SSブログ

PROMS2005: Prom30 チャイコフスキー・マーラー・シベリウス [音楽(クラシック)]

今日は論文を書きながらラジオでプロムス(PROMS)30番目のプロム(Prom 30)を聞きました。内容はチャイコフスキー「フランセスカ・ダ・リミニ(Francesca da Rimini)」マーラー「リュッケルト歌曲集(Rueckert Lieder)」そしてシベリウス「交響曲第5番(Symphony No. 5)」と盛りだくさん!指揮はグスタヴォ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)、演奏はスウェーデンのイエテボリ交響楽団(Goeteborgs Symfoniker)(Menyから英語ページ)でした。気合を入れて30分も前から聞いていたのに、指揮者が登場したとたんに技術的な問題で演奏が始められず、会場ではオーケストラメンバーが舞台上に座ったまま問題解決を待つことに。ラジオではピアノの小品を流しながら、いつでも会場に戻れるようにしていましたが、30分後に復旧したかに思われた問題は、指揮者が登場する前に再発して結局演奏が始まったのは約1時間後…お陰でめったに耳にしないピアノ曲を充分堪能できました(^_^;)※この部分はラジオのオンデマンド放送では当然カットだと思っていたら、ばっちり入っていました。それなのに好演だったアンコールが途中で切れているのはどうなんでしょう。観客の面白いやじが聞けるので、興味のある方は下のリンクからBBC Radio3へどうぞ。※流石に曲が始まらない最初の1時間は削ったようです。アンコールはやっぱり途中で切れますが。(8月8日追記)

チャイコフスキーは私は始めて聞く曲でしたので「確かにチャイコフスキーらしい曲だな~」としか言えません。というか、後の2作品の印象が強すぎてもはやあまり覚えていないというか(笑)

「リュッケルト歌曲集」を歌ったのはメゾ・ソプラノのアンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Anne Sofie von Otter)でした。彼女の暗めの声は暗~いマーラーの歌曲に正にぴったり!(笑)今年の初めにキーンリーサイドが歌うのを聞きましたが、この曲は女声で聞く方が好きかもしれません…。バリトンだと重たすぎて聞いているうちに息苦しくなってきちゃうんですよね。修行が足りないのかな(笑)今回の演奏はオーケストラと声のバランスも良くて、とても気に入りました。

そして最後のシベリウス「交響曲第5番」は、しっかり聞いたのは今回が初めてですが、思いっきり私好みの曲でした!(^o^)いいですね、シベリウス!!指揮者もオーケストラも、この曲で本領を発揮していたように思います。適度なメリハリもあり、最後まで飽きずに聞けました。やっぱりオーケストラが演奏し慣れた母国の作曲家の曲は良いですね。以前の記事に書いた去年のチェコ・フィルのドヴォルザーク「新世界より」の素晴らしさを思い出しました。(どうでもいい話ですが、Goeteborg=イエテボリなんですね~知らなかった。英語だと何とGothenburgです^^;)

それぞれに対する客席の反応は、1時間も待たされたからか、かなり熱狂的でした。特にフォン・オッターとシベリウスの「交響曲第5番」に対する拍手は凄かった!でも、その拍手に相応しい名演だったと思います。ということで、今回はラジオで聞いただけにも拘らず非常に気に入ったので記事にしてみました。明日から1週間はオン・デマンドで聞き放題ですので、興味のある方はこちらからBBC Radio3のプレイヤーへどうぞ。これからもこういった熱演が聞けると良いな~。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

dognorah

8月に入ってからTV中継がなくなったので私もデジタルラジオでいつも聴いていました。しかしこの日はちっとも始まらないのであきらめて通常のTVに切り替えちゃったのですが、会場では演奏はしているが放送だけ出来ないのだと誤解していました。放送のために演奏者を待たせていたんですね。たかがラジオの放送のためにそこまでやらせるというのもすごい。そういう契約になっているんでしょうけど。しかし、BBCの技術陣はだめですねぇ。この放送はヨーロッパ中の放送局に流しているので、みんな穴埋めを強いられたわけですね。
by dognorah (2005-08-07 08:57) 

Sardanapalus

>8月に入ってからTV中継がなくなった
中だるみというか、最初の勢いはいずこへ?といった感じですよね。また後半はちょこちょこ放送するみたいですけど。私なんか「もう30か~」なんて思いました。今週は月曜日のホルスト「惑星」、水曜日のケント・ナガノ指揮のブルックナー「第6番」が個人的な目玉です。水曜日はホール行こうかな~。

>放送のために演奏者を待たせていた
そうなんです!とっても驚きました。最初は会場自体で何か問題が起きたのかと思ったのですが、「技術的な問題(Technical Problem)」でした。しかし、解決に1時間もかかる問題って、何なんだろう…。部屋でラジオを聞きながら、あんな不便なところで1時間も終了時間が遅れたので、帰りは大変だっただろうなぁなんて考えてました(笑)
by Sardanapalus (2005-08-07 18:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。