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サイモン・キーンリーサイド(2):今日で46歳の男 [Keenlyside]

今日8月3日は、このブログの話題の3分の1程を占めているサイモン・キーンリーサイドの誕生日です。ということで、

お誕生日おめでとうございます!(^o^)/

I wish you a very happy Birthday, Mr Keenlyside!

怪我の無い1年になると良いですね(笑)今年の終わりにまとめて歌うビリー・バッド役は実年齢-30歳ですか。そりゃ確かに最後にしたいでしょうけど、まだまだ舞台上なら16歳(キーンリーサイドの説)くらいのティーンエージャーでいけますよ。ということで写真は2000年のビリー・バッド@コヴェント・ガーデン。

誕生日なので以前の記事で紹介できなかった情報をざっと集めてみました。


SimonKeenlyside.info(英語)
ファンによるキーンリーサイドの情報ページ。バイオグラフィー、ディスコグラフィー、過去の公演情報、これからのスケジュールなどが写真と一緒に紹介されています。最近出来たばかりで公演情報はまだ工事中のところもありますが、秘蔵(?)写真もいっぱいなのでファンなら絶対ブックマークしておくべきサイトですね(笑)



これからの予定(2005年)

<追記:クリーヴランダーさん提供(時間はロンドン時間)>
8月20日(土)   NPR World of Opera(ラジオ)
18:30-22:00     パリ国立オペラ
           ドビュッシー「ペレアスとメリザンド(Pelleas et Melisande)」
          ペレアス(Pelleas)役
           共演:ミレイル・デルンシュ、ホセ・ファン・ダム
           シルヴァン・カンブルラン指揮(バスティーユ歌劇場 2004年9月)
※NPR系列局の中で音質の良い局を2,3挙げておきます。
WUFTWRTI 20日(土)18:30-22:00
WDAV
28(日)00:00-03:00、WOI-FM 29(月)00:00-03:30

※この公演のレヴューはこちらから
http://www.netzeitung.de/voic eofgermany/kulturnews/305329.h tml(ドイツ語)
http://www.altamusica.com/con certs/document.php?action=More Document&DocRef=2142&D ossierRef=1881(フランス語)
http://www.concertonet.com/scripts/review.php?ID_review=2575(フランス語)
http://www.forumopera.com/concerts/pelleas_paris_04.htm(フランス語)


8月25日(木)
  シューベルティアーデ(Schubertiade)(ドイツ語ページ)
   16:00~     ハイドン「交響曲第52番」
 (現地時間)    J.S. バッハ「カンタータ BWV82」
            モーツァルト「交響曲第40番」
※オーストリアのラジオ局「Oe1」が27日(土)10:05(現地時間)から録音を放送。ストリーム可(Windows Media Player)


9月10日(土)
  コヴェントガーデン(Royal Opera Covent Garden)
  13日(火)  ドニゼッティ「ドム・セバスティアン(Dom Sebastien)」
          (コンサートパフォーマンス)
          アバヤルドス(Abayaldos)役                


9月24日(土)  バイエルン州立歌劇場来日公演
      28日(水)  ワーグナー「タンホイザー(Tannhaeuser)」
10月1日(土)  ヴォルフラム(Wolfram von Eschenbach)役


10月4日(火)  ベルギー・モネ歌劇場来日公演
   6日(木)  モーツァルト「ドン・ジョバンニ(Don Giovanni)」
   8日(土)  ドン・ジョバンニ(Don Giovanni)役


10月27日(木)  
ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)(英語)
        30日(日)  ブリテン「ビリー・バッド(Billy Budd)」
11月1日(火)  ビリー・バッド(Billy Budd)役


12月3日(土)   イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)
    5日(月)      ブリテン「ビリー・バッド(Billy Budd)」
   8日(木)       ビリー・バッド(Billy Budd)役
  10日(土)
  12日(月)
  14日(水)
  17日(土)



こうして書いてみると、まだまだ先だと思っていた来日ももうすぐですね!ということは、私の論文の提出期限ももうすぐだわ(^_^;)嬉しいような、苦しいような。個人的には9月のドム・セバスティアンも注目しています。何てったってレナート・ブルソン(Renato Bruson)が本当~に久しぶりにコヴェント・ガーデンに出るのです。低音好きとしては正に聞き逃せない公演!この頃には論文も仕上がっていなくては落第なので、何とかなりそうかな。


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コメント 28

euridice

>キーンリーサイドの誕生日
おめでとうございま〜〜す^^!
いよいよ円熟期ってところかしら。
by euridice (2005-08-04 06:28) 

せり

8月3日が彼の誕生日なんですか。
サイモンの情報ページありがとうございます。しっかりお気に入りに登録しました。これから出かけるのであとでゆっくり見ることにします。おかげさまで楽しみが増えました。
このスケジュールだと9月末から10月初めはずっと日本に滞在するのかしら?バイエルンとモネは招聘元が違うので、なんだか別々に来日するような気がしてましたが。
ディーマのコンサートも終わっちゃったし、これからは10月を楽しみにしてすごします!
Sardanapalusさんも論文頑張って仕上げてね。
by せり (2005-08-04 07:07) 

Sardanapalus

euridiceさん>
>いよいよ円熟期
ですね!「もっとリサイタルやりたい」と言っているのが今後のスケジュールにどう影響してくるのか興味深々です。個人的には彼のリートもいっぱい聞きたいので…。

せりさん>
>サイモンの情報ページ
見所いっぱいですよv(笑)もはやここでしか読めないイラジオのンタビュー等もありますし、公演記録のページに写真も色々ありますし。
>9月末から10月初めはずっと日本に滞在
だと思います。ヴォルフラムの公演とドン・ジョバンニのリハーサルが被りそうなくらいかなりの過密スケジュールですから、嫌でもずっと東京でしょう。あ、でもタンホイザーの公演は間が空いているからその辺で山とか登ってそうだな(笑)そういえば、来日公演のリハーサルってどれくらいやるんでしょうね?

>論文頑張って仕上げてね
ありがとうございます~!!元気が出ます♪よし、明日は書くぞー!

それにしても、お二人とも朝お早いですね!こちらは今真夜中です。
by Sardanapalus (2005-08-04 08:08) 

keyaki

8月3日で、49才ってことですか。お誕生日おめでとう!です。
ウィーンのビリー・バッドをちょっとクリックしてみたら、ありゃーーー、昨日届いた雑誌に載っていたのと同じ演出ではないですか。恥ずかしながら、ビリー・バッドって全く知らないオペラなんですが、船の甲板に、血だらけで転がされているのが、ビリーさんですか?
雑誌に出ていたのは、イタリアのジェノヴァの6月の公演でしたが、ビリーは、Dwayne Croftで、ビリーをいじめてる?役がレイミーでした。
私レイミーのファンではない(ライモンディ好きは、だいたい彼の歌い方は好きではない)のですが、まあ、年齢的に同じだし、勝手に比べる人が多いので(日本ではレイミーの方が人気があるみたい)動向を気にしているという程度ですけど。
彼は、2000年頃から、声の揺れが激しく、??なんですが、これって、英語では"wobble"と言われていますけど、イタリアの雑誌ではballo,ballandoと書かれてました。声が踊るわけね、なるほど・・笑)
今までは、イタリア物のせいかとおもってましたが、なんと英語でも相当ひどいらしい。レイミーは、コヴェントガーデンにもよく出演してますし、人気のようですが、そちらでは、"wobble"って言われてませんか?
誰でも、年とともに、若い時の声の輝きは当然失われますし、支えが弱くなるので、多少の揺れは誰でもあるのでしょうが、毎度、毎度、極度の揺れが、話題になるのって、一体全体なんなの!って感じです。(もしファンだったらいたたまれないです)

>ブルゾン
彼、来年早々、日本で、ドン・ジョヴァンニですよ!演出じゃないですよ。(宣伝を見た時は、信じられませんでした)
若い時にはもちろん歌っていたでしょうけど、お得意のレパートリーとは言えませんよね。
70才まで、頑張って来た自分へのご褒美かしらね。まあ、ドン・ジョヴァンニのドンジョヴァンニはほとんど歌なんかないとも言えますけどね。
>ドム・セバスティアン(Dom Sebastien)
のレポート楽しみにしてます。

私のブログでご紹介した学生さんレポート読みながら、Sardanapalus さんを思い浮かべました。ああいうレポートって日本人のオペラ通を自認する人達は書けないんですよね。
by keyaki (2005-08-04 09:53) 

ヴァラリン

>I wish you a very happy Birthday, Mr Keenlyside!

の"Mr Keenlyside!" 部分が "My Keenlyside!" に見えてしまったのは、妄想しすぎですわね(^^;
お誕生日、おめでとうございます。
すごーい、予定はびっしりですねぇ(^^)
せりさんも仰ってますが、サルダナパルスさんも論文、頑張って下さいな。
by ヴァラリン (2005-08-04 10:10) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>ウィーンのビリー・バッド
>船の甲板に、血だらけで転がされているのが、ビリーさんですか?
私も全く詳しく無いのですが、この演出はビリーだけ白いセーラー服を着ているので、写真では右端がビリーじゃないでしょうか。

>ビリーをいじめてる?役がレイミー
ビリーを毛嫌いする上官クラッガート役(ビリーが後で殴り殺しちゃいます^^;)ですね。レイミーだと見た目があまり怖く無いような…。この役、今回のウィーンのライダル(Kurt Rydl)、ENOのトムリンソン(John Thomlinson)のように強面の歌手のためにあるような役なんですけどね(笑)

>レイミーは、コヴェントガーデンにもよく出演してますし、人気のようですが、そちらでは、"wobble"って言われてませんか?
残念なことにレイミーは生で聞いたことが無いのです…。人気であることは確かだと思いますが、最近はロンドン来てないんですね。"wobble"についてはちょっと調べてみます。ただ、手持ちのライブ録音(フェリペ@ドン・カルロ、2003年)から聞いてみると、確かにビブラート?の幅がとっても大きいのでこれは"wobble"と言われても当然かと感じますね。

>ブルソン
>日本で、ドン・ジョヴァンニ
このニュースを知った時はビックリも何も、名前の見間違いかと思いましたよ(笑)絵的におじいちゃんのジョバンニは見たくないですぅ。やはり年相応というか、当たり役のジェルモンとかでお願いしたいものです。

ヴァラリンさん>
>"Mr Keenlyside!" 部分が "My Keenlyside!" に見えてしまった
ひー!流石にそこまでは書きませんよ~(^_^;)それに"my"つけるなら"Simon"じゃないと!(笑)知り合いでもないのにそんなこと出来ませ~ん。

>論文、頑張って下さいな
はい、頑張ります!今日はしっかり寝たので頭も働いてくれるはず!?
by Sardanapalus (2005-08-04 18:30) 

クリーヴランダー

Sardanapalussさん、はじめまして。
オペラが苦手なのに、オペラ好きでご贔屓の歌手さんに一家言お持ちの方々のサイトに、何故かお邪魔しているクリーヴランダーです。
もちろん皆さんのお話の中に入ることは出来ないのですが、時々こうして顔を出しております。

今回は、上記にないオペラ放送を見つけましたのでお知らせ致します。時間は全てロンドン時間です。日本時間は+8h。
8月20日(土)18:30-22:00 NPR's World of Opera
バスティーユ歌劇場 2004年9月?
ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」
ミレイル・デルンシュ、ホセ・ファン・ダム
シルヴァン・カンブルラン指揮パリ国立オペラ
http://www.npr.org/programs/worldofopera/programlistings/

NPR系列局の中で音質の良い局を2,3挙げておきます。
WUFT
http://www.wuftfm.org/
WRTI
http://www.wrti.org/
WDAV 21(日)00:00-03:00
http://wdav.org/nav1024.cfm?cat=2&subcat=72
WOI-FM 22(月)00:00-03:30
http://www.woi.org/stream/

レヴューをやっとこさ見つけてきました。
http://www.netzeitung.de/voiceofgermany/kulturnews/305329.html
http://www.altamusica.com/concerts/document.php?action=MoreDocument&DocRef=2142&DossierRef=1881
ってお手上げの独語、仏語だよ。まぁなんか好評みたいですな(汗)。パリ国立オペラは、昨年からジェラール・モルティエ(ザルツブルク音楽祭前総監督)が監督やってるんですね。知りませんでした(と、ごまかしてみる)。
by クリーヴランダー (2005-08-04 19:44) 

fuffu-ru

ブルゾン好きです。がやはり今の彼には、ジェロモン・リゴレットぐらいにして頂きたいです。「実は生き長らえていたジョバンニ」とか「孫に手を引かれているようなジョバンニ」になりませんようにと祈るばかりです。                ブルゾンが気になって、後先になってしまいました。お誕生日おめでとうございます。思わず付いて行きたくなる、キーンリーサイドのジョヴァンニに日本でお目にかかれるのを楽しみに、あつーい夏を乗りきります。と言いたいけれど、乗りきりたいと思います、にしておきます。
by fuffu-ru (2005-08-04 19:58) 

euridice

Sardanapalusさんの記事のおかげで、ずっと前に録画したきりのを観てしまいました。なんとなく断片的な筋は知っていたのですが、それにしても、暗いというか、陰うつな・・・

18世紀の終わりごろ、英仏戦争の最中。悪魔の生まれ変わりみたいなクラッガートが支配する最悪の軍艦「不屈」上が舞台。このクラッガート、階級的には中間管理職ってところでしょう。従って、登場人物は男だけ。フランス革命のせいもあって「人権」アレルギー?の貴族階級。水兵たちに「人権」なんてものは存在しない。人員補充は人さらい=拉致(一応法律的に正しい強制連行ですね)でとは。ビリー・バッドは「人権」という名の商船から強制連行されたのです。善いもの、美しいものを、厭い、恐れ、破壊しようとする人種(クラッガート)の存在。人間って恐ろしいとしか思えない・・・  いわゆる不条理劇というものかしら。

いわゆる歌い上げるオペラではないから、登場人物は、演劇的違和感は全くなく、歌手たちは全員その役をはっきりと体現している。見応えのある映像でした。ビリー・バッドは、キリスト的人物。

前半は水兵(水夫?)いじめの陰惨さに暗澹たる気分というところですけど、後半は、ビリー・バッドの高潔さと艦長の苦悩(なんだかな〜〜ですけど)に胸がいっぱいになります。

で、
>>ウィーンのビリー・バッド
>船の甲板に、血だらけで転がされているの
は、ビリー・バッドではありません。彼はこういう目には遭わない・・

イングリッシュ・ナショナル・オペラ
デウ゛ィット・アサートン指揮、ピーター・ジョナス演出
ビリー・バッド:トーマス・アレン
艦長:フィリップ・ラングリッジ
衛兵長クラッガード:リチャード・ヴァン・アラン
by euridice (2005-08-04 20:00) 

euridiceさん>>
私もこれ見ました~。なんというか、辛い話ですよねぇ。どこがどうだったのか、細かいこと忘れてたので、書き込むにも書き込めませんでした(笑)euridiceさんの解説で記憶がスッキリしました^-^;
このときのアレンかっこよかったです。
(血だらけで転がされてる役、ウィーンでは、健・ヌッツォさんが歌ってたことありましたね。)
なんで、見たかというと、大分前ですが、クーラがいつかこのオペラを歌いたいといっていたことがあったので、(ビリー・バットか、それとも、ピーター・グライムズかどちらか、って言ってました)どんなんだろうと思って頑張って見たわけですが、ビリーってバリトンの役ですよね??歌いたいのはヴィア船長のことだったのかしら。
by (2005-08-04 22:20) 

euridice

りょー さん
>ビリー・バットか、それとも、ピーター・グライムズ
どちらも暗くて重い内容ですね。ピーター・グライムズはテノールの役ですけど、ビリー・バッドでは、テノールの主役級は艦長でしょうね。まさかいじめられ役の水夫はやりたくないでしょうね^^;

コメントとほとんど変わらない内容ですけど、記事にしましたので、TBさせてください。
by euridice (2005-08-04 22:38) 

keyaki

>クーラがいつかこのオペラを歌いたいといっていたことがあった
これは、「いつか」というのが鍵ですね。多分ビリー・バッドだと思います。edcさんによれば、ビリー・バッドは、キリスト的人物ということですから。バリトンの役でも、声域的に歌えるんじゃないのかな。
ピーター・グライムズは、いくらテノールの役でもちょっとね、、、、、どうしてもやりたいってことはないとおもう。
by keyaki (2005-08-05 00:52) 

Sardanapalus

クリーヴランダーさん>
はじめまして!「ペレアスとメリザンド」のラジオ放送の情報ありがとうございます!すっかり忘れてました(^_^;)キーンリーサイドのペレアスは毎回評判が良いのでこの音源もクオリティ高いと思いますよ。レヴューまでつけていただいたので、別のフランス語の批評2つと一緒に本文の方にも追記させていただきました。ロボット翻訳で英語にしてざっと読んだ限りでは好評でした(フランス語難しすぎ…)来年のザルツブルク・イースター音楽祭でキルヒシュラーガーのメリザンドと共演するのが楽しみです。

fuffu-ruさん>
>ブルゾン
>「実は生き長らえていたジョバンニ」とか「孫に手を引かれているようなジョバンニ」になりませんように
騎士団長とどっちが年上でしょうね?「お前じゃ相手にならん」と言う部分で「どういう意味?若造の分際でってこと?」と思っちゃいそうです(笑)
by Sardanapalus (2005-08-05 04:45) 

Sardanapalus

euridiceさん>
TBありがとうございます。
>ずっと前に録画したきりのを観てしまいました
…やっぱり暗いですよねぇ。だから今一気がのらなかったりするんですよ~。ほんと、男しか出てこないし(^_^;)しかしこの原作者メルヴィルも「白鯨」といい、癖のある話ばっか書いてますね(笑)

>ビリー・バッドは、キリスト的人物
>ビリー・バッドの高潔さと艦長の苦悩
この2点がいわゆる「見所」らしいのですが、キーンリーサイドは「ビリー=キリストなんてばかげてる。彼はごく普通の無邪気な16歳の少年だったというだけだ。」とインタビューで語ってますから、ちょっと雰囲気が違うかもしれません。

りょーさん>
>ビリーってバリトンの役ですよね??
そうですよ~。でも、「やりたい役」として挙げるならkeyakiさんも仰る通り
>ヴィア船長
やピーター・グライムズよりも信憑性がありますね。あ、もちろん、ヴィア船長もやりがいのある役だと思いますけど。
by Sardanapalus (2005-08-05 05:40) 

euridice

Sardanapalusさん、こちらこそ・・^^!

>16歳の少年
18世紀末のことですから、年齢の感覚が現代とは違うとは思うので、年齢はどうであれ、つまり、少年ではなくて、立派な青年だと思ってました。台詞では、捨て子で、年齢不詳と言ってました。「有能な水夫」と言われてますし。欠点はたまに「どもる」ことなんですよね。このせいで、クラッガードを撲り殺してしまう・・

ウィーンので鞭打たれて血だらけで転がっている水夫は、まだとても若いとか、まだ子どもだと言われてたようです。貴族の子弟の一団も登場しますが、この子たちの年齢はどうなのでしょうか。明らかに子どもで、少年合唱団が演じていると思います。
by euridice (2005-08-05 08:35) 

Sardanapalus

euridiceさん>
>>16歳の少年
どうやらこれはキーンリーサイドの考えている年齢設定のようです。別のインタビューでは17歳と言っていたので、とりあえず未成年(18歳以下)と考えているようですね。個人的には19歳くらいかと思っています。

>台詞では、捨て子で、年齢不詳
丁度その台詞をつけた写真に変えたところでした!凄いタイミング(笑)そう、入船の時に「年は?」「分かりません!」という問答があるんですよね。

>貴族の子弟の一団
見てないので分からないのですが、それは後々指揮官になる予備軍の士官候補生役ですか?音だけで聞いたときに疑問だった子供の声の主が判明してすっきりしました。これは映像を見ないと駄目ですね(苦笑)
by Sardanapalus (2005-08-05 08:57) 

keyaki

ラッセル・クロウ主演の「マスター・アンド・コマンダー」を思い出します。
>貴族の子弟の一団
も出てきますし、12才位かな、
これは、艦長と船医が主役ですが、英国海軍の船の様子が描かれています。悪い奴は出てきませんけど。
イギリスではヒットしそうな映画ですけど、どうだったんでしょうか。
日本では、リングと公開が重なってたので、あまり評判にならなかったような・・ラッセル・クロウのファンが見たくらいなのかなぁ。
私は、けっこう楽しめました。最後が、ええーー、これで終わり??という感じで、一緒に行った娘と顔を見合わせちゃいました。
by keyaki (2005-08-05 09:30) 

>>自分の年齢は不明です!
うまい!sardanapalusさん!

クーラのやりたいのがビリーか船長か、やっぱりハッキリしないですね。どっちもいけそうだし…。ブリテンのピーター・グライムズは、別のインタビューでもわざわざ引っ張り出してきて、「英語のオペラに挑戦するのが新鮮だし、狂気をはらんだ役柄が好きで傾倒できるから、アンチヒーローをロマンチックにクレージーに演じるのはボクの新しい開拓分野になるね。」などと言っとりました。うう。

>>欠点はたまに「どもる」ことなんですよね。このせいで、クラッガードを撲り殺してしまう・・

あのシーン、すごく見ていて苦しかったです(ToT)
そのあとに、急に舌のもつれが解けて、「船長、船長、助けてください!」って、ちょっと泣けてきちゃいました。

>>血だらけで転がっている水夫は、まだとても若いとか

「まだ子供なのに、歩けなくされてしまった」というような歌詞がありましたね。で、クラガードは、この少年に「またああいう目に遭いたいのか」って脅迫して、ビリーに罠をかけさせるんじゃなかったでしたっけ。
by (2005-08-05 09:43) 

euridice

>>貴族の子弟たち
子どものくせに一人前にかつらつけて、下に対しては、すごく生意気・・ でも、やっぱりかわいそう・・士官は巨大な本だか記録簿を開くのに、彼らを延々と机代わりにしてる・・・ 何と言うか、虐待、いじめの連鎖ですね。

>脅迫して、ビリーに罠をかけさせる
そうですね。ほんとに胸が痛くなりますよね。クラガードのような悪によって、善良な人格が、破壊されていく・・・
by euridice (2005-08-05 09:55) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>ラッセル・クロウ主演の「マスター・アンド・コマンダー」
イギリスではそれなりにヒットしてましたよ~。原作もイギリスでは大人気小説でしたから、話題作でした。DVDで見ましたが、好評だったら2を作ろうという感じの「あら、これで終わり?」というエンディングには私も拍子抜けしました(笑)船の乗組員の階級差を見るには最適の映画ですね。

りょーさん>
>>自分の年齢は不明です!
>うまい!sardanapalusさん!
ありがとうございます。こういうアホなこと大好きなんです(^_^;)

>クーラのやりたいのがビリーか船長か
この作品をよく知っている人の話では、これは船長が主役の作品だそうですから、ずばりそのまま船長かもしれませんね。
>>欠点はたまに「どもる」
>そのあとに、急に舌のもつれが解けて、「船長、船長、助けてください!」
頭に血が上るとどもっちゃうとかいう設定なんですよね。このシーンが一番悲劇的でしょうか。まあ、クラッガートは自業自得のような気もしますけど、上官にはむかった場合死刑という決まりですから、船長が「ビリーを助けたいけど助けられない」ところで悩む訳ですよね。クーラはこの辺りにやりがいを感じているのかも?

euridiceさん>
>虐待、いじめの連鎖
やはり閉鎖的な空間で人間の数も限られてますから、上官に逆らえないという法律を悪用してストレスを発散しているのでしょう。士官候補生は狭き門なので、一旦船に乗ったら、上官のいじめに耐えながら出世するのを待つしかなかったようです。途中で挫折するのはその貴族家の恥になるとかで、耐えられなくなって自殺してしまう候補生が「マスター・アンド・コマンダー」にも出てきます。…とことん暗い話題ですね(^_^;)
by Sardanapalus (2005-08-05 18:26) 

keyaki

>ラッセル・クロウ主演の「マスター・アンド・コマンダー」
昨日、たまたまテレビ(WOWOW)で放送しましたので、また見ちゃいました。
トーマス・アレンの「ビリー・バッド」の録画を見たばっかりでしたので、共通点がいろいろあって、面白かったです。
たとえば、水夫達が甲板をみがいているところとか、強制的に徴兵されたとか、フランスの悪口を言うところとか、
ナポレオンに・・・か! NO!
蛙を食いたいか! NO!
フランス国歌を歌いたいか ! NO!
なんていって、士気をあげるわけですよ。
この映画を見ていて、あの時霧でフランス船を見失わなければ、ビリーの運命も変わっていたかなぁ???なんて思いました。

「マスター・アンド・コマンダー」と「「ビリー・バッド」をセットで鑑賞するといいですね。
by keyaki (2005-08-09 14:21) 

せり

CDショップでGramophone を立ち読みしてきました。教えていただいたファンサイトで、バリトンの記事の中にサイモン (キーン・・・と入力が面倒なのでこう書くことを許してください) がでているとあったのですよ。日本では彼の情報はなかなか手にはいりませんからね。
その記事のでている8月号がラッキーなことに見つかりました!
彼を含む何人かのバリトン歌手(私には全然知らない人ばかり)にどの先輩バリトン歌手が好きかを聞いているものでした。ディースカウやプライと答えている人がやはり多かったようです。
彼はティート・ゴッビをあげていましたよ。失敗を恐れずもっとオペラを歌うべきだと言ってました。ディースカウはオペラのレパートリは少ないですよね?プライも?ゴッビってカラスのトスカでスカルピア歌った人じゃないですか?
8月号の表紙はドミンゴで、ドミンゴを継ぐテノールとしてヴィラゾンをあげてました!ネモリーノを歌ったというから軽い声の人かと思っていたのですが、そのうちオテロを歌えるのじゃないかなどと言ってる人もいました。
by せり (2005-08-09 16:34) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>フランスの悪口
>蛙を食いたいか! NO!
常に出てきますよね、蛙。英語にはフランス人に対して「蛙食うやつ」という蔑称があったような…。

>「マスター・アンド・コマンダー」と「「ビリー・バッド」をセットで鑑賞
その方があの時代の背景も分かりやすいだろうし、理解が深まるかもしれませんね。

せりさん>
サイモンサイモンサイモンと書き散らしてくださって結構ですよ~(^o^)私が苗字を使うのはあの響きが好き+音楽界にはサイモンが多い(指揮者のラトルとか)ので、混乱を避けるのが理由なだけですから。

>Gramophone8月号
おお、よく見つけましたね!もうバレンボエムが表紙の9月号が出てるはず…。
>失敗を恐れずもっとオペラを歌うべき
「オペラで新しいことに挑戦して、失敗もしてこそ声の表現力にも幅が出る」といったことを言っていましたね。私も立ち読みしただけなので(笑)あまり正確に思い出せないのですが…。そういう方向で考えれば、ベル・カントで演技も上手いゴッビは納得の選択ですね。
>カラスのトスカでスカルピア歌った人
ちらっとネットで探したらその通りでした。ゴッビは他の映像作品にもたくさん出ているようです。

>ディースカウはオペラのレパートリは少ないですよね?
ドイツものを中心にかなりの役を演じていると思いますが、どうなんでしょう。私も詳しくは分かりません。そりゃ、リートの圧倒的な録音&リサイタル数に比べると少ないと思いますが(笑)

>ドミンゴを継ぐテノールとしてヴィラゾン
ん?クーラはどうなったんでしょう?まあ、もっと若手で、ということでしょうか。ヴィラゾンは映像でも引っ張りだこ、話題の公演となれば彼かフローレスがテノールというくらいですからねぇ。なるほど、ドミンゴ系統なのか~ロンドンにもよく来ているのに都合が合わずにいつも聞き逃しています。勿体無い!(>_<)
by Sardanapalus (2005-08-09 20:05) 

せり

友人に「サイモン・キーンリサイドというイギリス人のバリトンが好きだ」と言ったら、「あはは・・イギリスって本当にサイモンが多いのよね!」と言いましたよ。
私が好きなイギリス人の俳優にはサイモンはいないけど。
せっかく彼が日本に来るんだから、そうだ、ワーグナーだって何だって聞きにいこうと突如思い立ちましたが、タンホイザーは完売でした。
でも、モネ劇場のドン・ジョヴァンニは残ってますから、ワーグナーの人気ってすごいんですね。好きな人は本当に好きらしいですね。
by せり (2005-08-10 14:55) 

Sardanapalus

>イギリスって本当にサイモンが多い
実は知り合いにはいないのですが(笑)、よくある名前ですからね。

>ワーグナーの人気ってすごいんですね
日本のワグネリアンはある種ものすごいと思います。私なんかは気に入ったとこだけつまみ食いなので、真剣に聞いている方たちからは怒られそう…。また今回は、バイエルン州立歌劇場+マイヤーのヴェーヌス+マイスタージンガーは新国で良いや=タンホイザー完売、ということになったのだと思います。「ドン・ジョバンニ」はまたか!と言いたくなるくらい来日オペラの常連演目ですし、歌劇場自体も日本での知名度は今一だし、売り切れることは無いでしょう。私は演出の面からもこちらが一押し!ですけどね~。
by Sardanapalus (2005-08-10 19:15) 

クリーヴランダー

すみません、訂正です。「World of Opera」の放送日、WDAVとWOI は1週遅れでした。お手数をおかけしますが、28と29日に変更をよろしくお願いします。
by クリーヴランダー (2005-08-20 22:47) 

miken_001

初めまして
バイエルンのタンホイザー 観てきました・・凄いバリトンですね
4日・今日 大野・モネ歌劇場の初日ですね・・
私は8日に観に行きます・・楽しみ
色々情報 拝見してます 今後も宜しく
http://blog.goo.ne.jp/miken_001/e/90cfcda484e88293973091e38a9e8ed1
by miken_001 (2005-10-04 10:18) 

Sardanapalus

miken_001さん>
はじめまして!コメントありがとうございます。キーンリーサイド気に入っていただけましたか~。嬉しいです。モネの「ドン・ジョバンニ」には早速行ってきて記事にしましたので、そちらもぜひ読んでみてください。8日にご覧になったらmiken_001さんの感想も聞かせてくださいね~。こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
by Sardanapalus (2005-10-06 01:25) 

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