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シンプル・ギフト [Keenlyside]

Simple Gifts 悪い子いねぇか~? 

byなまはげ(^_^;)

と言いたくなる迫力のジャケットですが、これがイギリスの人気バス=バリトン、ブリン・ターフェル(Bryn Terfel)のニューアルバム「シンプル・ギフト(Simple Gifts)」です。日本版の発売は11月23日らしいですが、こちらでは既に発売中です。何でここでターフェル?と思われるかもしれませんが、理由はカンタン、サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)がこのアルバムにゲストとして参加しているからです。しかも、レコーディング嫌いな彼にしては珍しく2曲も!(笑)こりゃターフェル様々かしら?

曲はペルゴレージ(Pergolesi)「スタバト・マーター・ドロローサ(Stabat Mater Dolorosa)」と、アディエマスの創設者カール・ジェンキンズ(Karl Jenkins)「アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave Verum Corpus)」。どちらもバリトン2人のデュエットですが、ペルゴレージの方は本来ソプラノとアルトで歌われるもので、かなりの有名曲です。この録音は男声×2で歌われているので、曲の印象も違うし、全体的にかなり重厚です(笑)興味のある方はこちらから試聴できます(2曲目)。ジェンキンズの方は、ターフェルのためにかかれた新曲というだけあって、低音の声が綺麗に聞こえるメロディだと思います。どちらかと言えば、こっちの方が心穏やかに聞いていられるかも。

今回久しぶりにターフェルの声をじっくりと聞いたわけですが、う~ん、やっぱり私の好みじゃない(^_^;)これはいいかも、と思う曲もあるのですが、全体を通して聞くと、どれもこれも同じ歌い方で飽きてしまうと言うか、お腹いっぱいになっちゃうというか。1枚聞き終わるころには胃もたれがしそうな感じなのです。もちろん、好きな方はどっぷりと彼の世界に浸れると思うのですが、私にはちょっとくどすぎます(笑)それでもこのCD、売り場のヒットチャートでポップスやロックに混ざって只今6位でした!(@_@)凄いな~。クラシックのCDが普通のチャートでトップ10入りですよ。さすがは国の宝と言われるだけはありますねぇ。キーンリーサイド以外にも、ターフェルと同郷のテノール歌手アレッド・ジョーンズ(Aled Jones)とギタリストのジョン・ウィリアムズ(John Williams)がゲストで参加していますが、ウィリアムズのギターは相変わらず素晴らしい~!一度は生で聞いてみたいものです。


おまけ

ブックレットの中の写真。2人とも歌手が本職とは思えないですね(^_^;)デュエットしているのは2曲とも敬虔な宗教曲なのに、こんな格好で歌ってるとは…。いや、声さえ良ければどんな格好で歌ってようと文句は無いですけどね~。Tシャツ着てるせいか、ターフェルはラグビー、キーンリーサイドはサッカーの選手に見えます(笑)


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Sheva

>>>ペルゴレーシ(Pergolesi)の「スタバト・マーター・ドロローサ(Stabat Mater Dolorosa)」
Linkありがとうございます。
あ~ステキです。何度も聴いてしまいました♪♪♪
by Sheva (2005-10-12 21:15) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>「スタバト・マーター・ドロローサ(Stabat Mater Dolorosa)」
>ステキです
気に入っていただけて何よりです♪ジェンキンズの曲も素敵ですよ。日本盤にこだわらないなら輸入盤がそのうち大きなCD屋の店頭などに並ぶと思いますので、そちらで聞いてみてください。ブックレットの写真の2人が余りにもオペラ歌手のイメージとかけ離れていて笑ったので記事に追加しておきました。キーンリーサイドは見事に坊主頭ですね(笑)
by Sardanapalus (2005-10-12 23:36) 

Tシャツのサイモン

わ~うれしい~~  感謝です。
UKでは1984も放映されるし、
BillyBuddは生でラジオでやるんですねえ。
ラジオは日本でも聴ける?ようなので楽しみです。
すんごく楽しみ。でもブリテンのオペラって英語ですか?だったら少しは意味がわかるかな?
ブリテンは苦手なのだよね。聴いていると、頭狂いそうになります。

1984ってマゼールがまさか作曲したんですか。信じられない。
彼はヴァイオリニストでもあったんですね。
by Tシャツのサイモン (2005-10-13 00:31) 

Sheva

上記の「Tシャツのサイモン」 はShevaです。また間違えちゃいました。何度もごめんなさい。
by Sheva (2005-10-13 00:32) 

Sardanapalus

>ラジオは日本でも聴ける?
聞けますよ~。また近くなったら記事にしますね。

>ブリテンのオペラって英語ですか?
はい、英語です、恐ろしいことに(笑)「ビリー・バッド」は歌詞が聞き取りにくいオペラの代名詞ですね。ちなみに、私もブリテンは苦手です(^_^;)下にリンクした記事のコメント欄とTB先の記事を見ていただければ、このオペラのイメージがつかめるんじゃないかと思います。
http://blog.so-net.ne.jp/sardanapalus/2005-08-03

>1984ってマゼールがまさか作曲したんですか
そうですよ~。自分で作曲、指揮してプレミアでした。さらに資金のほとんども自前だったそうです。批評家からは散々「ミュージカルみたい」とか「独創性が無い」とかこき下ろされてましたけど、ブリテンよりは聞きやすかったし、個人的には気に入ってます。
by Sardanapalus (2005-10-13 01:15) 

ロンドンの椿姫

このスタバト・マーター大好き!! 自分のお葬式用に何曲か選ぶとしたら絶対入ります。私が知っているのはCバルトリとJアンダーソン、AショルとBボニーの二種類ですが、どちらも好き。4、5年前にプロムスでAショルと妹のエリザベス・ショルのデュエットを生で聞きましたが、それもとても素敵でした。もう一種類増えて嬉しいです。ブリンの声がこの曲に合ってるとはとても思えないけど。ブリンの声はあまり好きではないけど、4、5年前のROHでのリサイタル(リサイタルやってたときもあるんです)、変化に富んでさすがだと思いました。

1984年、テレビでいつやるのかわかったら教えてね。

http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2005-10-13 05:19) 

アレグラ

shevaさまのお宅に先日おじゃましたアレグラです。こちらでは初めまして。
アレッド・ジョーンズって、かつてのスーパー・ボーイソプラノですよね?CDを何故か3枚も持っているので、「オトナになっても歌ってたんだ・・・」と感慨ひとしおです。
by アレグラ (2005-10-13 16:31) 

Sardanapalus

ロンドンの椿姫さん>
>スタバト・マーター大好き!!
確かに、私も葬式で使いたいですね。その時はショルとボニーのCDに登場していただきましょう。

>ブリンの声がこの曲に合ってるとはとても思えないけど
>変化に富んでさすが
彼の声は、生で、オペラで聞くのが私にとって一番よさそうです。ヴォータンはくどいとは思わなかったし(笑)、映像で見たフィガロもレポレッロも好きだし。
by Sardanapalus (2005-10-13 18:15) 

Sardanapalus

アレグラさん>
ようこそおいでくださいました♪コメントありがとうございます。

>アレッド・ジョーンズって、かつてのスーパー・ボーイソプラノ
調べてみたら確かにそうでした!そうか~それでどこかで聞いた名前だと思ったんだ~。今やクラシック・クロスオーバーもしくはライト・クラシックの人気テナーですよ。私はそういうジャンルがいまいち好みで無いのでしっかり聞いたことはないんですけど(^_^;)
by Sardanapalus (2005-10-13 18:19) 

・・・キーンさん、声が密で、やっぱほんと美声ですね。
by (2005-10-13 23:58) 

euridice

>ブックレットの中の写真
なんだか凄いですね^^;

>シンプル・ギフト(Simple Gifts
聴きました。こうやってかなり沢山聴けるなんて・・
凄いですね^^!
男声二重唱のスタバト・マーテルははじめてかも。
どこかで耳にしたなじみやすい曲ばかりですね。
by euridice (2005-10-14 00:44) 

ロンドンの椿姫

アレッド・ジョーンズは、あのボーイソプラノ少年がそのまま大人になって、今や良いお父さん。テレビ(songs of praiseという教会からの生中継)やラジオ(classic FMのDJ)などで活躍してますよね。
ちょっと前にはセレブが生まれてはじめて社交ダンスに挑戦するBBC番組にも出ていて、結構いいところまで勝ち進んでましたよ。ちょっと太り気味でダンス体型ではないけど、さすが音楽やってる人はリズム感がなかなかいいなと。以外にスポーツ選手は駄目な人も多いようですが。
歌の方は、CDは売れてるようですが、私もああいう中途半端なのは興味ないです。マイク無しで歌えるのか、それともクラシックを歌うポップ歌手か?後者のようですけね。
http://ameblo.jp/peraperaopera/
by ロンドンの椿姫 (2005-10-14 07:37) 

Sardanapalus

りょーさん>
>キーンさん
>やっぱほんと美声
オペラも歌曲もいいですが、こういう宗教曲にもぴったりの声だと思います。

euridiceさん>
>>ブックレットの中の写真
>なんだか凄い
何かよく分かりませんけど、そこはかとない違和感がありますよね(笑)

>>シンプル・ギフト
>どこかで耳にしたなじみやすい曲ばかり
ずばり、それが選曲基準になっているとどこかで見ました。

ロンドンの椿姫さん>
ジョーンズ情報ありがとうございます。お父さんだったのか~それは初耳です。それから、あの社交ダンス番組に出ていたのですか。確かにちょっとぽっちゃりさんですが、踊りはOKなんですね(^_^;)
by Sardanapalus (2005-10-14 08:34) 

Sheva

カルミナ・ブラーナのVideoクリップ教えていただいて感謝です!
Burning inside, 彼にぴったりの歌。
めっちゃかっこいい~ですね。
しかも素顔だし~ すばらしい。
しかも指揮がティーレマンですね。
DLしたらいきなりPCが歌いだしてびっくりしました~
丁度日本ではMET来日公演宣伝特番をやっていました。
レヴァイン、アラーニャ、フレミング、ドミンゴなどが登場しました。
ドミンゴは全幕の来日はもう最後かもね、とおどかしてました。
べっらべらイタリア語でしゃべってました。
アラーニャ君、君はボローニャの方でしょ! と突っ込みつつ。
by Sheva (2005-10-15 14:19) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>カルミナ・ブラーナのVideoクリップ
気に入っていただけて嬉しいです。あんなふうに電車の中で歌っているときに遭遇したい(笑)ティーレマン指揮のこの「カルミナ・ブラーナ」のCD、ソプラノがちょっと弱いですが癖があってもなかなかの名演で、キーンリーサイドのソロはどれも気に入ってます。彼の歌を堪能したかったらお勧めですよ~。

>MET来日公演宣伝特番
情報ありがとうございます!見れないので嬉しいです♪アラーニャまで登場とは(笑)本当に、君はボローニャでしょ!
by Sardanapalus (2005-10-15 21:29) 

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