SSブログ

パッパーノ&キーンリーサイド トーク&サイン会@渋谷Tower Records [Keenlyside]

★10月11日追記★
CDJournal.comに、トーク&サイン会の様子がアップされています!当日一般参加者は撮影禁止でしたので、貴重な会場の写真も掲載されています。注目ポイントは、パッパーノの派手なシャツ!(^^)


9月20日(月)の11時から渋谷のTower Recordsで、アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)トーク&サイン会がありました。これは是非行かないと!と思ったのですが、なんと丁度この日は愛知トリエンナーレの一環で名古屋で行われる「ホフマン物語」を午後2時から見に行くことにしていたのです。なんでこういうイベントって重なってしまうんでしょうか?(^_^;)半日ほど悩みましたが、やっぱりめったにない機会ということで渋谷にも行くことにしました。

このトーク&サイン会はTower Recordsのクラシック売り場が会場ということで、ついでにロックコーナーへ行って欲しかったCDも購入しちゃいました(^^)v売り場では開店直後から何人かのファンが場所取りをしていましたが、客には椅子はなし。11時までの1時間、ご一緒したKew GardensさんとShevaさんと立ったままおしゃべりしながら開始時間を待ちました。

11時少し前に、50人ほど集まったファンからの暖かい拍手と(まだ何もしていないのに)「ブラボー」の声が飛ぶ中、パッパーノが登場~。が、壇上に上がってすぐキョロキョロ辺りを見回して、「あれ、サイモンは?」そういえば、一緒にいるはずのキーンリーサイドはどこだ?とファンたちもキョロキョロしていると、当の本人は店内反対側のレジでCD購入の真っ最中!(笑)司会者の「いまお会計をされているそうです」の一言に、皆で大笑いでした。なんとまあ、つかみはOKすぎじゃないですか!何てキーンリーサイドらしいんでしょう。
皆の注目する中恥ずかしそうに小走りでキーンリーサイドが壇上に上がったところで、イベントが始まりました。前半の質問コーナーは、司会のヨシダさんのこなれたトークとかゆい所に手の届く質問内容で、通訳していた人は内容をはしょりすぎでしたが、この手のイベントにしてはかなり充実した内容だったと思います。パッパーノにはホールの音響や「マノン」の音楽作り、そしてロイヤルオペラとしての今後の上演予定などを中心とした質問でしたが、特に今回「マノン」の5幕の前に演奏された「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」の管弦楽版の意図について突っ込んだ際には、「それに気付いたのはあなたが初めてですよ!」とかなり嬉しそうでした。この管弦楽版は、長い場面転換の時間を埋めるのが第一の目的だったそうですが、しっくり来る音楽がなかなか見つからず苦労していたところ、ふとアリアを管弦楽にして演奏すれば良い、と閃いたとか。へぇ~。私はマノンは全然詳しくないのでそんな裏話は知りませんでしたが、あの管弦楽はそれまでのマノンの人生を振り返るという意味でもなかなか効果的だったと思います。

続いて、パッパーノへの質問時間中、ずっと所在無さげに足元をじろじろと見ていたキーンリーサイドへの質問は、「いいCDは見つかりましたか?」「もちろん!」のやり取りから(笑)ジェルモンのような老け役を歌うことについてや、今後のレパートリーについてを中心にしたものでした。中でも一番ウケたのは、「ジェルモンがしょっちゅう眼鏡をかけたり外したりするのはなぜですか!?」と、「足の方は大丈夫ですか?」の2つの質問です。皆さん当然気になっていましたよね!?(^^)質問は大ウケでしたが、足は実際に品川駅のエスカレーターで押されて少し痛めてしまったらしく、演技ではなかったそうです。しんしんさんが19日の公演で動きが落ち着いていた、という報告をしてくださいましたが、単に怪我が痛くてあまり動けなかっただけかもしれません(^_^;)

詳しい内容は、いつも仕事の素早いShevaさんがメモを元に文章を起こしてくださっていますので、以下のリンクからどうぞ。
日本語はこちら
英語はこちら(キーンリーサイドの写真つき)

質問コーナーの後はサイン会となり、パッパーノには「セヴィリアの理髪師」のDVDブックレットに、キーンリーサイドには「魔笛」DVDのブックレットにそれぞれサインを貰いました。キーンリーサイドには、「次回来日時にはリサイタルもやってくださいよ~」と言うと、「うん、今その方向でも考えてるところだよ」との答え。ちょっと期待しながら待つことにします!


イベント終了後、最初に買っていたCDがキーンリーサイドの元に届いたのですが、かなりの大荷物(笑)何を買ったのか聞いたところ、「ハイドンと~、アルバン・ベルク四重奏団と~、ピアノと~・・・」とあれこれ出して見せてくれました。本当に大量に買ったんですねぇ。ちなみに、それを見て自分も欲しくなったのか、パッパーノもイベント終了後にCDを物色していました(^^)あの~、あなたはすぐ「マノン」の公演があるのでは??私は私で、終了後すぐに品川に移動し、新幹線に飛び乗って名古屋へ向かい、「ホフマン物語」を途中から堪能しました。いや~楽しかったけれど大変な1日でした!
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 6

sora

こんばんは~。
楽しいサイン会だったのですね(^^)
私もキーンリサイドに近くで会いたかったな~。ジェルモンパパにはのれなくても、単に格好良いから好きです♡
でもさすがに今回は、のれなかったので会いにいけなかったです(泣)

>特に今回「マノン」の5幕の前に演奏された「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」の管弦楽版の意図について突っ込んだ際には

私も昨日「マノン」を観て、あれ?こんなんあったっけ?いい味出してるな~って思いました。
でも私もそんなにきちんと曲を覚えているわけではなかったので、終わったら忘れてました(^^)>>

相変わらずつらつらとmadokakipさんのところにパッパーノの不満を書きまくったので気が向いたら読んで下さい(笑)
でも楽しかったんですよ。マノン。

明日は良い公演になるといいですね。もちろん悔しい気持ちはありますが、行かれる方が楽しまれて欲しい気持ちは嘘ではありませんので。
感想を楽しみにしております☆
by sora (2010-09-22 02:03) 

keyaki

>司会のヨシダさん
って、ヨシダコウジさん?
ちゃんとまともな質問のできる人の司会だったんですね。
のぞきに行けばよかった....自宅からは遠いですけど、事務所からは井の頭線ですぐなんですよ。

やっぱり、捻挫でしたか.....(笑

日本公演のマノンは見なかったんですか.....

22日のネトレプコ登場、結局、観客はツンボ桟敷で出来レースだったんですね。ヤオのホームページには22日はスケジュールに入ってなかったですからね.....ヴァレンティ君のホームページにも共演者に「ヤオ/ネトレプコ」となってましたから。
最初から、予定として発表したってなんの問題もなかったと思いますけど、なんか不透明なやりかたでしたね。
by keyaki (2010-09-22 02:13) 

Sardanapalus

soraさん>
>楽しいサイン会だったのですね(^^)
小規模でしたが、面白い上に内容が濃かったです。

>私もキーンリサイドに近くで会いたかったな~。
相変わらずネタの多いキーンリーサイドでした(笑)きっと、イメージされている以上に楽しい人ですよ、キーンリーサイド。

>でも楽しかったんですよ。マノン
いろいろあっても楽しまれたのですね、よかったです。パッパーノは合わないとしても、椿姫よりは主役カップルがいい調子だったようですから、当然全体としては満足できる出来になりますよね。

椿姫最終日の感想は、頑張って書いているところです。何と言うか、所々ほつれがあってもすごく無理やりまとめ上げた、という感じの公演でした…。
by Sardanapalus (2010-09-23 21:05) 

Sardanapalus

keyakiさん>
>ヨシダコウジさん?
はい、そうです。とても手際よく専門的な質問から楽しい質問までこなされていてました。特に、パッパーノの「マノン」に対する姿勢や、キーンリーサイドのパパ・ジェルモンの役作り、それに今後のROHのスケジュール予定については興味深い話が聞けました。

>日本公演のマノン
やっぱりこのオペラ自体が好きじゃないんですよ~この公演はカットが少なくて長時間に渡りますし、ロンドンで見てしまいましたし。ポレンザーニもよかったそうですから、お金と時間があれば行ってもよかったんですけどね。私は「椿姫」だけでいっぱいいっぱいでした。ちょっとキャスト発表で手際が悪かった22日の公演は、まあ確かにネトレプコが歌ったわけですが当然お疲れモードでしたし、演出としてもあちこちほころびもあり、大絶賛できる公演ではありませんでした。しかも、映像収録している様子もなく…結局テレビ放送の件はどうなっているんでしょうか??
by Sardanapalus (2010-09-23 21:15) 

mami

トーク+サイン会で、お声をかけさせていただきました。
その後、いろいろお話できて楽しかったです。
皆様のご歓談中、思い切って、お声をおかけしてよかったです。

想像していたより、トークコーナーがちゃんとしていて良かったです。

キーンリーサイド、素敵でいろいろ面白い方ですね。
終了後、階段に向かっていったのがびっくりしました。
「品川で、足を痛めたのではなかったの??」と頭をよぎりましたが。

また、今後ともよろしくお願いいたします。

by mami (2010-09-24 18:33) 

Sardanapalus

mamiさん>
わざわざ声をかけていただいて、嬉しかったです。楽しい話で盛り上がれましたよね!こんなキツキツなスケジュールでなければ、もっともっとお話したかったです!

>トークコーナーがちゃんとしていて良かった
本当、短い時間でしたけどあそこまで内容が充実しているとは思いませんでした。早起きして東京まで出た甲斐があったというものです。

>終了後、階段に向かっていったのがびっくりしました。
>「品川で、足を痛めたのではなかったの??」
これには私も目が点でした!何でそこですぐ隣にあるエレベーターを使わないのか??しかも、6階ですよ~。ま、それだけ大した怪我じゃないということでしょう(^^)

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。次は、もう少しゆっくりお話できるようにスケジュールを組みましょうね!(笑)
by Sardanapalus (2010-09-25 00:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。