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アイルランド旅行記2009(2):ドゥーリン、アラン諸島 [旅行]


今回のアイルランド滞在では、babyfairyさんご一家と一緒に過ごさせていただいたのですが、ご家族の希望はそっちのけで私の希望に沿った場所に連れて行っていただいて、とても感謝しています。その中でも、アイルランド西部にあるアラン諸島(Aran Islands)へぜひ行きたいと伝えたところ、ドゥーリン(Doolin)という小さな村からボートが出ているということで、その村にあるホテルに泊まることにしました。ドゥーリンの印象は、バカンスのためのバンガローなどが点在するこじんまりとした村という感じで、私達が訪れた週末も、村人より観光客の方が圧倒的に多かったように思います。非常にのどかでリラックスできる場所でしたが、なんと村にはキャッシュマシーンが存在しないという僻地っぷり!しかも、ほとんどのところでカードお断りなんですよ(^_^;)村人達は普段どうやって生活しているんでしょうね??

そんな驚きもあったドゥーリンからボートで1時間のアラン諸島イニシュモア島が、今回のアイルランド滞在でぜひ行きたい目的地のひとつでした。ここはアラン諸島内で一番大きな島で、ドゥーン・アンガス(Dun Aonghasa)という先史時代の砦の遺跡が残っていることで有名です。断崖絶壁を背後に、半円形の石組みが残されています。天候は残念ながら雨模様で、ボートはかなり揺れました。1時間も乗っていれば、嫌でも船酔いに…イニシュモア島に行くためとはいえ、苦しかったなぁ~。しかも、島に着いたらお目当ての馬車は全て出払っていて、仕方なくガイド兼ドライバーつきの小型バスでドゥーン・アンガスに向かいました。

砦への入口でバスを降りるとそこには大量の自転車が!あまりの数に思わず写真を撮ってしまいましたよ。出払っていた馬車もいっぱい待機していましたから、やはりこの島に来たら皆さんここに来るんですね(^^)ビジター・センターを抜けてから砦まで、1キロくらい岩の上り坂が続きます。

よいしょよいしょ、とすべる岩を気にしながら砦まで辿り着くと、柵もない断崖絶壁と半円形の石組みが迎えてくれます。先史時代の遺跡がこんなに見事に残っているとは、本当にアイルランドは奥深い国ですね。風が強くてあまり長時間はいられませんでしたが、目いっぱい趣味の世界に浸ることが出来ました。揺れるボートに乗って来た甲斐はありました(^^)

小さな島なのに一体何台の貸し自転車が!?


皆さん必死(^^)岩場で滑るし、風も強いので結構大変な上り坂です


断崖絶壁の上に座っているツワモノがいたのでパチリ。


ちなみに、その断崖絶壁に寝転んで撮影した写真がこちら

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コメント 4

華子

お~、アイルランド行ってきたんですね!
実は5月に行こうかと思ったんですが、ビザの関係で行かれなかったんです。大学の時にアイルランド文学史をなんとなく取ってから、アラン島は行きたいリストに入っているんです。が、船に揺られるのが怖くて。船酔い大丈夫でしたか?

by 華子 (2009-08-18 07:48) 

Sardanapalus

華子さん>
はい、アイルランド行ってきました!天気はイマイチでしたが、楽しかったです。アラン諸島は、ぜひ一度いってみてください。確かに船酔いしましたが、Galwayというところから出ているフェリーはもう少し大きかったから揺れも少ないでしょうし、飛行機でも行けるみたいです。
by Sardanapalus (2009-08-18 18:26) 

itoko

うっ・・・写真だけで酔いそうな、しかも超寒そうな・・・海ですね。
喜びにワクワクしながら、シャッターを切りまくっているご様子が目に見えるようなレポートです(笑)
日本のサスペンスドラマでも、とても好まれそうな断崖絶壁!
ドキドキワクワクしながら、写真を撮られたのだろうなあ・・・と、アドレナリン大放出されている姿が、クッキリと思い浮かびます。

私は、日本でドラマ救命病棟24時の進藤先生に大はしゃぎしています。
ご推察の通りでございます。
お盆過ぎて、日本は少しずつ暑さが解消してきました。

とても立派な遺跡が残っているのですね。
石そのものが、とても神々しい感じがします。
強風の中で、静かに沈黙して瞑想しているようなイメージも抱きました。
歴史あるものは、やはり味があるというか、物であっても命が宿ってみえるから不思議です。

by itoko (2009-08-19 20:33) 

Sardanapalus

itokoさん>
>喜びにワクワクしながら、シャッターを切りまくっているご様子
ふふふ、分かってしまいますか。このときの私は超ハイテンションでしたよ♪何千年もずっとそこにあるものをごく自然に訪れることが出来るというのは、本当に貴重な経験でした。断崖からの眺めも、海に吸い込まれそうでしたよ(^^)

>ご推察の通り
itokoさんが目をハートにしてテレビにかじりついている姿を想像していました(笑)夏ばてにならないように、進藤先生からいっぱい元気をもらってください♪
by Sardanapalus (2009-08-20 02:35) 

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