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チャリティー用落書きとウィーンの「ドン・カルロ」 [Keenlyside]

今年もイギリスではてんかん治療へのチャリティーを行うNational Doodle Day(2月23日)に向けて、有名人の落書き(Doodle)が集まってきています。寄付された全ての落書きはイギリスのeBayで2月23日にオークションにかけられます。一昨年、昨年と参加したサイモン・キーンリーサイドは当然今年も参加、ということで右がその落書きです。もっと大きいサイズで隅々まで見たい方はsimonkeenlyside.infoへどうぞ。

去年は東京の飛行場(成田でしょうね)で描いた作品でしたが、今年はウィーンでの「ドン・カルロ」。ちょっとごちゃごちゃしてますが、テノールの高音で「Salvator!」と歌うのが聞こえて、てっきりカルロの声だと思ってやってきたロドリーゴが吊るされた七面鳥に驚いてる図(笑)です。クリスマスシーズンでしたね~そういえば(玉座にはヒイラギが飾ってあったりします)。ところで、右上に第3幕第2場(カルロの牢屋の場面)って書いてありますが、じゃあロドリーゴは七面鳥の身代わりで死んじゃう…の?それともカルロと2人で「ちょうどいい」とか言いながら食べちゃったりして(笑)


このウィーンの「ドン・カルロ」の感想がネット上にいくつかアップされているので紹介させていただきます。まずは日本語のもの。

更新を停止していてもホセ・クーラの情報満載で楽しいりょーさんのブログ(後半の方には舞台スケッチまで載っています!)
Bravissimi!!:ドン・カルロ 06年12月 ウィーン国立歌劇場 前半。
Bravissimi!!:ドン・カルロ 06年12月 ウィーン国立歌劇場 後半。

いつもイギリスのクラシック情報でお世話になっているdognorahさんのブログ
By the Thames:ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」公演

ausdrucksvollさんのブログ
Ganze Lieben, Ganze Freuden:ホセ・クーラのドン・カルロ

yodorupandaさんのブログ
mein Schaetzchen:12月21日 Don Carlo(it.)

しえるさんのブログ
雑記帳:ドン・カルロ(1)~ウィーン国立歌劇場
雑記帳:ドン・カルロ(2)~ウィーン国立歌劇場


皆さんこの豪華キャストによる公演を聞けて満足の一夜だった、というなんとも羨ましくなってしまう感想です。下手な批評を読むよりはこういう感想の方が何倍も面白いので紹介させていただきました。何故かexblogユーザーの方が多いですね…。ファンとしては、キーンリサイドの評判が良いのが嬉しいです(^^)他にも、ドイツ語の批評へリンクを貼った記事のコメント欄(7個目と14個目)にも2つの素晴らしいレポートを投稿していただきましたので、一緒にどうぞ~。

残るひとつは英語の感想で、カルロを歌ったホセ・クーラのファンのホームページBravo, Cura!に写真つきで載っています。こちらからどうぞ。Zsuzsanna's Don Carlo Reportというチューリッヒとウィーンの2つの演出を比較したもので、当然クーラ中心ですが演出に対する細かい指摘があってなかなか面白いです。キーンリーサイドについては、死ぬ場面がとにかく素晴らしかったと書いてありますね。2枚ついている写真も豪華な異端審問の場面で、巨大なサルミネンとか、マルタ騎士団の礼服を着ているロドリーゴとか、やけにかっこいいカルロなんかが見れます。良かった、不良オヤジ達に見えるのはこの写真↓だけみたいです(^^)
        


さて、キーンリーサイドは年始もウィーンで伯爵@「フィガロの結婚」です。昨日が初日でしたが、フィガロを歌うはずだったエルヴィン・シュロット(Erwin Schrott)は代役でした。あらら、風邪かな?大したこと無いと良いですね。


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YUKI

イギリスではチャリティーの為の落書きがあるのですねぇ?!(^^;)
落書きって言葉自体の響きはちょっと・・・って感じですが凄く芸術的な作品ですねぇ!(^_^)
諷刺画って感じで面白いです!(^o^)
by YUKI (2007-01-07 13:11) 

Ausdrucksvoll

私の方からもTBさせていただきました。キーンリーサイドはフィガロの結婚でも歌ってるので、ウィーン国立歌劇場の楽屋口付近にはたくさん彼の写真が貼ってあります。なかなかよく撮れてて素敵です☆
by Ausdrucksvoll (2007-01-07 18:35) 

ロンドンの椿姫

サイモンのdrawingの数々、見れば見るほど素晴らしいですね。筆が走ってます。
ヴィリャゾンもcartoonは玄人はだし、というより元プロのようですが、サイモンのは素人らしさが残ってていいですね。
by ロンドンの椿姫 (2007-01-07 19:20) 

ヴァラリン

キーンリさんの絵、ユーモアがあって楽しいです(^^)
遅ればせながら、今年も宜しくお願いします。

>エルヴィン・シュロット(Erwin Schrott)は代役
あら?12月30日には元気に歌ってたのに…>D.G@Valencia
by ヴァラリン (2007-01-07 19:36) 

うははは(^_^;)
キーンさん流石です。
やだもう~、こっちはキーンさんの演技に涙してるのにっ。
うん、でも確かにこういう膝上まであるロングブーツ履いてました。
帽子もほんとにこういう羽根がたくさん付いてるの。
>カルロと2人で「ちょうどいい」
とりあえず監獄で軍鶏鍋(←違う)ですかね。鍋奉行はどっちかな。
by (2007-01-07 20:12) 

Sardanapalus

YUKIさん>
>チャリティーの為の落書き
特に有名人の落書き(本当に落書きレベルのものが殆どです^_^;)はオークションで高値がつくので、毎年様々な分野の著名人が参加しています。

>諷刺画って感じ
こういうところにイギリス人らしさが出てますね(笑)


Ausdrucksvollさん>
コメントとTBありがとうございます。これからキーンリーサイドのことが気になったらぜひ遊びに来てください。

>ウィーン国立歌劇場の楽屋口付近にはたくさん彼の写真が
うわ~私がウィーンにいたら毎日歌劇場の周りに出没してますよ(笑)

ロンドンの椿姫さん>
楽しんでいただけたなら紹介した甲斐があります。そうそう、ヴィリャゾンもよく描いてますよね。
by Sardanapalus (2007-01-07 20:57) 

Sardanapalus

ヴァラリンさん>
お帰りなさいませ~。今年もよろしくお願いします。

>>エルヴィン・シュロット(Erwin Schrott)は代役
>あら?12月30日には元気に歌ってたのに…>D.G@Valencia
ということは…!?ヴァラリンさん宅でのレポート楽しみにしています♪(^^)

りょーさん>
>こっちはキーンさんの演技に涙してるのにっ
ですよねえ?そんなときに歌ってる本人はこんな絵を描いてました(笑)

>>カルロと2人で「ちょうどいい」
>とりあえず監獄で軍鶏鍋(←違う)ですかね。鍋奉行はどっちかな。
鍋が用意できないからただのローストかもしれません。いずれにしても、世話焼きのロドリーゴが手際よく調理してしまうことでしょう。
by Sardanapalus (2007-01-07 21:04) 

しえる

はじめまして。コメントとTB、ありがとうございました!
先日、CD "Tales of Opera"を購入しました。歌はもちろん素晴らしいのですが、歌詞カードの文章とイラストにびっくりさせられました(!)。なんとも多才な方ですね~。
by しえる (2007-02-10 00:12) 

Sardanapalus

しえるさん>
はじめまして!ようこそいらっしゃいました~。これからもよろしくお願いします。

>歌詞カードの文章とイラストにびっくり
ライナーノートを書く人はいても、イラストまで載せる人はあまりいないですよね。本人はインタビューで「どうしても載せるんだ、って押し切った!」って威張ってましたよ(笑)他にも↓でいくつか見れます。
http://www.simonkeenlyside.info/Articles/Doodles.html
by Sardanapalus (2007-02-10 00:31) 

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