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キーンリーサイドの最新インタビューとエージェントのホームページ更新 [Keenlyside]

キーンリーサイドの最新インタビューがSEEN AND HEARD INTERNATIONALに掲載されました。ROHの「ドン・カルロ」のリハーサル公演後に行われたインタビューということですので、本当につい最近のものです。内容は、リラックスした私生活の話題からキーンリーサイドの音楽観や新しい役への取り組み方などまで多岐に渡っていて、中心の話題は当然ROHの「ドン・カルロ」再演についてです。下のリンクからどうぞ。

Simon Keenlyside – Rodrigo, Marquis of Posa in The Royal Opera’s Don Carlo: talks to Colin Clarke (CC)

「ドン・カルロ」関連で特に面白かった部分は、「フランス語版の方が気に入るんじゃないかってよく言われるけど、覚える時間がないからフランス語版は歌わない」と繰り返し口に出しているところ(よっぽど勧められているんですね^^)と、ニコラス・ハイトナーの演出ではロドリーゴは「シラーの原作に近くて、熱血で妥協を知らない理想主義者なんだけど、ヴェルディの音楽は高貴すぎちゃってイメージが違うから苦労する」と言っているところでしょうか。前の記事でROHの「ドン・カルロ」の批評をまとめてみましたが、何人かの批評家が「ロドリーゴの性格付けが物足りない」というようなことを書いていたのは、この高貴さを排除したハイトナーの演出方針が原因でしょうね。絶賛している人もいるのでどうなってるの?と思っていましたが、とりあえずこの謎は解明された気がします。(個人的には、高貴さのあるロドリーゴの方が好みですが^^)




それから、前々から情報が更新されず全く使えないと文句を言っていたキーンリーサイドのエージェントAskonas Holtのページが改装されて、非常に見やすく親切なつくりになりました。情報も更新され、インタビューや記事へのリンクも見つけ易くなっています。以前の状態を考えると大きな変化で驚いてしまいます!やればできるんですね。一番の変化は写真の表示方法でしょうか?今後の更新状況にもよりますが、これからは時々覗いてチェックしてみようと思います。

Askonas Holt: Simon Keenlyside


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コメント 8

NO NAME

> most of them are really not that good. Why?. Because I didn’t do that many and it is a different artform. It is extremely irritating, the microphone is right in front of your mouth the sound is too close.

これを読んでTales of Operaのフィガロを思い出しました(^^)。‘さ~これから難しいパッセージを歌うぞ~!!’って思い切り息を吸い込む音がクリアに入ってましたよね(^0^)。気にしてないんだとばかり思ってましたが、、、、(^^)。

奥様、赤ちゃんを置いてバレエ団のツアーに参加なさってるんですね~。これを読んだら昼間は赤ちゃんの世話してるの?と思っちゃいますが、きっとナニーが居るんだろうな~、、。

Dichterliebe、若い頃から大好きなんですが、イギリス人のキーンリサイドで聴こうとは思ってなかったんです(^^;;)。でもこのインタビューを読んで、買おうかな、、という気になっています。

とってもおもしろいインタビューでした。どうもありがとうございました~!!(てもうすでに半分程はアタマから抜け落ちてる可能性大なんですが、、、^^;;;;)
by NO NAME (2009-09-19 21:03) 

stmargarets

ふーん、個人的にはキーさんの演技からは熱血っぷりも高貴っぷりも観て取れた気がするんですけどね。まぁどちらかというと熱血っぷりの方が強かったけど。
だから性格付けが物足りないっていう批評は(英語でどういう表現になってるか、面倒くさがって読んでないので分からないけど)、私としてはちょっと納得がいかない感じです。
物足りないっていうか、自分達が思っている通りのキャラクターじゃなかったっていうことなのかな?
by stmargarets (2009-09-20 08:42) 

Sardanapalus

NO NAMEさん>
momoさんでしょうか?キーンリーサイドのレコーディング嫌いは有名ですね。他のインタビューでも何度か同じ事(マイクの位置)についてぶつぶつ文句言っているのを読んだことがあります(^^)

>奥様、赤ちゃんを置いてバレエ団のツアーに参加なさってるんですね~
今、日本で踊ってますよ(笑)ロイヤル・バレエの「兵士の物語」に出演しています。
http://www.heishi.jp/

>Dichterliebe、若い頃から大好きなんですが、イギリス人のキーンリサイドで聴こうとは思ってなかった
そうでしたか。キーンリーサイドの歌曲の歌い方は好みは分かれると思いますが、基本的に歌詞を大切に丁寧に歌っていると思います。CDの「詩人の恋」良かったですよ。きっちりと計算されつくしたF=ディースカウ風の歌い方が苦手な私には、歌曲の魅力を教えてくれる貴重な存在です(^^)
by Sardanapalus (2009-09-20 10:09) 

Sardanapalus

stmargaretsさん>
>性格付けが物足りないっていう批評は(英語でどういう表現になってるか、面倒くさがって読んでないので分からないけど)、私としてはちょっと納得がいかない感じ
私が「物足りない」とまとめた英語部分は'he was often dramatically blank'(Music OMH)とか'he didn't have as much dramatic impact as Kaufmann in this performance'(Musicalcriticism.com)とかです。stmargaretsさんがこの意見は納得いかないって言うなら、きっと私も納得いかないでしょう(^^)結局、
>自分達が思っている通りのキャラクターじゃなかった
ということだと思います。
by Sardanapalus (2009-09-20 10:22) 

momo

すみません。最初のコメント、御察しのとおりmomoです(^^;;)。詩人の恋は若い頃シュライヤーで聴いてたのですが、キーンリサイドのも試してみます~☆。

奥さん、ウィリアムケンプのプログラムに参加なさってたの?全然ノーマークでしたぁ~;;。
by momo (2009-09-20 17:25) 

Sardanapalus

momoさん>
やっぱりそうでしたか。毎回コメントありがとうございます!

>詩人の恋は若い頃シュライヤーで聴いてた
テノールで聴きなれていらっしゃるんですね。キーンリーサイドならば普通のバリトンよりはテノールに近い声質なので違和感は少ないかもしれません。でも、シュライヤーとは全然違うタイプだと思いますので、その違いも楽しんでくださいね。

>奥さん、ウィリアムケンプのプログラムに参加
そうなんですよ~。東京公演はもう終わっちゃいましたね。ヤノフスキーはとても素敵なバレエダンサーなので、いつか機会がありましたらぜひご覧になってください。
by Sardanapalus (2009-09-20 22:36) 

stmargarets

納得いかねぇ~(笑)
by stmargarets (2009-09-22 01:26) 

Sardanapalus

stmargaretsさん>
>納得いかねぇ~(笑)
あは、じゃあ私も納得いかないことでしょう。ラジオ放送が俄然楽しみになってきました。
by Sardanapalus (2009-09-22 19:19) 

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