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ウィーンいろいろ(2):美術館と街歩き [旅行]

ウィーン滞在中、オペラ以外は何をしていたかというと、ずばり美術館巡りです。ウィーン到着後まずは期間限定の特別展を2つハシゴし、その後はお気に入りの美術館の常設展を毎日訪れて、5日間で合計7館に行ってきました。

1. アルベルティーナ美術館(Albertina)「マティスとフォーヴィズム(Matisse and the fauves)」展
マティスが一番著名なので名前が出ていましたが、どちらかというとフォーヴィズムの画家アンドレ・ドラン(Andre Derain)の作品が充実した展示だったように思います。ロンドンの風景画など、魅力のある色彩の絵を楽しめました。


アルベルティーナ美術館


2. 美術史美術館(Kunsthistorischesmuseum)「ルシアン・フロイド(Lucian Freud)」展
収蔵品は古典作品が中心の美術史美術館で、全裸の男女や自画像などを巨大なキャンパスに描いたフロイドの個展を開催していました。個展といっても、美術館の一角の数部屋にフロイドの作品を集めたような形で開催されていて、すぐ隣の部屋にはティツィアーノが見えたりする不思議な雰囲気でした。フロイドの作品をこれだけまとめて見たのは初めてでしたが、質感のある筆遣いに圧倒されました。時間がなくて諦めようかと考えていましたが、無理しても見に行ってよかったです。勿論、その後は美術史美術館の誇る常設展の方も堪能しました。



3. セセッション(Secession)
クリムト詣で第一弾(笑)やはりウィーンに来たらここの「ベートーヴェンフリース」を見ておかなければ落ち着きません。今回はあまり混んでいなかったのでのんびりと見ることができました。

4. 造形芸術アカデミー絵画館(Gemaeldegalerie)
美術学校の中にある、一般公開されている絵画コレクション。お目当てのボッシュの祭壇画がやはり興味深かったです。

5.ベルヴェデーレ美術館(Belvedere)
クリムト詣で第二弾、ということで「接吻」のある上宮だけを見ようと思っていたのですが、下宮から行けるオランジェリーでも中世宗教画の特別展(WIEN 1450 - Der Meister von Schloss Lichtenstein und seine Zeit)をやっているということで、広大な中庭をてくてく歩いて両方をハシゴしました。クリムトの作品は以前訪れた際と展示が変わっていて、大作を集めた部屋は壁も黒くて特別扱いでしたが、ちょっと暗かったかな~。前のようにのんびり楽しめる雰囲気ではなくて、ちょっと残念でした。オランジェリーで行われていた宗教画の展示は、長細いギャラリーをうまく使って展示されていて、充実した内容でした。この日は下宮の美味しいカフェB-Loungeで昼食にしました。お茶の種類も豊富で、軽食もケーキもおいしくてお勧めです☆

6.オーストリア応用美術館(MAK)
装飾品、テキスタイル、工芸品などを集めた美術館で、ウィーン世紀末様式の作品が数多く展示されています。今回は火曜日午後6時以降の入場無料の時間帯を利用しました。展示品だけでなく美術館自体も歴史ある装飾も楽しめました。その後は同じ時期にウィーン旅行をしていた友人と待ち合わせて、そのまま夕食は美術館に併設されているレストランOesterreicher im MAKで美味しくいただきました。

7. レオポルト美術館(Leopold Museum)
クリムト詣で第三弾!ついでにシーレもね、ということで帰国する日の昼間にレオポルト美術館へ。何度も来ていますが、やっぱりここのコレクションはいいですね。特に、シーレの風景画は見逃せません。今回はオスカー・ココシュカ(Oskar Kokoschka)の展覧会Kokoschka - The Self in Focusを開催中でしたので、そちらも覗いてみましたが、今まで見たことのなかった風景画などもあり、新鮮でした。

以上、5年ぶりのウィーンでしたが、今回は気候も穏やかで美術館だけでなく街歩きも楽しめました。ウィーン旅行記の最後に、滞在中に街歩きした際に撮った写真をいくつかご紹介します。


以前後姿をご紹介したモーツァルト像。



結婚の泉


アンカー時計の9時さんと10時さん


ナッシュマルクトの八百屋さん


カフェ・ツェントラル

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