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ケンブリッジ大卒業生向け雑誌 [Keenlyside]

世界中の大学と同様、ケンブリッジ大学にも卒業生向けに無料で配られる雑誌があります。その卒業生向け雑誌CAM(Cambridge Alumni Magazine)の最新号表紙にサイモン・キーンリーサイドが登場しました。うは、何か笑っちゃう(^^)ビリーの衣装があまりにもガキっぽいからでしょうか。(写真提供ロンドンの椿姫さん

この号には当然インタビューが載ってます。タイトルは「完全無欠のビリー・バッド:オペラハウスのアスリート、バリトン歌手サイモン・キーンリーサイド」。右の写真クリック拡大します。

動物学に行く前は人類学をやっていたといった学術的なことから、これから歌いたい役(ヴェルディのバリトン諸役、ヴォツェックなど)まで幅広いインタビューになってるようです。全部は載ってないですが、simonkeenlyside.infoBiographyページ下の方に抜粋が載っています。


それから、インタビューといえば、simonkeenlyside.infoに新しく載ったZurichjournalのものが面白いです(って毎回面白いんですが)。

☆ドン・ジョヴァンニを動物にたとえると?
―な~んちゃって。そうねえ、よく言われてるのはかなぁ、例えばね。これにはちゃんと根拠もあるよ。」

とりあえず、動物学を学んでたことから始まって何故ジョヴァンニは虎だと思うのか、「モーツァルト歌い」と言われること、演技の重要性、複雑なキャラクターを演じることなどを最近のチューリッヒの演出と絡めて語ってます。最後、最近のハードスケジュールを憂いてぼやいているのも相変わらずですね。個人的に一番笑った一言↓
ドン・オッターヴィオも(非現実的な性格)だね。彼は実際とても礼儀正しいけど、誰からも好かれないじゃない。」
同感です(笑)


そういえば、来月クリーヴランド・オーケストラのシーズン開幕コンサート形式オペラ「ファルスタッフ」でフォードを歌いますが、いつの間にかファルスタッフがクヴァストフから大御所レナート・ブルゾン(Renato Bruson)に変更になっています。ほほ~、ロンドンはキャンセルしたくせに、日本やアメリカには行くんですかブルゾンさん~とぼやいてみても仕方が無い。とにかく質の高い公演になりそうなので、ネットラジオ放送が楽しみです♪

それにしても、5月~6月はウェルザー=メストと一緒のときが多いです。チューリッヒ「ドン・ジョヴァンニ」→クリーヴランド「ファルスタッフ」→チューリッヒ「ドン・ジョヴァンニ」って感じで、もう指揮者専属歌手みたい(笑)クリーヴランドからチューリッヒに戻る間に、ロンドンでのトークイベントとウィーンでのデュオ・リサイタルがあるし、かなり忙しいスケジュールですね。体調に気をつけて乗り切って欲しいです。


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ロンドンの椿姫

CAMは中にも写真が何枚か載っていて、一番大きいのがあのENOビリー・バッドの半裸でぶら下がりながら歌ってシーンだったので、うちの旦那が「ブログに載せるのならこっちの方がいいんじゃない?」とごく当然のことを言ってました。「そんな写真とっくに持ってるわよ」なんですけどね、Saldanapalusさんっも私も。CAMの編集者もそう思ったのかもしれないけど、表紙にするにはちょっとね、ってことだったのでしょう。なんせ、この雑誌(年3回だか4回だかの発行なのですが)、人物が表紙になることは非常に稀とのことで、サイモン・ファンには見慣れた彼の裸ですが、あの雑誌の読者にはショックかもしれません。
http://peraperaopera.ameblo.jp/
by ロンドンの椿姫 (2006-05-25 01:14) 

Sardanapalus

ロンドンの椿姫さん>
写真ありがとうございました~。

>一番大きいのがあのENOビリー・バッドの半裸でぶら下がりながら歌ってシーン
わはは、大学卒業生向けの雑誌の表紙が半裸の男なんて、ありえないでしょう(笑)記事内でもかなり珍しいことなんじゃないですか?

>「そんな写真とっくに持ってるわよ」
ね。(^^)
by Sardanapalus (2006-05-25 10:17) 

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