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ウィーン行ってきました [旅行]


2014年早々、冬休みをとってウィーンに遊びに行ってきました。ここ最近の旅行記は最後まで書ききれずに尻切れトンボで終わってしまっているのですが、今回は短くまとめて最後まで記事にしたいと思います!書いた記事から下記にリンクしていきますので、よろしくお願いします。


◆ウィーンいろいろ(1):ウィーン世紀末建築
◆オペラ「フィガロの結婚」
◆ブダペスト日帰り観光
◆ウィーンいろいろ(2):美術館と街歩き

日本でマクベス、英語のマクベス [Keenlyside]

先日、2014~2016年のNBSオペラ・フェスティバルの内容が公開されましたが、2015年はロンドンのロイヤル・オペラハウスが「マクベス」と「ドン・ジョヴァンニ」を上演します。これは、どちらも聞きに行きたいですね~。今から貯金しておかないといけません。

「ドン・ジョヴァンニ」はダルカンジェロ、エスポジート、ディドナート、ヴィリャゾンと、スター歌手を揃えてきています。ドンナ・アンナはまだ発表になっていませんが、誰になるか気になりますね。そして、「マクベス」の方はサイモン・キーンリーサイドとリュドミラ・モナスティルスカの夫婦です。演出は、DVDにもなっているロイドのものを持ってくるようですので、柔道着マクベスin日本、ですね~。2つのオペラはどちらもパッパーノが振るそうで、それも楽しみです。キーンリーサイドは前回のロイヤル・オペラ来日公演以来5年ぶりの日本になりますが、今回こそはリサイタルもやって欲しいです。パッパーノ伴奏でどうでしょうかね?

ROHでの公演時のリハーサル映像1


ROHでの公演時のリハーサル映像2


DVD発売元OpusArte製作のハイライト


オペラ丸ごとご覧になりたい方はこちら



そして、またまた「マクベス」ですが、レコード会社Chandosが製作している英語でオペラ(Opera in English)シリーズの「マクベス」を、キーンリーサイドがタイトルロールで録音中とのことです。Blackheath Halls Operaという団体のブログにキャスト詳細が出ています。が、人気歌手はキーンリーサイドくらい…マクダフはカーディフでまずまずのマントヴァ公@リゴレットでしたが、他は知らない名前ばかりです。それに、イタリアのオペラを英語で歌うのはやっぱり無理があるんですよねー。折角のガードナー指揮でのキーンリーサイドの新録音ですが、嬉しいような嬉しくないような、複雑な気持ちです(^_^;)

METのThe TempestがDVDになります! [オペラ(音源・映像・その他)]

2012年にMETで上演されたテンペスト(The Tempest)のDVDが8月にドイツで発売になります!発売元のDeutche Grammophonのウェブページに紹介されています。プロスペロとアリエルのジャケットはなかなかいい感じ。

まだ日本では発売日が決まっていないようですが、他のMETの映像と同様に日本でも購入できるようになると思いますので、情報が出たらお知らせします。

→でました。日本のAmazonでも予約できるようになりました。発売日は9月17日の予定です。なお、HMVでは、8月27日発売予定となっています。(Lumosさん、情報ありがとうございます!)

ちなみに、サイドバーにも載せましたが、カウフマンがバイエルン宮廷歌手(Bayerischer Kammersaenger)の称号を授与されたお祝いに駆けつけた(?)キーンリーサイドとターフェルとの3ショット写真がちょっと面白いのでご紹介します。カウフマンがこんなにがっはっはと笑っている顔は初めてみますが、カウフマンの合格発表に駆けつけた塾の先生の図、みたいですね(笑)



週末のラジオ放送 [Keenlyside]

久しぶりの更新ですが、今週末にサイモン・キーンリーサイドのラジオ放送が2つあります!

6月1日(土) 18:00~21:15 (日本時間2日午前2:00~5:15)
BBC Radio3 Opera on 3 "Eugene Onegin"
※2月の公演の録音がようやく放送されます!映像とは別の日の収録なので、違いを比べるのも楽しみです。リンク先のBBCのページのGalleryには、なかなか素敵な舞台写真がたくさん載っています。

6月2日(日) 20:04~23:00 (日本時間)
Kulturradio RBB Konzert am Sontagabend "Scottish Fantasy & A Sea Symphony"
※気のいいイギリスのおじさんノリントン指揮のイギリスプログラム。キーンリーサイドは後半のA Sea Symphonyでバリトンソロを歌います。



ぼーっとしている間に、ヴィリャゾンが司会のオペラ番組"The Genius of Verdi with Roland Villazon"にコメントゲストとして出演していました。ドン・カルロのポーザかと思いきや、柔道着マクベスの方でした(^^)全体的に面白い番組なので時間があれば通して見ていただきたいですが、キーンリーサイドは12分20秒を過ぎたあたりから登場します。


ちなみに、現在本人は何をしているかと言うと、週明け6月3日からはマドリッドで「ヴォツェック(Wozzeck)」です。オペラハウスがリハーサル風景を含めたクリップを出してくれているのは嬉しいのですが、またこの託児所演出なんですか…。

オペラ「エフゲニー・オネーギン」@ロイヤル・オペラ・ハウス [オペラ(実演)]


1週間のロンドン滞在でしたが、何より楽しみにしていたのはオペラ「エフゲニー・オネーギン(Eugene Onegin)」を見ることでした。今回の公演は、Royal Opera Houseの芸術監督に就任したカスパー・ホールテン(Kasper Holten)の新演出であることが注目の的でしたが、個人的にはオネーギン、タチアーナ、レンスキーに好みの歌手がキャスティングされていることが一番のポイントでした。結論として、見に行って本当に良かったと思える充実した公演だったと思います。

大いに期待していた歌手陣ですが、注目の3人に加えて、オルガも役柄にはまっていて◎でした。タチアーナを歌ったクラッシミラ・ストヤノヴァは見た目がおばさん、などと言われてましたがそんなことは元から分かっているし、長いアリアでも息切れしない素敵な歌声をきっちり聞かせてくれましたので、私は何の文句もありません。強いて言えばもう少し演技に柔軟性があってもいいかと思いますが、タチアーナとしては抑え目な演技が好感触でした。やっとまともな演出のオネーギンを歌ったサイモン・キーンリーサイドは、当然でしょうけど初役のとき以上にロシア語の歌唱が板についており、どんな内容を語っているのかが言語の壁を越えてしっかりと伝わってきました。オネーギンってこんなに素敵なメロディラインもらっていましたっけ?と思う場面もあちこちあり、このオペラの新たな音楽的魅力を発見できたと思います。役柄としても、ホールテンがリハーサルの動画で語っていたような「自分は人生経験があると思い込んでいるが実はまだ青二才」なオネーギン像を流石の演技力で表現していました。タチアーナに手紙を返す場面、レンスキーとの決闘の場面、外国を放浪しながら投げやりな女性関係を続ける場面(グレーミン公爵でのパーティのポロネーズ部分)など、オネーギン本来の(と思われる)ナイーブな性質が見え隠れしながらも、社会規範から外れた行動をとってしまう自分への嫌悪感や後悔が感じられて、演出家の指示をかなりしっかり表現できていたのではと思います。基本的に、こういう人生の意味なんかを悶々と悩んでいるタイプには全く感情移入できないのですが、こういう役作りをされると「意外といい人かもね」などとつい同情してしまうので困ってしまいます(^_^;)

レンスキー役のパヴォル・ブレスリクは金髪イケメンなので(笑)一度は生で聞きたいと思っていた歌手です。彼の声質から、きっとレンスキーははまり役だと思っていましたが、本当に素晴らしいレンスキーでした。単に歌い上げるだけでなく、オルガへの真摯に想いやオネーギンへの友情と羨望、嫉妬などの心の動きが直球で伝わってくる歌唱と演技で、すっかりファンになってしまいました。レンスキーにこんなに感情移入できたのは初めてです。そして、もう一人素敵だな、と感じたのがオルガ役のエレーナ・マキシモワです。今回初めて聞く歌手ですが、演技も非常に上手くて天真爛漫なオルガの性格をよく表していました。ブレスリクのレンスキーともお似合いの華やかな2人で、どちらかと言えば静的なタチアナとオネーギンのペアといい対比ができていました。

批評家の間では賛否両論の演出ですが、全体的には悪くないと思います。ストーリーを変えてしまうような読み替えも無いですし、衣装やセットもすっきりとしていて心穏やかに見ていられます。この演出では、舞台前面を利用してオネーギンとタチアーナの心象風景を表現しているのですが、ひとつのイベントが終わるたびにそれを連想させる物が残されていくというのも、ちょっと説明的過ぎる面もありますが、そのイベントが主人公2人に与えた影響が視覚的に分かりやすかったです。また、登場人物たちに細かい動きが着けられていて、それぞれの性格を音楽以外の部分で補っていたのも、舞台作品としては面白かったです。レンスキーが大げさに愛の詩をオルガにささげている間、退屈になったオネーギンがタチアーナに耳打ちして2人でそそくさとその場から逃げ出してしまったり、レンスキーが気の乗らないオネーギンを無理やりタチアーナの前に引きずり出したり、といった「あるある」と同感できる行動のおかげで人物達に親近感を感じられました。ただ、ホールテンがこの作品(原作とオペラ)の大ファンということもあってか、少々彼の解釈を押し付けすぎているような部分がいくつかあり、そこが賛否の分かれ目になっているように思いました。ちなみに、私がどうしてもこの演出で賛同できなかったのは、最後のタチアーナがオネーギンを振り切る場面にグレーミンが同席していることです!ここは絶対に2人きりでないと駄目でしょう!!他に違和感を感じたのは、出会った当時のオネーギンとタチアーナという設定の若いダンサー/俳優が登場するのですが、その2人への振付があまり魅力的でなく、時には失笑を買うようなものだった点です。コンセプトとして、全編を通してオネーギンとタチアーナが過去を回想するという設定は面白いと思ったので、変な振付で雰囲気が壊れてしまって残念でした。そういえば、オネーギンがタチアーナに迫る最後の場面で繰り広げられる回想(または2人の想像)の中で、この若い2人がじゃれあってキスをし、そのまま寄り添って現実のオネーギンとタチアーナの前を歩いていくのですが…これはホールテンの妄想が入りすぎでは?と感じました。おそらく、精神的に2人は結ばれていると言いたいのでしょうが、オネーギンって、自分のことが中心なのでそこまでタチアーナのことを想っていないと思うんですよね~。

それでも、ウィーンで見た寒々しい氷づけの演出よりは楽しめましたし、歌手も揃っているのでDVDとして発売されるのが楽しみです。その前に、2月26日にはドイツのラジオ局BR Klassikで放送されるようですし、BBCでもテレビ放送(4月)ラジオ放送(6月1日)が予定されています。劇場内でも連休と重なった日本やフランスなどのイギリス国外からの聴衆も多く、完売となった劇場内は普段のRoyal Opera Houseより心なしか華やかに感じられました。相変わらずカーテンコールはあっさり目でしたが(笑)Youtube上に、そのカーテンコールの動画がいくつかアップされていますので以下に紹介しておきます。その他、関連リンクもその下に入れておきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

2/1(リハーサル)


2/9


2/11(おそらく)


2/20



Eugene Onegin

Conductor: Robin Ticciati
Director: Kasper Holten

Tatyana: Krassimira Stoyanova
Olga: Elena Maximova
Eugene Onegin: Simon Keenlyside
Lensky: Pavol Breslik
Prince Gremin: Peter Rose
Larina: Diana Montague
Filipjewna: Kathleen Wilkinson
Monsieur Triquet: Christophe Mortagne


【各種リンク】
◆Royal Opera House Eugene Oneginページ(イメージ動画、舞台写真など)
◆Simonkeenlyside.info Eugene Oneginページ(リハーサル写真、舞台写真、批評)

登場人物紹介

合唱の役割(リハーサル風景)

Royal Opera Liveでのリハーサルハイライト

ロンドン旅行記2013:今回は親子二人旅 [旅行]


グリニッジ王立天文台からの眺望

1週間の休暇をとってロンドンへ行ってきました。今回はROHの「エフゲニー・オネーギン」をメインにして旅程を組んだのですが、久しぶりに母と一緒の二人旅ということで、劇場の回数は抑え目にして美術館やロンドンの観光地を巡り、更にはユーロスターでブリュッセルにも日帰りして来ました。ロンドンでお会いした皆さん、久しぶりに楽しくお話できて嬉しかったです。ロンドンは到着して3日ほどはかなり寒かったのですが、その後は雨も少なく比較的暖かで観光するにはぴったりの気候になってくれて助かりました。更新の遅い当ブログは昨年夏のドイツ・オーストリアの旅行記も途中なのですが、今回のロンドンについてはささっと書き切れるように記憶の新鮮なうちに記事にしていきたいと思いますので、のんびりとお付き合いください。

あけましておめでとうございます [オペラ(音源・映像・その他)]

1月17日追記:リンクするのが遅くなってしまいましたが、ハイライトがYoutubeのROHチャンネルにアップされています。

Kinoxさんがコメント欄でご紹介してくださっている通り、同じ動画がガーディアン紙(The Guargian)のウェブサイトでも楽しめます。

1月8日追記: 放送後3日間はこちらからオンデマンド映像が楽しめます。それ以降は、ハイライトの映像が楽しめるそうですので、そちらのリンクが分かったらまたこちらに記載します。


なかなか記事の更新もないブログですが、皆様本年もよろしくおねがいいたします。

今回は久しぶりに1週間丸まる正月休みだったのですが、親戚との宴会に明け暮れた他は映画を見に行ったり温泉に行ったりしながらのんびりと過ごしました。欲を言えばもう少し本が読みたかったなぁ~。のんびりしている間にオペラの世界ではアラーニャとゲオルギューが離婚していたりしたようですが、個人的には今日1月7日にやっているRoyal Opera Liveという生放送イベントが楽しみでした。時差のせいで面白そうな部分がほとんど夜中になってしまうのが恨めしいですが、放送後にはオンデマンドになるとか、ハイライト動画が出るとかいう話です。録画した映像も多いですが、生のリハーサルやマスタークラスもあります。注目は新芸術監督のホールテン演出、キーンリーサイドとストヤノヴァの「エフゲニー・オネーギン」のリハーサルとパッパーノのマスタークラスです。

◆Royal Opera Liveストリームページ

<放送予定>
10.30am – Eugene Onegin rehearsal with Simon Keenlyside
10.45am – La donna del lago Model showing with director John Fulljames
12.00pm – The Minotaur stage rehearsal with the cast including John Tomlinson, Christine Rice and Johan Reuter
1.30pm – Antonio Pappano and Kasper Holten interview
1.45pm – Nabucco Chorus rehearsal
2.50pm – The Minotaur Sitzprobe with the cast and conductor Ryan Wigglesworth
3.10pm – Fight workshop. Jette Parker Young Artists
3.40pm – Eugene Onegin choreography rehearsal
4.00pm – Eugene Onegin vocal coaching
5.30pm – La bohème behind the scenes
6.00pm – Antonio Pappano vocal masterclass
6.30pm - La bohème vocal warm up. Youth Opera Company
7.00pm – Conductor preparation for La bohème with Mark Elder
7.30pm - Die Walküre backstage pass

テンペストのLive in HD映像 [オペラ(音源・映像・その他)]

11月17日の公演を持って無事に終了したMETでの「テンペスト(The Tempest)」公演ですが、11月10日に映画館にライブ中継された映像が、既にネット上に公開されています。日本での公開は12月8日からですが、それまで待てない方は下記リンクからぜひどうぞ。ちなみに、他の公演日には衣装の一部だったタトゥーですが、この日は直に体に描いています!…だったら公演最初から描いておいても良かったのでは?と思わないでもないですが。衣装よりは描いたタトゥーの方が魔術師っぽい雰囲気が良く出ていると思います。しかし、ちょっと見ない間にアデスは貫禄が出てきましたねぇ、特にお腹周り(^_^;)

◆The Tempest Met 2012

MET「テンペスト」開幕迫る! [Keenlyside]

今シーズンMETがかなり力を入れてプッシュしている「テンペスト(The Tempest)」の公演が迫ってきています。ROHでのプレミア時にプロスペロを歌ったキーンリーサイドが今回も同じ役を歌うのですが、いくつかの衣装とリハーサルの写真が公開されています。宣伝写真ではプロスペロは刺青入れてますが、結局体に直接描かずに衣装の一部にしたようですね。

◆New York Timesハデハデ衣装の写真

◆リハーサル写真

10月8日にはグッゲンハイム美術館でトーク&パフォーマンスのイベントがあり、Ustreamでライブ中継されます!日本時間では10月9日朝8:30からです。アリエル、ミランダ、プロスペロが歌ってくれるということですが、いきなりアリエルの高音を聞かされる会場の聴衆の反応が楽しみでもあります。

◆Works & Process at the Guggenheim (グッゲンハイム美術館のUstremページ)

また、10月23日の初日はMETのウェブページ上から生中継、10月19日にはキーンリーサイドと演出家ルパージュがMET Talkに登場、11月10日の公演はLive in HD中継、その他関連イベントも目白押しです。皆さんキャンセルなどなく全公演が無事に終わってほしいものです。

ドイツ・オーストリア旅行2012:ローテンブルク・オプ・デア・タウバー [旅行]

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今回のミュンヘン滞在中に、ロマンティック街道の目玉のひとつ、ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)に足を伸ばしてみました。電車の便はあまり良くないのですが、ミュンヘンからの1日バスツアーに参加すれば、一人でも気楽に景色を楽しみながら訪れることができます。市街は美しく整備され、家々の窓には花が飾られていて、正にメルヘンチックなイメージそのままの街並みが観光客に大人気なのですが、私のお目当ては、ここの聖ヤコブ教会に置かれている、15世紀にバイエルン地方で活躍したティルマン・リーメンシュナイダーによる聖血祭壇!エルサレム入場~最期の晩餐~ゲッセマネでの祈りを扱った木彫祭壇の傑作で、10年越しの夢がかなってようやく実物を見ることができて大満足でした。祭壇の前でたっぷり時間を使った後は、お昼ご飯を食べてちょっと散歩したらもう集合時間(笑)なんだかあわただしい滞在でしたが、大好きな彫刻家リーメンシュナイダーの最高傑作を堪能できて、幸せな気分でミュンヘンに戻りました。次は、もっと田舎に散らばっているリーメンシュナイダーの作品たちを見にいけるといいなぁ。


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中心の広場に面した建物と噴水

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街の周りをぐるりと囲む市壁。半周くらい上を歩けるようになっています。

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市壁の上から見た聖ヤコブ教会周辺


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これが聖血祭壇。彫刻は細かい部分まで神経が行き届いている繊細な作品ですが、予想以上に大きい!

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中央の主題は「最期の晩餐」。手前中央にいるのが裏切り者ユダ。

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奥のキリストを切なく見上げる(と、私には思える)ユダ。ユダの心の葛藤を表しているようなこの表情が見たかったのです!!

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ユダの目線から見ると、キリストの冷ややかな目が怖い~。状況が理解できない使途たちの困惑した表情も見所です。

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聖血祭壇の他に、リーメンシュナイダーの工房で作られた「聖母戴冠」の祭壇もあります。

◆  ◆  ◆

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ちなみに、こちらはローテンブルクにあるもうひとつのリーメンシュナイダーの作品「フランシスコの祭壇」。フランシスコ会教会(Franziskanerkirche)で無料で見られますので、お好きな方はぜひ。

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