SSブログ

ROH「ドン・カルロ」開幕…批評はバラバラ [Keenlyside]

ロイヤル・オペラハウスの2009-2010シーズンの「ドン・カルロ」の公演が15日に始まりました。2008年の初演時にはロランド・ヴィリャゾンのカルロが話題を呼びましたが、今回も人気のヨナス・カウフマン(Jonas Kaufmann)が歌うということが評判になっているようです。低音好きとしては、キーンリーサイド(ポーザ)、フルラネット(フィリポ)、トムリンソン(大審問官)のトリオの方が気になりますが(笑)

せっかくだからラジオ放送とか無いかなぁ~なんてかすかに期待していたら、あるようです!(^^)10月17日(土)BBC Radio3で放送予定だそうです。やった~去年の放送はキーンリーサイドが休演した日が放送されましたからねぇ…。詳しい情報が分かり次第、記事にします。

さて、その公演に関する初日批評ですが、早速大量に出てきています。が、今回はいつも以上に評価がバラバラで、一体どんな公演だったのか???と謎が深まります。思わず「何人かはリハーサル公演の印象で書いているのかしら?」と疑ってしまうほどですので、お時間のある方は以下のリンクか、最近本人から公認されたSimonkeenlyside.infoの公演ページから読み比べてみると面白いと思います。ざっと読んだところ、カウフマンのカルロの方がビリャゾンより人気なのだけは確実です。





9月26日追記

◆新聞批評◆
Daily Telegraph★★★★
※いつも私とは意見の合わない批評家ですが、今回は仲良くなれそうです(^^)しかしのんびり批評出しましたね。

9月24日追記

◆ウェブ批評◆
PlaybillArts
※全体的に好評です。ページの下の方には舞台写真もいっぱい。

9月22日追記

◆ウェブ批評◆
The Opera Critic
※歌手も指揮も絶賛です。

9月21日追記

◆新聞批評◆
The Sunday Times
※2つのオペラ公演のうち、「ドン・カルロ」は最初です。「この再演は見逃せない!」そうですよ。

The Observer
※3つのオペラ公演をまとめて評していますが、「ドン・カルロ」は最後です。

9月18日追記

◆インタビュー◆
SEEN AND HEARD INTERNATIONAL Simon Keenlyside – Rodrigo, Marquis of Posa in The Royal Opera’s Don Carlo : talks to Colin Clarke
※キーンリーサイドの最新インタビューです。ドン・カルロ再演のことを中心に語っています。

◆ウェブ批評◆
SEEN AND HEARD INTERNATIONAL
※男声陣を大絶賛しています。この人とは趣味が合いそうです(^^)
www.classicalsource.com
※各要素について細かく分析しています。あれこれ言いつつ公演には満足したようです。




◆新聞批評◆
The Independent★★★★
※かなり公演を気に入ったようです。
Financial Times★★★
※「イタリアオペラ」的歌唱をテーマに書いているようです…イタリア人以外の歌手には的外れな批評な気もしますが。
The Guardian★★★
※「壊滅的という訳ではなく、ちょっとがっかりという程度」と言いつつ、やっつけ仕事っぽい短い批評です。
The Times★★★★
※カウフマンのカルロがお気に入りの様子です。
The Evening Standard★★★★
※各要素を一文で書いているような短さですが、好評です。
Daily Express★★★★
※公演全体を非常に気に入った様子です。

◆ウェブ批評◆
MusicalCriticism.com
※とにかく演出・セット・指揮が気に入らないようです。過去の公演まで引き合いに出してます。
The Stage
※短いですが好評です。
MusicOMH.com★★★
※「デュエットの時カウフマンとキーンリーサイドの声が判別しにくいときがあった」って(^^)全体的にあまり楽しめなかったようです。
What's On Stage★★★
※セットが悪いから歌手か指揮が好みじゃないと楽しめない公演、だそうです。
Opera Britannia★★★
※写真いっぱい、しっかり読み応えのある長文で分析しています。
nice!(0)  コメント(10)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 10

momo

ざっと批評に目を通したのですが、最近あんまり情報が多いと読む端からどんどん忘れていく、、、というボケ初期症状に陥ってます;;。

1か所、カウフマンがフランス語もイタリア語も得意、て書いてる批評を読んだんですが、、‘うっそ~!!’(^^;;)。彼、フランス語、得意なんですか?Romantic Ariasで唯一安心して聴けたのはドイツ語のだったように覚えてるのですが、、、。といっても私のフランス語は超初心者なので、ホントは判らないんですが、、、;;;。

でもイイの。超面食いの私はdictionが弱かろうが声質がもひとつ好きでなかろうが、彼を眺めてるだけでイイわ(^0^)。

と肝心のキーンリサイド様の事が、、;;;;。
by momo (2009-09-19 09:27) 

Sardanapalus

momoさん>
連続でコメントありがとうございます!

>情報が多いと読む端からどんどん忘れていく
私も、挙げた批評の内容は片っ端から忘れてますよ~。各批評への一言コメントは自分のためなんです(^_^;)

>カウフマンがフランス語もイタリア語も得意、て書いてる批評を読んだんですが、、‘うっそ~!!’(^^;;)。彼、フランス語、得意なんですか?
ああ、そういう批評ありましたね!でも、私も「カウフマンってフランス語得意かなぁ?」と思ってしまいました(^_^;)ROHだと「カルメン」とか歌っているからフランス語歌唱の印象が強いんでしょうか。映像で見たとき、特にディクションが素晴らしいとは感じませんでしたが。
by Sardanapalus (2009-09-19 09:43) 

keyaki

ビリャソンと同じ衣裳のようですけど、カウフマンは第一ボタンはずしてますね。
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01

2年連続で、ほとんど同じキャストでやるってめずらしくないですか? ビリャソンが元気だったら、ビリャソンだったのかしら?

>>カウフマンがフランス語もイタリア語も得意
これはフランス語のオペラもイタリア語のオペラも歌うってことじゃないですか.....オペラ歌手では当たり前のことですけど。

そう、そう、どういう話題でのコメントだったか忘れましたが、「カウフマンの携帯の短縮にダイヤルには、ビリャソンの喉のオペをした医者の電話番号が登録してあるんだって....」
ジョークだか本当だかは知りません....ってジョークでしょうね。
ビリャソンとけっこう似てますよね、声が..... 
by keyaki (2009-09-20 23:12) 

momo

そうなんですね。イタリア語のオペラもフランス語のも歌うと得意って事になるんですね、、、、。チューリッヒのフランツ・ヴェルザー=メストもこの前のTVでカレはフランス語もイタリア語も得意って言ってたので私は??ってなってたのですが、、。

キーンリサイド・インフォでドンカルロのyou tube映像を見つけて、みようとしたらもう削除済みだったんです;;;;。くやし~!!
by momo (2009-09-21 09:31) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>カウフマンは第一ボタンはずしてますね
本当ですね。そっちの方がセクシーだからかしら?(^_^;)あ、でもいくつか舞台写真を見ると、唯一Auto-da-feの場面ではちゃんとボタンとめているみたいです。

>2年連続で、ほとんど同じキャスト
珍しいと思います。もしかしたら、本当はビリャゾンの復活を期待して今年の方を映像にしたかったのかもしれません。それか、同じ歌手を使いたいという演出家の意向なのかも…。

>フランス語のオペラもイタリア語のオペラも歌うってことじゃないですか
ええ、多分そういうことでしょうね。私は特に素晴らしいディクションとも思いませんでしたが、フランス語は素人ですし、違和感もないので「得意」なんでしょうね。

>ジョーク
うわあ、これはジョークじゃなければ大変でしょう!こういうセンスを持った人ってすごいですね(^^)カウフマンは最近弱音の発声が気になると仰る方もいるので、喉のことも労わった方がいいのは確かでしょうけど。確かにビリャゾンもカウフマンもテノールにしては低めでゆるめ(他に言い方が分からないのですが)の声ですよね。
by Sardanapalus (2009-09-21 20:27) 

Sardanapalus

momoさん>
>ドンカルロのyou tube映像
Restate!とPer me giuntoでしょうか?あれは音源のみのクリップだったのですが、確かにもう削除されてしまっていますね。でも、今度10月17日(日本時間18日早朝)に今年の公演がウェブラジオで放送されますから、ぜひそちらをお聞きください♪詳しい情報が分かったらまた記事にしますね。
by Sardanapalus (2009-09-21 20:35) 

momo

you tubeの映像、3,4つあったと思うのですが、、とりあえず2つよりはもっと多かったような、、、。インフォで見たのですが、次々下のをクリックするも全部削除済みでした;;;。

BBC3のページを開けて見渡したのですが、もひとつ聴き方が解ってません;;;。18日早朝じゃないと聴けないんですか?それともその週はいつでもHPから聴けるんですか?なんかラジオだと電波が飛んでくるイメージなんですが(アナログ人間だから;;)、電波が空中を飛んでくる訳じゃなし、クリアに聴けるんでしょうね~(半信半疑です^^;;)。
by momo (2009-09-22 09:28) 

Sardanapalus

momoさん>
>you tubeの映像、3,4つあった
Restate!が2つに分かれていたので、計3つだったと思います。今あるのはオペラハウスが作った魅力が伝わらないハイライト映像だけですね~。

>BBC3のページを開けて見渡したのですが
何度か改装されていても使い辛いBBCのページですからねぇ(^_^;)お困りなのも当然です。実は、ホームページ上では10月10日以降のOpera on 3という番組の予定がまだ発表されていません。この放送はオンデマンドになるものとならないものがあるので、日本時間18日午前2時とか3時からの本放送を頑張って聞くのが一番安全です。ラジオ放送が近づいたらiPlayerへのリンクも含めた記事をアップしますね。音質はかなり満足できるレベルですし、ブロードバンドなら音が途切れることもないと思います。
by Sardanapalus (2009-09-22 19:56) 

momo

>この放送はオンデマンドになるものとならないものがあるので、日本時間18日午前2時とか3時からの本放送を頑張って聞くのが一番安全です。

とってもムリそう、、;;;。オンデマンドになる、というのに賭けてみます(^^;;)。iPlayerへのリンクって録音しておけるって事なんですか?
by momo (2009-09-23 06:50) 

Sardanapalus

momoさん>
>オンデマンドになる、というのに賭けてみます(^^;;)。iPlayerへのリンクって録音しておけるって事なんですか?
ROHの公演はオンデマンドになる方に私も賭けているんですけどね~。さてどうなることやら。iPlayerはBBCの音源・映像再生用のソフトですが、パソコン上に流れる音を録音することは無料の録音ソフトをダウンロードするだけで簡単にできます。もし興味がおありでしたら、サイドバーの「このブログへのご意見・ご感想・その他はこちら」から個人メールをください♪
by Sardanapalus (2009-09-23 22:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。