ペレアス?とメリザンド@ザルツブルク [Keenlyside]
いよいよ今週末に開幕のザルツブルク・イースター音楽祭ですが、ザルツブルクの新聞(Salzburger Nachrichten)に「ペレアスとメリザンド」の舞台写真が載りました。本来なら、わ~いわ~い、のはずが…
…なんじゃこりゃ???
写真見た後大笑いしちゃいました!ペレアスが「『トランスフォーマー』みたい」(イギリスの友達談)という言葉がぴったりですねぇ(笑)怖い物知らずで、もっと写真を見たい方はこちらからどうぞ。ゴローもペレアスと同じ衣装、メリザンドも洗濯物かワードローブに並ぶ商品のようです(^_^;)今のザルツブルクはシンプルなセットじゃないと駄目なのか~?
それから、キャストでゴロー役だったジェラルド・フィンリーが残念ながらキャンセルで、代わりにホセ・ヴァン・ダム(Jose Van Dam)(8日)とローラン・ナウリ(Laurent Naouri)(17日)が歌うそうです。
※初日はOe1で時間差生中継されます。日本時間は9日(日)午前2:30~の放送予定です。またとんでもない時間だなぁ…(>_<)
なんじゃぁ、こりゃぁぁ!
ペレアスの衣装、マレーヴィチみたいですね。演出のコンセプトはどんななのでしょう。
>それから、キャストでゴロー役だったジェラルド・フィンリーが残念ながらキャンセルで、代わりにホセ・ヴァン・ダム(Jose Van Dam)(8日)とローラン・ナオリ(Laurent Naori)(17日)が歌うそうです。
英国在住の方には悪いですが(笑)、それは良かった!!
衰えたとはいえジョゼ・ヴァン・ダムは素晴らしいゴロですし、フランス系のバリトンとして、ナウリ(Naouri)はヴァン・ダム、ル・ルーに続くゴロになりつつありますから。
ワタクシ的にはこれでメリザンドがコジェナだということないんですが。彼女はすでにミンコの指揮で歌っていますしね。でもやはり「サルツのおじさまアイドル」が歌わなきゃお金が集まらないのでしょうね。
by Bowles (2006-04-07 09:01)
ヴァランシエンヌさん家のバーコード・ピーメンに続いて、写真だけで爆笑させてもらいました。
>メリザンドがコジェナ
他ならいいけどラトルの指揮じゃ逆にしらけませんか?
by TARO (2006-04-08 11:24)
本当になぜ、この衣装なのでしょうか? ファンとしては複雑〜(笑)。
フィンリーがキャンセルで残念ですが、ホセ・ヴァン・ダムとナウリとはこれまた豪華ですね。ローラン・ナウリのゴローも聞きたかったなぁ。
>日本時間は9日(日)午前3:30~
もしや、夏時間で9日(日)午前2:30〜では? ちょっと自信ないんですけど、間違ってたらごめんなさい!
by Belle de Nuit (2006-04-08 13:51)
Bowlesさん>
>演出のコンセプト
私もとっても気になってます。衣装から判断すると、メリザンドだけ人間で他は地球外生命体かな?(笑)
あ、私もヴァン・ダム大好きですよ!ナウリはまだ聴いたこと無いですけど。「残念」なのは、兄弟関係の見た目が良さそうだったからなんです。ラジオなら関係ないですけどね~。
>サルツのおじさまアイドル
ふふふ、そうでしょうね。正直言って今回の(一般的な)目玉はキルヒシュラーガーだと思うので、彼女じゃないと、ね。多分ペレアス役は彼女が希望したんでしょう。この2人親友なんです。
TAROさん>
>バーコード・ピーメンに続いて、写真だけで爆笑
わ、それは光栄です!あのヴァランシエンヌさんの写真は私も爆笑でしたから(笑)
>コジェナ
>他ならいいけどラトルの指揮じゃ
私も賛成です(^_^;)ビジュアル的には文句無いですけどね~。
Belle de Nuitさん>
ほんと、
>ファンとしては複雑
な衣装ですね。せめてあのズボンをストレートにして欲しい~。
>日本時間は9日(日)午前3:30~
もしや、夏時間で9日(日)午前2:30〜では?
あ、そうか、イギリスで計算しちゃってました!そう、2:30~です!!指摘ありがとうございます。ぎりぎりですが、訂正させていただきました。
by Sardanapalus (2006-04-08 23:46)
ホセ・ヴァン・ダムはロンドンに来てくれない人の一人なので(少なくともROHには全然)、私だってフィンリーの代りに彼が出てくれたら大喜びですよ。ほんとに年食って衰える前に一度生で是非聞きたいものです。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2006-04-10 01:25)
TAROさん
>他ならいいけどラトルの指揮じゃ逆にしらけませんか?
そうですかぁぁ???
ひょっとしたら、私はただ単にキルヒシュラーガーのメリザンドが聴きたくないだけかもしれない...。
>椿姫さん
彼はもう「年食って衰え」てますが、こんな役だと言葉で聴かせるから許せます。
by Bowles (2006-04-11 07:52)
ロンドンの椿姫さん>
>ホセ・ヴァン・ダム
>フィンリーの代りに彼が出てくれたら大喜び
ベルギーやフランス辺りではいつも出ているのに、イギリスには来てくれませんね~。嫌いなのかな?それとも、イギリスでの年老いたバス役はトムリンソンで事足りるのかな?いぶし銀的な演技が大好きです。
Bowlesさん>
>単にキルヒシュラーガーのメリザンドが聴きたくない
ははは(^_^;)私も彼女のキャラでは無いと思うんですけどね~。ラジオ聞く限り、かなり力強い感じです。不思議ちゃんな雰囲気は無いかも…。
by Sardanapalus (2006-04-11 18:50)
Bowlesさん、
>彼はもう「年食って衰え」てますが、
やっぱりそうですか、ヴァン・ダムは。
レオ・ヌッチはどうですか? 彼もロンドンに来てないので聞いたことないんですけど。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2006-04-12 02:01)
Sardanapalusさん
先週の放送は聴いていないのですが、最近なんでも歌うキルヒシュラーガーが、ちょっと鬱陶しい(^^;)感じがして...。今度はルセとアリオダンテですって...。
ロンドンの椿姫さん
ヴァン・ダムの名誉のために付け加えておきますね。
「衰え」たといっても、それは最盛期の彼の状態と較べて、ということで、そんじょそこらの歌手はやはり太刀打ちできません。名歌手だと思います。
ヌッチはねぇ、やはりこのところ老けたなって思いますが、やはり歌のうまさはあります。マクベスなど、いかにアプローチがまったく違うといっても、ハンプソンはまだ、いや多分これからも、とてもヌッチの足元にも及ばないことでしょう。
by Bowles (2006-04-12 08:10)
>コジェナ
>他ならいいけどラトルの指揮じゃ
私も賛成です。「ラXルのマスコット」じゃさらにシラケ。因みに彼女、昨年1月末にゲーベル/ムジカ・アンティカ・ケルンとバッハのソロ・カンタータ2曲歌ってくれましたが、「腹帯状の」衣装で登場。さすがに出来もまあまあでした。
コジェナもキルヒーも仏語プロゾディーの出来は似たようなものでしょうしねぇ。
>演出のコンセプト
>メリザンドだけ人間で他は地球外生命体かな?
さすが冴えてますね!
「バーコード」の爆笑には及ばないものの、ノルデの演出には一度だけ寒心したことがありますし、写真につられて批評読んでみました。自分で見てないから何とも言えないけど、諸批評を綜合すると、アルモンド城の一族は全員真っ白な「道化衣装」を着た機械人形みたいな存在で、その中に真っ赤な衣装のよそ者の「人間」が闖入といった感じらしい。
でもそれ以上の全体的解釈が明確にあるわけではないようで、あとはシンプルな舞台装置・繊細な照明の中を様々なシンボルと奇妙なジェスチャーを伴って人物が動いていく体らしい。
2紙は貶してて、「ヴェルト」が「装飾的なだけで内容なし」、「デア・スタンダード」が「視覚イメージは所々目覚しいが、そこに一貫した人物解釈を付加することには失敗」とかいった具合。
2紙は誉めてるけど、「フィガロ」は「演劇作業の厳格さ」を誉めるに留まり、NZZはその象徴的ヴィジョンは「刺激的で賛成できるものだから、一貫性を欠くいくつかの場面は赦せる」とか言ってる。
まあまあ想像つくような。
キーンリーサイドは皆さんもうバンザイですな。
フィガロ 「演劇的にも声楽的にもペレアスの権化。彼がこの役をもう止めるつもりなのは残念」
NZZ 「仏語にソツがないだけでなく、無理強いすることなく嵐のような表現性を加えることに成功」
ヴェルト 「臆病で陥れやすく、知性的に素朴なペレアスとして歌も演技も理想的」
ヴィーナー・ツァイツング 「言葉の表現性と明晰性を備える」
(以上意訳・超訳多し。)
> ロンドンの椿姫 さん
いつもdognorahさんのとことかあちこちですれ違っております。
ヴァン・ダムには私もBowlesさんと全く同意見です。65歳の彼は声は擦り切れてきてるけど、この種の役でのディクションの美しさと明晰さは立派だと思います。
2歳年下のヌッチももう10年以上前から、昔ロッシーニなんかよく歌ってた頃に比べてテクニックの翳りを指摘されてたけど、当たり役とされるリゴレットは最後に01年に聴いたときも立派な出来でしたし、一番最近聴いた02年のマクベスも迫力はあり、その時点では充分「腐ってもタイ」の貫禄だったと思います。まだまだパワーと情緒的表現力は健在でした。
by 助六 (2006-04-12 09:45)
だんだん私のキルヒー嫌いが明らかになってきつつありますが(笑)、コジェナ、
>因みに彼女、昨年1月末にゲーベル/ムジカ・アンティカ・ケルンとバッハのソロ・カンタータ2曲歌ってくれましたが、「腹帯状の」衣装で登場。さすがに出来もまあまあでした。
これは私も聴きました。助六さんもいらっしゃっていたんですね。コジェナは今年6月、METのゼッリーナで来日する際にリサイタルを開きます。
>2歳年下のヌッチももう10年以上前から、昔ロッシーニなんかよく歌ってた頃に比べてテクニックの翳りを指摘されてたけど
もともとヌッチにはアジリタが無いので、まあヴェルディというのが妥当な線でしょう。ボローニャの来日でフローレスとフィガロを歌った時は、一人様式が違って、浮いていました。彼はずっとヴェルディ・バリトンとしては物足りないと思っていたのですが、「ある時きがついてみたら誰もいなくなっていた」状態なんですよね、これが。リゴレットを聴いてもいまいちだし、もともと全然好きな歌手じゃなかったのですが、1999年だかにヴィーンでマクベスを聴いて、いつからこんなに立派な歌を歌うようになったのだろうと、正直、驚きました。日本ではスカラの来日公演で2,3年前にもマクベスやヤーゴを歌っています。英国よりよく歌っているかもしれませんね。
by Bowles (2006-04-12 11:06)
助六さん、Bowlesさん、
レオ・ヌッチはこの頃はロンドンが嫌いなのか、来てくれません。私は大好きなので7年間ずーっと待っているのですが。一度だけ2003年7月の「道化師」に予定されていたので楽しみにしていたのですが、病気でキャンセル。こうして待ちわびているうちにもう全盛期は過ぎてしまったのだろうと、ほとんど「縁がない歌手」リスト入りです。ぐすん。ROHって出る人が偏ってるのが不満です。私は同じセットじゃ退屈だとかは言いませんから、もっと色んな歌手が出てくれないかあ。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2006-04-12 21:35)
Bowlesさん>
>最近なんでも歌うキルヒシュラーガー
本当ですよね。バロックから現代まで、同じ時期につまみ食いのように歌うのは、私もあまり…。声は別に好きでも嫌いでもないです。ちなみに、コジェナも特に好き嫌いはありません。
助六さん>
批評の比較ありがとうございます!演出コンセプトは、私の予想から当たらずとも遠からずでしたか、やった♪やはり賛否の分かれる演出テーマでしたか。見た目のインパクトは凄いと思いますけど、場面転換は分かりにくそうですよね。キーンリーサイドへの評価のまとめはとても嬉しいです~。そんなに好評なら、今度記事にしちゃいます!
>アルモンド城の一族は全員真っ白な「道化衣装」を着た機械人形みたいな存在
ってことは、宇宙人より
>「トランスフォーマー」
の方が近いですね(笑)
>コジェナ
>「ラXルのマスコット」じゃさらにシラケ
ですよね(笑)別の指揮者なら、私もキルヒシュラーガー<コジェナですけど。
ロンドンの椿姫さん>
日本の良いところは、高くても大勢の人気歌手を聞けることですね。でも、日本に最近来て無い歌手でも、ロンドンに毎年来たりしてますよ~。マルちゃんとか、マッティラとか、ハンプソンとか。確かにロンドンでは新鮮味のない顔ですけど。
by Sardanapalus (2006-04-12 22:30)
>ロンドンの椿姫さん
>ROHって出る人が偏ってるのが不満です。
ですよね...。そこらあたりが極東の島国と共通したところかも...。
>Sardanapalusさん
「マルちゃん」って、肥大傾向のテノールですか?去年は
来ていないけれど、その前までなら結構いろんな役で日本で歌っています。ハンプソンも一昨年かな?マッティラぐらいですね、この4,5年来ていないのは。ホント、いろんな人が来ていますね。
by Bowles (2006-04-13 09:04)
>バーコード・ピーメン
もうっ( ≧∇≦)ノ。°゜°。。ヘ(。≧O≦)ノ
ひとがネット落ちしている間に、サカナにするなんて酷いわ(ρ_;)・・・・ぐすん。
愛さえあれば、衣装の壁は越えますわよ・・……(-。-) ボソッ
おっとっと。ノロケに来たんじゃありませんでした(^。^;やっと自宅の回線が開通したので、今日からまたぼちぼち復活しまぁす。
★⌒(@^-゜@)v またヨロシクオネガイシマスネ♪
by ヴァラリン (2006-04-13 16:22)
Bowlesさん>
>マッティラぐらいですね、この4,5年来ていないのは
ご指摘ありがとうございます。ろくに調べもせずに書いちゃいました(^^;)ROHは、イギリス人の筋の良い若手歌手なんかが聞けるのが楽しいですけど、ドイツ圏やアメリカで活躍中の歌手はあまり来ないですねぇ。まあ、ドイツには飛行機で1時間で行けますから、どうしても聞きたかったら休暇とって行けますけど、ね。
ヴァラリンさん>
復帰報告ありがとうございました~。光はさぞ速いことでしょう!ピーメンネタ、勝手に使ってしまってごめんなさ~い!って、でも、本当は先に比較に出したTAROさんが…と責任押し付けちゃったりして(笑)
by Sardanapalus (2006-04-13 21:15)
あ、でも今やオペラ史に残る爆笑写真としての評価が一部で固まりつつありますからね、バーコード・ピーメンは、いわばカラスのノルマやデル・モナコのパリアッチみたいなもんですよね。爆笑写真界における。
とりあえずヴァランシエンヌさんには、冬の秋田(横手)を彩るかまくら祭りの美しい写真でもみて、こころを鎮めてくださいな。
http://taroscafe.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/yokote_kamakura_jp.jpg
>Bowlesさん
もちろん私、キルヒィは大好きです。
by TARO (2006-04-14 02:08)
TAROさん:
>オペラ史に残る爆笑写真
ありがたく頂戴いたしました(^^!
いつまでもサルダナさんちをお借りしているのも気が引けますから、続きは我が家で、ということで(笑)
サルダナさん、キーンリさんに全然関係ないことで引っ張っちゃって、ごめんなさいね(^。^;
by ヴァラリン (2006-04-15 20:08)
TAROさん>
責任押し付けちゃってごめんなさ~い。
>秋田(横手)を彩るかまくら祭りの美しい写真
きゃーすごい。おじいちゃん風邪ひかないでね~(笑)と声をかけそうになっちゃいます。奥で仏頂面してる人も可笑しいですね。
ヴァラリンさん>
>キーンリさんに全然関係ないことで引っ張っちゃって
いえいえ、全然問題ないですよ~。素敵な写真も見られたし(^_^;)
by Sardanapalus (2006-04-16 10:51)