:36)