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ザルツブルク音楽祭2011:「フィガロの結婚」はじまります! [Keenlyside]

★8月2日追加:本文で疑問に感じていた天使君の伯爵の胸への落書きですが、今回もちゃんと書いているようです。(証拠写真)←のページ上方の"suchen"と表示されている枠からKeenlysideと検索すると、他にも舞台写真がたっぷり見られます。それから、Intermezzoさんのブログにもカーテンコール写真が載りました。

★7月30日追記:オーストリアのTV局ORFによる、「フィガロの結婚」初日のニュース映像がアップされました。短いですが、舞台の様子も見られます。

サイモン・キーンリーサイドがアルマヴィーヴァ伯爵を歌う、2011年のザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚(Le Nozze di Figaro)」が27日から始まります。ザルツブルク音楽祭のページには、15枚のリハーサル写真や初演時DVDからの抜粋ビデオなどに加え、スザンナ役のマルリス・ペテルセンと「天使」(右写真参照)として劇中に登場するウリ・キルシュ(Uli Kirsch)によるブログ記事(ドイツ語)もアップされています。リハーサル写真を見る限り、キーンリーサイドの左腕のサポーターは取れた様子ですね。これで一安心できます(^^)ところで、初演でも再演でも天使君は伯爵の胸にまっ黒く何か落書きしていたように思いますが、今回は無しでしょうかね?フィガロ役のシュロットはちゃんと設定どおり眼鏡かけてますね。


◆Salzburger Festspiele 2011: Le Nozze di Figaroのページ

◆ORF.at:「フィガロの結婚」初日のニュース映像

◆APA PictureDesk(写真サイト。"salzburg festspiele 2011 figaro"で検索した結果のページです。うまく見られない場合は、こちらのページから検索してください)

◆CTS Photo & Press Service(写真サイト。"keenlyside"で検索すると、60枚ほど舞台写真が見られます。)

◆Simonkeenlyside.infoのページ:舞台写真、批評もまとめられています。



上のページでも案内が記載されていますが、この初日の様子は7月30日にオーストリアのラジオ局Oe1によって放送されます。残念ながら放送後7日間のオンデマンドにはならないとのことですので、日本では頑張って夜更かしする必要がありますね…。ウェブ上から聞くには、リンク先のページ右上にある「Live」の文字をクリックすればプレイヤーが立ち上がります。

7月30日19:30-22:45 (日本時間31日 午前2:30-5:45)
Wolfgang Amadeus Mozart: "Le Nozze di Figaro"(Oe1のページにリンクしています)

Simon Keenlyside, Il Conte Almaviva
Genia Kühmeier, La Contessa Almaviva
Marlis Petersen, Susanna
Erwin Schrott, Figaro
Katija Dragojevic, Cherubino
Marie McLaughlin, Marcellina
Franz-Josef Selig, Bartolo

Robin Ticciati, Conductor
Orchestra of the Age of Enlightenment
Wiener Staatsopernchor
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Kew Gardens

BR-Klassicでも、この初日の模様を8月27日夕方6時5分から(日本時間8月28日午前1時5分から)放送しますよ。 
http://www.br-online.de/br-klassik/programmtipps/

欧州各局で、ぼちぼち放送されるのではないでしょうか。 気をつけていれば、万が一逃してしまっても、挽回策があるかもしれません。
by Kew Gardens (2011-07-26 23:23) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>BR-Klassicでも、この初日の模様を8月27日夕方6時5分から(日本時間8月28日午前1時5分から)放送
情報ありがとうございます!さすがのザルツブルク音楽祭の音源ですから、いろいろなラジオ局で放送されそうですね。できるだけ各局の放送日程をお知らせできるようにしたいと思います。
by Sardanapalus (2011-07-27 23:40) 

Sheva

Hello
これはすごい写真ですよね
Erwin もいろいろUPしてくれていておもしろいですよね~
けっこう彼も役者なんでSimon との芝居が楽しみです。
by Sheva (2011-07-28 21:38) 

alice

今、フランスのラングドック地方を旅しています。この後一旦パリに戻り、8/3からザルツブルグです。

キーンリーサイドの伯爵の写真をありがとうございます。気分を高めつつザルツに乗りこみますね(笑)

ところでシュロットはフィガロの合間に別のコンサートもこなすことになるのね。8/4 のフィガロ、8/6ウィーンでネトレプコとカウフマンと3人のコンサートなのですが。。。
by alice (2011-07-29 02:14) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>これはすごい写真
天使君があまりにも大きいので、最初に見たとき縮尺がおかしいんじゃないかと思っちゃいました(笑)

>Erwin もいろいろUPしてくれていておもしろい
twitter、facebook、自分のページも頻繁に更新してくれて、記事内容も面白いですよね。ファン思いのメッセージもこまめに返信しているのはすごい。私もときどき覗いていますが、この「フィガロ」の期間中は毎日チェックしてしまいそうです!
by Sardanapalus (2011-07-29 19:16) 

Sardanapalus

aliceさん>
今はフランスを堪能中ということですね。帰国後の旅行記が楽しみです!

>8/3からザルツブルグ
苦手な演出なので見れなくてもいいや、なんて思っていましたけど、やっぱりこうして写真などを見ていると見に行きたくなりますね!aliceさん、レポートお願いしますね♪

>8/4 のフィガロ、8/6ウィーンでネトレプコとカウフマンと3人のコンサート
7/29にはミュンヘンでもこのジョイントコンサートやりますよね。何だか凄いスケジュールですけど、移動時間も少ないし大丈夫ってことかしら?
by Sardanapalus (2011-07-29 19:34) 

galahad

この天使はどうしても担がなきゃいけないんでしょうかね?
せっかくサポーターもとれたようなのに、またこれで肩でも痛めたりなさらないか心配。 見てる側にもへんな緊張を強いるのはいやだわ。

by galahad (2011-07-29 21:39) 

Sardanapalus

galahadさん>
>この天使はどうしても担がなきゃいけないんでしょうかね?
初演のスコウフスも頑張っていましたが、今回も同じように天使にいじめられながらアリアを歌う演出になっているそうです。どうしても、担ぐ必要があるみたいですね。

>見てる側にもへんな緊張を強いる
ここだけじゃなくて、舞台上の動きでハラハラさせられるところがいくつかあって、そういう部分が気になってしまうのもこの演出が好きになれない原因かもしれません。どうせやるなら歌手が歌っている横でアクション俳優にでも本格的にドタバタやってもらえばもっと落ち着いて見ていられそうですけどね~。
by Sardanapalus (2011-07-30 22:18) 

Kew Gardens

写真紹介、ありがとうございました。 それにしても、凄いバトル写真。 これって、"Hai gia vinta la causa!"のところですよね? 力はいっているわね、と思いましたが、この状態で歌えといわれれば、あーなるしかないかも。 アリアが終わった後の拍手がすごかったですが、あの状態で歌ったとなれば、当然ということでしょうか。 

ところで、この天使君のほうがKeenlysideより体が大きく見えます。 今度は”肩を脱臼”とかならないよう祈っております。 今日は確かお誕生日でしたね。 また一つお年寄りになるので、体を大切にしてもらいたいです。 2011-2012は今年以上にスケジュールびっしりですから。
by Kew Gardens (2011-08-03 17:13) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>それにしても、凄いバトル写真
この前後の写真も見ると、あの力の入った歌唱も納得ですよね。本当、新しい怪我をしないように気を付けてもらいたいです。

初演のスコウフスは大柄なので軽々と天使君を乗っけていましたけど、キーンリーサイドだと本当に潰されそう(^_^;)このアリアの部分だけでも、映像で見てみたいです~。Kew Gardensさんはもうすぐご覧になりますね!ぜひ感想をお聞かせください。

>今日は確かお誕生日
そうです!先ほど、記事をアップしました。(といっても簡単なものですが)来シーズンはかなり忙しいスケジュールになりそうですが、ファンとしてはあれこれ楽しみですよね♪
by Sardanapalus (2011-08-03 21:09) 

Kew Gardens

11日と13日の公演をみてきましたが、とてもよかったですよ。 Mozartのオペラはアンサンブルが素晴らしかったことを再認識しました。 特に、13日は千秋楽ということもありますが、オケも出演者ものりのりで、お客さんもそれによく反応していました。 

Schrott =フィガロ、Petersen=スザンナ、Keenlyside=公爵、 Kuhmeier =公爵夫人、それぞれが持ち味を十二分に発揮していたのは当然ですが、脇を固める布陣も見事。 なかでもケルビーノを歌ったDragojevicが、気にいりました。 軽やかながら、メゾ独特の深みのある声で、大人になりかけの少年の雰囲気にぴったりでした。 みなさん、共演者とのやりとり・気遣いが動作にも歌唱にも現れていたと思います。 歌のアンサンブルは勿論のこと、振り付けもびしっと合っていて、芸達者が揃ったなぁ、という感じでした。 

それにしてもSchrottは体のキレがいいですね。 ネットで録音を聞いたときは、レチタチーボが単なるおしゃべりになって、さらにイタリア語ではないイントネーションで“????”でしたが、舞台を見たら、そんなことを気にしないくらい。 Act 1部屋の大きさを測りながら歌う所なんて、見事なパントマイム動作でした。

さて、Keenlysideは、絶好調だったのではないでしょうか。 11日もMacbethの時からの好調さを保っているのが確認できましたが、13日はお約束通り(?)最初から飛ばして、弾けていました。 神経衰弱な伯爵ということで、ひっきりなしに腕時計を気にしたり、鳥の死骸をいやな物を持つようにハンカチでつかんだり、血がついたらハンカチで拭くのを躊躇して、カーテンで手を拭いたり・・・・。 どこからどこまで演出家の指示なのかわかりませんが、細部にわたる演技には、いつもながら脱帽です。 レチタチーボも音色や強弱を変えて、表情豊か。 

天使君にいたぶられながら歌う”Hai jia vinta la causa”がやはり一番の見所でしたでしょうか。 途中天使君に突き飛ばされ、音をたてて壁に激突、その後、倒れると、左足をつかまれて下手から上手に引きずられていくのですが、この場面では腰から下は床についていますが、右脇を床につけてではなく、上半身は浮かせていました。 この間ずっと歌っているわけで、腹筋がすごい! 後から聞きましたが、やはり”It’s annoying”と言っていました。“でも大丈夫!”だそう。 とにかく、ケガしなくてよかったです。 公爵、パパゲーノ、ドン・ジョバンニといったMozartのレパートリーは大切だとインタビューでも話していましたが、ご本人も楽しまれていたのではないかしら。 

ところで、Guthはアリアをカットしたり、歌手の動きを多少変えていましたが、2006年のプレミアとは全く別の作品になっていたと思います。 DVDは2回ほどしかみていないですが、プレミア版はちょっと生真面目フィガロ、怖い公爵で、ブラックユーモアな作品。 一方今回は、シニカルなところは薄れて、純粋コメディーになっていました。 天使君が登場しなくても、混乱とあたふたしている登場人物に笑わされたことでしょう。 隣に座ったドイツ人ご夫婦は、Salzburgにサマーハウスをお持ちだそうで(金持ち!)、毎年フェスティバルをご鑑賞とのこと。 プレミアをみたそうですが、今回は歌手が揃っているので再度見ることにしたが、こちらのほうが良いし、楽しいとおっしゃっていました。
by Kew Gardens (2011-08-15 19:49) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
素晴らしい感想コメントありがとうございました~!ラジオで聞いただけでも、バランスのとれたキャストだと思いましたが、きっと最終日は皆さん力を出し切って素晴らしかったでしょうね。プレミアの時は、仰る通りダークな笑いというか、笑えないコメディという感じが強かったですが、今回の公演は純粋に楽しそうですね。シュロットは録音よりも生で聞くと存在感がありますよね。ROHで聞いた時に、Kew Gardensさんと同じ感想を持ちました。ただ、その頃は周囲から浮いた演技だったので、その辺りは成長したということでしょうか。

>鳥の死骸をいやな物を持つようにハンカチでつかんだり、血がついたらハンカチで拭くのを躊躇して、カーテンで手を拭いたり
色々な批評でも、「神経症」な伯爵って書かれていましたね!(^^)こういうしぐさをさせたら、キーンリーサイドは本当にうまいと思います。

>やはり”It’s annoying”
そうでしょうね。でも、それでも演出家に従って毎回ボコられ、その上できちんとアリアも歌いきるところはさすがプロですね。この演出はスコウフス、フィンリー、キーンリーサイドと演技もできる歌手が伯爵を歌ってくれたからラッキーだったと思います。次の再演があるとしたら、誰になるでしょう?
by Sardanapalus (2011-08-16 00:43) 

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