Proms 2010: Prom 48 Rotterdam Philharmonic Orchestra [Keenlyside]
Proms 2010も中盤ですが、8月21日(土)に行われたProm 48にはサイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)が登場、ロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラ(Rotterdam Philharmonic Orchestra)をバックにマーラーの「リュッケルト歌曲集(Rueckert Lieder)」を披露しました。Promsは全てBBC Radio3で生放送され、その後1週間オンデマンドで聞くことができますので、そのiPlayerへのリンクを貼っておきます。
◆Prom 48: Rotterdam Philharmonic Orchestra(8月28日(土)までいつでも聴けます)
キーンリーサイドの登場は開始から20分後、舞台転換の間を埋める短いインタビューの後、本編が始まります。インタビューでは、「この大きなホールでこういう繊細な歌曲を歌うのは難しくないですか?」という質問に対して、「歌曲は個人が生きていく上で避けられない物事について語っていると思うので、そりゃ繊細だよ。例えば『私はこの世から忘れられて(Ich bin der Welt abhanden gekommen)』は大人なら誰でも望んだ事がある精神状態を歌ったものだし。でも、センチメンタルにはしたくないんだよ。だって、現代社会の組織から逃げ出して静かな場所で誰にも干渉されず過ごしたい、なんて感情は実際には一時的なものだからね。」と答えています。巨大なホールなので反響音がほとんど無いちょっと不思議な録音ですが、ラジオの方が絶対生で聴くよりもオケと歌唱のバランスがいいです。
この歌曲集は全体的に暗めというか、一歩引いている雰囲気が漂うのですが、一番盛り上がるのは3曲目の「真夜中に(Um Mitternacht)」でしょうか。暗い曲調ですが、ずしんとくる重さがあって私は結構好きです。キーンリーサイドはこの曲以外は、いつも批評で賛否両論になる高音部にメッツァ・ヴォーチェを多用した歌唱をしています。オペラの時とはまた違う歌唱が楽しめるかと思います。
ちなみに、8月23日(月)にエディンバラで行われたリサイタルも、9月1日にRadio3で放送されるようです(^^)既に何度かラジオで聞いている「詩人の恋」だけでなく、バタワースと、ローレムとかいう作曲家の歌曲も楽しみです!こちらも放送後オンデマンドになるはずですので、皆様ごゆっくりお楽しみください。
◆BBC Radio 3 Lunchtime Concert: Simon Keenlyside, Malcolm Martineau
◆Prom 48: Rotterdam Philharmonic Orchestra(8月28日(土)までいつでも聴けます)
キーンリーサイドの登場は開始から20分後、舞台転換の間を埋める短いインタビューの後、本編が始まります。インタビューでは、「この大きなホールでこういう繊細な歌曲を歌うのは難しくないですか?」という質問に対して、「歌曲は個人が生きていく上で避けられない物事について語っていると思うので、そりゃ繊細だよ。例えば『私はこの世から忘れられて(Ich bin der Welt abhanden gekommen)』は大人なら誰でも望んだ事がある精神状態を歌ったものだし。でも、センチメンタルにはしたくないんだよ。だって、現代社会の組織から逃げ出して静かな場所で誰にも干渉されず過ごしたい、なんて感情は実際には一時的なものだからね。」と答えています。巨大なホールなので反響音がほとんど無いちょっと不思議な録音ですが、ラジオの方が絶対生で聴くよりもオケと歌唱のバランスがいいです。
この歌曲集は全体的に暗めというか、一歩引いている雰囲気が漂うのですが、一番盛り上がるのは3曲目の「真夜中に(Um Mitternacht)」でしょうか。暗い曲調ですが、ずしんとくる重さがあって私は結構好きです。キーンリーサイドはこの曲以外は、いつも批評で賛否両論になる高音部にメッツァ・ヴォーチェを多用した歌唱をしています。オペラの時とはまた違う歌唱が楽しめるかと思います。
ちなみに、8月23日(月)にエディンバラで行われたリサイタルも、9月1日にRadio3で放送されるようです(^^)既に何度かラジオで聞いている「詩人の恋」だけでなく、バタワースと、ローレムとかいう作曲家の歌曲も楽しみです!こちらも放送後オンデマンドになるはずですので、皆様ごゆっくりお楽しみください。
◆BBC Radio 3 Lunchtime Concert: Simon Keenlyside, Malcolm Martineau
昨年に引き続いてのProms出演ですね。 つややかな声を聴かせてくれて、充分休養とったんだわと、ほっとしました。 日本公演まで好調さ維持してほしいものです。
ところで、このフレンチカナダ人の指揮者Nezet-Seguin(って、どう発音するのでしょうか)は、今度のMETでのDon Carlo指揮することになっています。 今回のProms共演は、Keenlysideにとって、指揮者を知る良い機会になったのではないでしょうか。
by Kew Gardens (2010-08-25 22:32)
あら奇遇!
翌22日のProm 49: A Celebration of Rodgers and Hammersteinではギルフリーが“南太平洋”の抜粋ほかを歌ってます。
たまたま公式サイトをチェックしたタイミングが良かったので、間に合って聴けました(笑)。
ところで、こっそりお訊ねなのですが、これって録音・・・できますかしら?
ミュージカルナンバーはピアノ伴奏ばっかりで、初めてオケ伴奏で聴けたのが嬉しいので、手元に置いときたいのですけど・・・。
by 彩 (2010-08-26 00:19)
Kew Gardens さま>>>ヤニック・ネゼ・セガンです。
Sardanapalusさま>>>日本公演はいつご覧になられますか?
by Sheva (2010-08-27 06:20)
Kew Gardensさん>
>つややかな声を聴かせてくれて、充分休養とったんだわ
私も、十分休んでいる声してるわ~って思いました。無事に日本公演も終えてもらいたいですね。
>今度のMETでのDon Carlo指揮
おお!それはノーチェックでした。この指揮者ならいい公演になりそうですね♪
by Sardanapalus (2010-08-27 19:48)
彩さん>
>Prom 49: A Celebration of Rodgers and Hammersteinではギルフリーが“南太平洋”の抜粋
それは聞き逃せませんでしたね!お役に立ててよかったです。
>これって録音・・・できますかしら?
お返事遅くなってしまいましたが、できますよ~(こっそり)
一番簡単な方法は、iPlayerで再生している音を録音ソフトで録る方法です。パソコンに「ステレオミキサー」(パソコン内で流れている音を録音するために必要)があればすぐに録音できますよ!
by Sardanapalus (2010-08-27 19:59)
Shevaさん>
ど~も~。私は、初日の横浜公演に行きます。NHKホールはどうしても避けたかったので…。
by Sardanapalus (2010-08-27 20:01)
ゲオルギュー降板!
やられたわ~
私は東京の方なんですわ~お会いできないですね。残念!
NBS早く発表すべきですよね。
今、憤懣やるかたない、やるせない気持ちです。
by Sheva (2010-08-27 23:57)
ゲオルギュー、降板しましたね~。お嬢さんの手術のためとか、、、、。彼女、アラーニャとは再婚なんですか?それともこのお嬢さんはアラーニャのお子さん?
↑
どうも下世話な興味で、、、、すみません(^^;;)
by momo (2010-08-28 08:49)
Shevaさん>
あらー、お会いできないのは残念ですぅ。もしかして安いチケットが出てきて、気が向いたらNHKホールにも行くかも?…しれません。
ゲオルギュー、やられちゃいましたねぇ!まあ、でも正直言うと私は元から50パーセントくらいはキャンセルかもなぁ、って思っていました。最近ヨーロッパでもキャンセルばっかりだったし。
>NBS早く発表すべきですよね。
これは全くその通り!!もういい加減にこういう体質はやめて欲しいです。
by Sardanapalus (2010-08-28 22:00)
momoさん>
>彼女、アラーニャとは再婚なんですか?それともこのお嬢さんはアラーニャのお子さん?
ゲオルギューとアラーニャはどちらも再婚同士なんですよ。ちなみに、「ゲオルギュー」というのは、最初の夫の苗字だそうです。で、お嬢さんのことは私も分からなかったのですが、ゲオルギューファンのロンドンの椿姫さんが詳しく記事にしてくださっています↓。
http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-10632157873.html
by Sardanapalus (2010-08-28 22:07)
Shevaさん
指揮者の名前を教えてくださって、どうもありがとうございました。 アルファベットみても想像できませんでした・・・。
(>Sardanapalusさん、場所(?)をおかりしました。)
ゲオルギューの降板は、やはりねと思いながら、残念半分。 今後、彼女のVioletta聞くこと、なさそう。 椿を見に行く第一の目的ではなかったといえ、損した気分をぬぐえません。 あぁ~。
by Kew Gardens (2010-08-29 04:00)
Kew Gardens さま、ご丁寧に恐れ入ります。ヤニック・ネゼ=セガンは2010年1月のMETカルメンの指揮者です。
http://plaza.rakuten.co.jp/syeva/diary/201001160002/
Sardanapalusさん、場所(?)をおかりしました。
>>降板
日本でオペラを見ることにぶっちゃけ絶望感を感じています。
by Sheva (2010-08-29 08:45)
お返事遅くなりましたが、アドバイスありがとうございました。
ネットで検索して、一番操作が簡単そうだった(笑)ソフトを入れてみて、
無事録音に成功しました!
それにしてもROHの「椿姫」、主役がキャスト変更なんですね~。
先月のトリノでは、無事好調のデセイが聴けましたが、
主役“だけ”がお目当ての私、当日まで冷や冷やでした。
by 彩 (2010-08-29 23:13)
Kew Gardensさん>
Shevaさん>
>Sardanapalusさん、場所(?)をおかりしました。
どうぞどうぞ~どんどん情報交換にご利用ください。
それにしても、来日公演のキャンセルには毎回ドキドキさせられますよね。大金出してるんだからなかなか吹っ切れないですし。ゲオルギューのヴィオレッタはこの前のロンドン公演でも評判だったので、私も残念です。
by Sardanapalus (2010-08-30 00:47)
彩さん>
無事に録音できたとのこと、良かったです~!これでいつでもじっくり聴けますね。
>主役“だけ”がお目当ての私、当日まで冷や冷や
来日公演の場合、実際に会場に行ってみるまで分かりませんからね~。私も今はこれ以上のキャンセルが無いように祈っています!(^^)
by Sardanapalus (2010-08-30 00:50)