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ロイヤル・オペラ来日公演:関係者のブログと批評 [オペラ(音源・映像・その他)]

さて、今回のロイヤル・オペラの来日公演は18年ぶりのイベントということで、日本だけでなくイギリスでも話題になっているようです。更に、今回の来日公演の裏事情や公演以外のオフの過ごし方が良く分かる、関係者によるブログは爆笑必死です。ざっと今まで見つけた分を以下にまとめてみましたので、ぜひ覗きに行ってみてください。ついでと言っては難ですが、反応の遅い日本の新聞とは違い、イギリスの新聞にはいくつか批評も載っていますので、そちらもご紹介します。


Simonkeenlyside.info
キーンリーサイドの公式ページ。批評や写真は順次アップされていきます。

【関係者によるブログ】

JAPAN TOUR
そのものずばりのタイトルのこちらのブログは、ロイヤル・オペラコーラスの団員数名による共同ブログで、日本滞在記と公演の感想に加えてバックステージ写真が満載の、とても面白いブログです。団員・スタッフはVirginとBAに分かれて日本入りしたこと、休日には富士山&箱根、鎌倉、日光、お台場、京都などにそれぞれ観光に行ったこと、そして初日の夜のレセプションパーティーの写真もいっぱい載っています。個人的には、免税で買ったジンを飲むためにトニックウォーターを探し回る様子や、高層ビルを抜けて1回転するゆりかもめとお台場の海&温泉に興奮する様子が面白かったです。こちらのブログ情報によると、キーンリーサイドはどうやら合唱団の一人と一緒に野鳥保護区に行ってきた模様(^^)ちゃんとお目当ての鳥は見れたでしょうか?ちなみに、こちらの記事にはレセプションとステージドアでのキーンリーサイドの写真も載っています。このブログをご覧の方で興味のある方がいるかどうかは分かりませんが、ネトレプコの写真はこちらから見れます。

Royal Opera House-tour-
こちらはロイヤル・オペラハウスのブログです。普段は何とも中途半端な記事が多く、本当に公式ブログなのか疑問に思うほど知られていませんが(笑)、リンクしたtourカテゴリーには、今回の日本公演の様子がほぼ連日アップされています。「椿姫」初日の不調のヤオに舞台上のコーラス全員が乾杯の歌の間に密かに応援していたことなど興味深い裏話が満載ですが、上のブログよりはかしこまった感じです。

【新聞批評】

ガーディアン紙(The Guardian)来日ツアー同行記
Royal Opera Japan tour diary: Scrimping and singalongs in Tokyo
Royal Opera Japan tour diary: Wilting wigs, weapons and a tiny shot at fame
Royal Opera Japan tour diary: The second understudy steals the show
Royal Opera Japan tour diary: the embassy pit-stop
ガーディアン紙の記者がツアーの初日まで同行していたようで、その様子をウェブ上で記事にしています。ヴィオレッタの手紙をアルフレードに手渡す女の子のオーディションの話はなかなか興味深いです。最後の記事には、キーンリーサイドが2日間の巨大杉(縄文杉かな?)を追う興味深い旅に行ってきたことに加えて、嬉しいことに2015年に再び来日公演を行う可能性が高くなった、と書いています。これはぜひぜひ実現させていただきたいですね!

フィナンシャルタイムズ紙(The Financial Times)
Royal Opera House tour, Japan
こちらも来日公演に同行した記者による「マノン」と「椿姫」の簡単な批評です。なぜかネトレプコ絶賛の「マノン」は2つ星で、主役が交代した「椿姫」は4つ星です。演出に対する評価ですかね?日本のクラシック市場規模に対する読みが浅いことや、高価なチケットの売れ行きが悪いなど、この不況なご時勢、ロイヤル・オペラが日本にツアーすることに否定的な記述が目立つようです。ビーチサンダルやタンクトップの観客がいた、なんて書いてますがイギリス人に服装を云々されたくないですね。コヴェントガーデンの安い席もラフな格好している人は多いですよ。第一、チケットの話はNHKホールのキャパの事分かって言ってるんでしょうかね?本家のコヴェントガーデンでも売り切れることは少ないのに…。世界にイギリスの文化を広めるイベントのどこがそんなに気に入らないのでしょう?大体、お金がかかることが不満なら同行しなければあなたの旅費分浮くんですけど~(笑)
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Kew Gardens

合唱団員のブログの紹介ありがとうございました! ほんと、おかしぃ~。 でも、ふつうの、初めて日本にきたイギリス人の反応が垣間見えます。 

ところで、FTの記事って、上野駅前にいる普通の人と観客を取り違えているんじゃないですか? 文化会館の前のところって、上野公園あたりを散歩するご近所さんがよく休んでいますから。 この暑さ、ふつうの恰好でしょう。 それより、毎日出勤するROHオケと合唱団の恰好のほうが、日本人の私には違和感があります。 かれらが、まさに、タンクトップにサンダル。 お着替えがあるからって、仕事に行くのにリゾートかと思う恰好しないと思うのですが・・・・。

2015年、実現してくれるとうれしいですね。 でも、また5年ですか・・・。 できれば、次回はリサイタルなんか入れてくれるといいですね。
by Kew Gardens (2010-09-19 01:02) 

keyaki

フィナンシャルタイムズ紙は、日課のグリゴーロ検索でヒットして、ふーん....でした。
派遣されている記者さんは、コヴェントガーデンのひもつきということはないですか?
もしそうなら、椿姫=ペレスを妙に持ち上げているのは、2012年にペレスとコステロ夫婦共演椿姫をにらんでのことかな...とか邪推してます。

>演出に対する評価ですかね?
本土での公演は☆4でしたので、演出に対してはマイナス1で変わらないでしょうから、ポレンザーニの情熱と若さが不足していたのがマイナス2ということかしら。
ポレンザーニは、トリノのアルフレードよりずっとよかったと評価されてましたけど。

ネトレプコは18日がお誕生日だったそうですね。日本公演が終わったら、バルセロナにいるシュロットのもとへ直行するとか....シュロットは27日からエスカミーリョだそうです..... ネトレプコのファンのブログ情報です。
by keyaki (2010-09-19 04:20) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>合唱団員のブログ
>ふつうの、初めて日本にきたイギリス人の反応
普段当たり前と思って流してしまっていることに対して反応してくれるので、面白いですよね。

>FTの記事って、上野駅前にいる普通の人と観客を取り違えているんじゃないですか?
私もそれを疑っています。日本のオペラに来る観客はロンドンの5倍くらいきちんとした格好していますよ。

>2015年、実現してくれるとうれしい
今回は18年ぶりでしたからね~。次は5年後ということは、かなり短縮されたじゃないですか(^^)リサイタル、いいですね。またパッパーノには大車輪で頑張ってもらって、ぜひ伴奏もしてほしいです。
by Sardanapalus (2010-09-19 11:21) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>フィナンシャルタイムズ紙
>派遣されている記者さんは、コヴェントガーデンのひもつきということはないですか?
名前を見たことがなかったので調べてみたら、1年に1度海外でのクラシック音楽公演を寄稿しているようです。フリーなのかしら?いずれにしても、専属の記者ではないようです。ROHとも特に関係はなさそうです。夏はロンドンでイベントが少ないので、穴埋め記事でしょうか?

>ネトレプコは18日がお誕生日
おめでとう、ですね。慌しいスケジュールですが、最後までマノンを歌いきっていって欲しいですね。
by Sardanapalus (2010-09-19 11:33) 

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