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京都市交響楽団 第2回名古屋公演@愛知芸術劇場コンサートホール [音楽(クラシック)]

2月24日(金)に、京都市交響楽団の第2回名古屋公演へ行ってきました。目的は、勿論ホルン奏者のラデク・バボラク(Radek Baborak)♪新聞に載っていた広告のクイズに応募して、無料招待チケットで鑑賞してきました。ラッキー(^^)といっても、チケットの売れ行きはそれほど芳しくないようでしたので、もしかしたらクイズ応募者は全員招待だったのかもしれませんが…。

プログラムは以下のとおりでした。
R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
R・シュトラウス ホルン協奏曲
     *
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番


個人的に苦手な曲の多いR・シュトラウス、実は「ドン・ファン」も良いと思えたことがありません。なんだかガチャガチャうるさいかと思えば冗長な部分も多いですし、何よりドン・ファンのイメージが沸いてこないんですよね。今回も、その印象は変わらず、でした。

2曲目は、今夜のメインであるホルン協奏曲だったのですが、バボラクが登場しただけで明らかに観客の拍手のテンションが違いました(笑)そして、演奏はというと、流石バボラク、期待を裏切らずとっても素敵でした!毎回聴くたびに思いますが、ホルンからあんなに多彩な音色が出てくるものなんですねぇ。今回はR・シュトラウスだからか、やわらかめの音色を中心に超絶技巧もさらっと余裕で吹きまくり、楽しんで演奏していたように見えました。バボラクののびやかな演奏に引っ張られる形でオケの演奏ものってきて、1曲目の「ドン・ファン」より明らかに良い出来だったと思います。バボラクの音色にうっとり聴き入っているうちにあっという間に演奏は終わってしまいました。バボラクを聴くのは2007年以来でしたが、ベルリン・フィルもやめてしまって聴く機会が減ってしまった今、こうして来日して演奏してくれるのは大変ありがたいですね。大盛り上がりの客席からのもっと聞かせて!と言わんばかりの拍手に応えて、アンコールの1曲目は何とジークフリートのホルンコール!これってこんなにかっこいい旋律でしたっけ?有名な旋律だからこそ、改めてバボラークの「天才」っぷりを感じることが出来ました。しかし、熱くなっている聴衆たちがこんな短いアンコールで帰らせるはずも無く、続いて「アルペン・ファンタジー(Alpen Fantasia)」、そしてブラウン作「プレリュード」と、合計3曲のアンコールになりました。

休憩を挟んだ後は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。私、なぜかショスタコーヴィチは第5番と第6番ばかりを聴いている気がします(^^)しかも、大体別の曲を聴きに行ったらプログラムに入っていた、というパターンで…勿論、第5番も第6番も名曲だとは思いますが、少し聞き飽きた感があるのも事実です。特に、第5番は最近も佐渡裕とベルリン・フィルの熱気あふれる演奏に感銘を受けたばかりなので、この日の演奏はこじんまりとまとまりすぎて少々退屈な印象を受けました。広上淳一の指揮は可もなく不可もなくといったタイプで、ショスタコーヴィチなんだからもっとフォルテとピアノをはっきりさせても良かったのでは?と思う箇所もあり、最後まで乗り切れないままでした。

京都市交響楽団を聴くのは約12年ぶりでした。東京のそこら辺のオケより断然演奏レベルも高いですし、オケとしての音色のまとまりやバランスは非常に聴きやすいと思います。名古屋で定期的にコンサートをするようになったのですね。次回のプログラムは好みじゃないので行かないと思いますが、今後は毎回チェックしたいと思います。
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