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良いニュース、悪いニュース [Keenlyside]

サイドバーにも書きましたが、サイモン・キーンリーサイドが8月19日にロイヤル・バレエ団プリンシパルダンサーのゼナイダ・ヤノフスキー(Zenaida Yanowsky)結婚したそうです。本当におめでとうございます~!素晴らしいお相手が見つかって良かったですね。はっきり言って、こんなに素敵な女性と結婚できるなんてキーンリーサイドが羨ましい!


2つ目の嬉しいニュースはコヴェント・ガーデンのサイト上にビデオクリップのページができて、その中にキーンリーサイドがプロスペロを歌ったトマス・アデス(Thomas Ades)「テンペスト(Tempest)」のクリップが登場したことです。写真からクリップに直リンクしています。キーンリーサイドのプロスペロとシンディア・シーデン(Cyndia Sieden)のアリエルが会話してますが、はっきり言ってアリエルの声は高すぎて何言ってるのか聞き取れません(^_^;)メロディも凄けりゃ舞台美術や衣装も凄い…ということで、色んな意味で必見です。しかし、こんなグラム・ロックな隠居爺さんどこにいるのよ?(笑)

どうやらコヴェント・ガーデンのビデオはキャストやスタッフのコメントの場合と公演映像の場合があるようですが「トロヴァトーレ」、「蝶々夫人」、「テンペスト」、「ファウスト」は舞台映像のようです。何でここを選ぶのか?と言いたくなるものもありますが、マクヴィカー演出の「ファウスト」のクリップは面白い部分を選択していますね。ここ、振付と曲が不思議に合っていて個人的にはかなり好きな場面です。


3つ目は、以前紹介したトリシャ・ブラウン(Trisha Brown)演出、レネ・ヤーコプス(Rene Jacobs)指揮のモンテヴェルディ「オルフェオ(Orfeo)」のDVDが10月にフランスのHarmonia Mundiから発売されることになったそうです。特典としてメイキングもついているそうなので、リージョン情報や発売日など細かいことはまだ不明ですが楽しみです!(これまでのDVDからすると、リージョンALLでPALだと思います)演出もぶっ飛びですが、何より演奏の方が生き生きとしていて新鮮ですので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。(Thanks to simonkeenlyside.info:19 August 2006のDiscography参照)


更に、2008年に発売予定とされているヤーコプス指揮のCD「ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)」の予定キャストLiberation.frの記事に紹介されていました。個人的に、キーンリーサイドのジョヴァンニ、ロレンツォ・レガッツォ(Lorenzo Regazzo)のレポレッロ、ミヒャエル・シャーデ(Michael Schade)のオッターヴィオという男声陣に大注目です。レガッツォはヤーコプスの「フィガロの結婚」でもフィガロを歌ったバス歌手で、モネ歌劇場でキーンリーサイドと主従になったこともありますのでコンビネーションはバッチリでしょう。レガッツォのレポレッロは半分予想してましたが、シャーデがオッターヴィオとは嬉しい限りです♪女声陣はスヴェトラーナ・ドネヴァ(Svetlana Doneva)がアンナ、アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ(Alexandrina Pendatchanska)がエルヴィーラ、イム・スンハエ(Sunhae Im)がツェルリーナだそうです。


それから悪いニュースですが、キーンリーサイドのシカゴ・リリックオペラデビューになるはずだった9月~10月公演の「タウリスのイピゲネイア(Iphigenie en Tauride)」でのオレステ役をキャンセルしました。理由は腰痛だそうですが、playbillarts.comによると、これは数年前の落下事故による怪我だそうで、治療のために3ヶ月休養をとるそうです。この事故って例のロイヤル・オペラで奈落に落ちた時のこと?古傷になってしまったんでしょうか。それでも、今月末のエディンバラでのリサイタルと9月3日ルツェルンでのセミ・ステージ公演「ファルスタッフ」のフォードは歌うようです。シカゴのキャンセルは残念ですが、しっかり治療に専念して12月のウィーンの「ドン・カルロ」にはバッチリ復帰して欲しいです。


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コメント 4

キーンさん!おめでとうございます!!!
本当に素敵なお嫁さん、というか、冗談抜きで運動神経抜群な素敵なカップルですね♪

腰痛が悪化したというより、この機会に治そうということでしょうか。せっかく新婚さんなんだし、ちょっとくらい休暇があったっていいですよねー。無理せずしっかり治して、で、12月にはキーンさん、バリバリ元気で舞台に戻ってきてね~~(^0^)/
by (2006-08-27 00:03) 

Bowles

最近フランスのDVDも、オペラ・音楽ものはNTSC/0のものが多くなってきたので、多分PALではないと思います。私もあの映像、持っていますが、きれいな画面で観られるようになるのは、とても嬉しい(笑)。

キーンリーサイドとレガツツォ、どちらも芝居が上手だから、面白いものになるでしょうね。レガッツォ、今年のペーザロでも驚異的な歌を聴かせてくれました。
by Bowles (2006-08-27 03:34) 

へえ結婚ですか。
ヤーコプスのドン・ジョヴァンニ、確かに男声がよさげですね。しかしペンダチャンスカは苦手です。なのでティートも買わなかった。。。
by (2006-08-27 21:23) 

Sardanapalus

りょーさん>
>せっかく新婚さんなんだし、ちょっとくらい休暇があったって
案外それが休養時期をこの時期にした本当の理由だったりして(笑)本当に、12月の「ドン・カルロ」には元気に戻ってきて欲しいです。

Bowlesさん>
DVDのフォーマット情報ありがとうございます。NTSCなら日本のプレイヤーでも問題ないですね。

>キーンリーサイドとレガツツォ、どちらも芝居が上手だから、面白いものになる
「フィガロの結婚」からの持ち上がりコンビですし、レチタティーヴォが本当に楽しみです♪

gonさん>
またまたnice!ありがとうございます。

>ペンダチャンスカは苦手
私は聞いたことの無い歌手なのですが、いい批評を読んだ事がありません…(^_^;)エルヴィーラが今一の「ドン・ジョヴァンニ」なんてありえない!「皇帝ティートの慈悲」買って聞いてみようかなぁ~でも、オペラ自体があまり好きじゃないんですよね(^_^;)
by Sardanapalus (2006-08-28 00:05) 

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