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パリでのリサイタルは無事終了 [Keenlyside]


Photo from Simonkeenlyside.info



2月6日のベルリンでの「椿姫」公演をキャンセルしたキーンリーサイドですが、2月10日のパリでのリサイタルは無事に終えたようです。これで24日にはラジオ放送が聞けます~♪リサイタルは素晴らしかったそうで、良かった良かった(^^)Simonkeenlyside.infoに素敵な写真がいっぱい載りました。キーンリーサイドは多分新しい三つ揃えのスーツ着ていますね。しかし、相変わらずピアニストのマルティノーも合わせてそこらのサラリーマンのようです(笑)会場はオルセー美術館とはいえ、反響版もついているしっかりしたつくりのホールだったんですね。私はそれこそ絵画の飾ってある場所で歌うのかと勝手に想像していたので、そこはちょっと予想が外れました~。この英語歌曲のリサイタルは、2月24日にFrance Musiqueにて放送予定です。個人的には、アイアランドの"Sea Fever"が聞けるのが嬉しいです。



2月24日(木) 12:30-14:00 (日本時間24日20:30-22:00)
France Musique "Concert de midi et demi"

Simon Keenlyside, baritone
Malcolm Martineau, piano

《プログラム》
John Ireland:
Sea Fever

Peter Warlock:
My Own Country sur un poème d’Hilaire Belloc
Sleep sur un poème de John Fletcher

Percy Grainger:
The Sprig of Thyme

Herbert Howells:
Little Boy Lost

Gustav Holst:
Betelgeuse, op. 48 n°12

Benjamin Britten:
Songs and Proverbs of William Blake, op. 74

Henry Purcell / Benjamin Britten:
Sweeter than Rose

Ned Rorem:
Root Cellar, extrait de Three Poems of Theodore Roethke
Oh You Whom I Often and Silently Come, extrait de Poem de Walt Whitman
My Papa’s Waltz
Youth, Day, Old Age and Night

George Butterworth:
Six Songs from A Shorpshire Lad
1. Loveliest of trees
2. When I was one-and-twenty
3. Look not into my eyes
4. Think no more, lad
5. The lads in their hundreds
6. Is my team ploughing?
Bredon hill and other songs poems by Alfred Edward Housman
1. Bredon Hill
2. Oh Fair enough are sky and plain
3. When the lad for longing sighs
4. On the idle hill of summer
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MET「ハムレット」NHKで放送! [Keenlyside]

2月20日からNHKのBS-hiで5夜連続放送される「華麗なるメトロポリタン・オペラ」で、2010年にMETライブビューイングで上演されたサイモン・キーンリーサイド主演の「ハムレット」が下記の通り放送されます!(ライブビューイングの時の感想記事はこちら。)この「ハムレット」は非常に優れた上演でしたので、こうして日本語字幕つきで家で楽しめるのはとっても嬉しいです♪キーンリーサイドのファンじゃない人にも、オペラの「ハムレット」の記録映像としてオススメできる公演です。久しぶりにありがとう、NHK。




2月23日(水)午後10:00~午前1:05 NHK BS-hi
華麗なるメトロポリタン・オペラ 「ハムレット」


Hamlet : Simon Keenlyside
Ophelie : Marlis Petersen
Gertrude : Jennifer Larmore
Claudius : James Morris
Laerte : Toby Spence
Ghost of Hamlet’s father : David Pittsinger
Polonius: Maxim Mikhailov

Chorus and Orchestra of the Metropolitan Opera


参考映像:ハムレットのアリア「酒よ憂さ晴らせ」



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World Hunger Day Gala写真とライブビューイング「ドン・パスクワーレ」休憩インタビュー映像 [Keenlyside]

オペラ歌手サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)が珍しくミュージカルナンバーを歌った1月9日のWorld Hunger Day Galaの写真が、The Hunger Projectのflickrページに掲載されました。そのうちの1枚をご紹介します。良い感じに「ビリー」してるじゃないですか。


Photo from The Hunger Project


マイク持ってる!という以上に、右手の人差し指に巻かれた絆創膏に目が行ってしまいます…自宅での農作業で怪我でもしたんでしょうか?(笑)単に役作り?折角珍しい曲を歌ったのですから、どこかから音源が出てきて欲しいものです。




それから、METのライブビューイング「ドン・パスクワーレ」の際のアラーニャとキーンリーサイドの休憩時間インタビューの映像がYoutubeにアップされていましたので、以下にはっておきます。「今の私ってとってもラッキー!この2人の隣にたつ権利を他の女の子に譲るならお金をとるわ♪」とハイテンションでウィットのあるスーザン・グレアムの司会で行われるインタビューですが、内容はいたって真面目ですので、「ドン・カルロ」のライブビューイングを楽しまれた方はぜひどうぞ。それにしても、何度見てもキーンリーサイドの去り際の素早さに笑ってしまいます。


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キーンリーサイド in USA [Keenlyside]

11月~12月にかけてNYに滞在中のサイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)ですが、その間にいくつかニュースが入ってきています。


まず、クラシック音楽誌とウェブサイトを運営しているMusical Americaが毎年行っている表彰で、Vocalist of the Yearカテゴリをサイモン・キーンリーサイドが受賞しました。おめでとうございま~す!Musicalamerica.com上の表彰者紹介記事はこちらです。アメリカのこういう賞を貰うのは今回が初めてではないかと思うのですが、やはりMET「ハムレット」での成功が印象的だったのでしょうか。作曲家部門を受賞したトマス・アデスの「テンペスト」で素晴らしいプロスペロを歌っているのも評価に入っているようです。METの2012年-2013年シーズンにはロベール・ルパージュ演出で「テンペスト」を上演、プロスペロはキーンリーサイド、なんていう噂がありますが、実現したらぜひライブビューイング→DVDにして欲しいです!ルパージュのシェイクスピア劇の演出はなかなか新鮮で面白いので、待ち遠しいですねぇ。


そして、11月14日に行われたリチャード・タッカーガラ(2010 Richard Tucker Music Foundation Gala)の批評がいくつか出ています。いつものように、SimonKeenlyside.infoにアップされていますので紹介します。今年のタッカーガラは非常に渋いアリアがずらりと並んでいたようです。しかも、私が楽しみにしていたバリトン3人集(笑)のうち、実際出演したのはキーンリーサイドのみ…ガーン。更に、今年のガラはラジオもテレビも放送無しなんだそうです。残念です。ちなみに、キーンリーサイドが歌ったのはマスネ作のエロディアードより“Vision fugitive”と、リゴレットの四重唱(リゴレット役)でした。こちらのブログ記事によると、“Vision fugitive”では小道具として持って来たグラスを落ち着きなく持ちかえながらの歌唱だったそうですが、このグラスがなぜ必要なのかピンと来る人は少なかったんじゃないでしょうかね?一応、アリアの冒頭が「この飲み物は幻影を見せてくれる」という歌いだしだからでしょうけど…アメリカでフランス語のアリア、しかもあまり歌われない作品ですから、きっと聴衆の頭の中は「?」でいっぱいだったんじゃないでしょうか?(^_^;)


さらには、11月22日に初日を迎える「ドン・カルロ(Don Carlo)」のドレスリハーサルが終わり、ステージ写真と紹介ビデオがMETのホームページに掲載されました。SimonKeenlyside.infoのページにもアップされていますが、以下にMETのページへのリンクを貼っておきます。特にステージ写真はなかなか良い感じで、公演への期待が膨らみます♪現地にいけない私としては、ライブビューイングが待ち遠しいです!そうそう、ライブビューイングといえば、この前の「ドン・パスクワーレ」のライブビューイングには休憩時に「ドン・カルロ」からキーンリーサイドとアラーニャが登場し、「ドン・カルロ」のCMがてらインタビューに応えていたとか。二人とも、リハーサルの合間にガラやらコンサート公演やらもあるのに、お忙しいことですね。

ドン・カルロ公演ページ

ドン・カルロステージ写真
(個人的には、あのカルロの衣装はビリャゾンよりアラーニャに似合っていると思います。)
ドン・カルロ紹介ビデオ

NY Times紙「ドン・カルロ」紹介記事
※キーンリーサイドのリハーサル写真が載っていますし、あらすじだけでなく演出家・キャストその他の歌手達の作品に対する意見も分かり易く記事になっていて、読み応えがあります。ライブビューイング前に読んでおくと面白いかもしれません。
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ウィーンのホレンダー音楽監督退任ガラ放送 [Keenlyside]

既に放送されてしまったのですが、先週末のNHK BS-hiプレミアム・シアターは、サイモン・キーンリーサイドがトリをつとめた、今年6月のイアン・ホーレンダー総監督退任ガラの様子がたっぷり4時間放送されました。え~、情報が遅いじゃないか!と思われる方、大丈夫です!?11月14日深夜にはBS-2で放送されます♪NHKの紹介ページにはキーンリーサイドの名前はないですが、ちゃんと最後に出てきてマクベスのアリアを歌ってくれますのでご安心を。

ホーレンダー在任中の新演出を中心にしたレパートリーということで珍しい選曲も多いガラなので、日本語字幕付で見るとそれぞれのアリアの内容がすぐ分かって良かったです。キーンリーサイドの歌う場面で一番驚いたのはYoutubeにアップされている映像には挿入されていた舞台映像がなかったことです。ほんの数秒でしたがあまりに酷い演出で呆れてしまった映像だったので、今回はキーンリーサイドをずっと見られて嬉しいです(^^)そうそう、冒頭の「リエンツィ」序曲で流れるバックステージ映像にも、メータとハグしたり蝶ネクタイを締めたりするキーンリーサイドが見られましたので、最初からお見逃しのないように。あまりに出演者が多かったからか、歌手達が廊下でヘアメイクしたり立ち話して時間を潰している様子もちらりと映って楽しい序曲です。



11月15日(月)午前0:40~4:40
NHK BS-2 プレミアムシアター
ウィーン国立歌劇場 イオアン・ホーレンダー総監督フェアウェル・ガラ


【曲目】
「フィガロの結婚」「ウィリアム・テル」「ドン・カルロ」「ジャンニ・スキッキ」「メリー・ウィドー」「魔弾の射手」「トリスタンとイゾルデ」「ローエングリン」など、ホーレンダー総監督のもとで上演されたオペラの名アリアと管弦楽曲
【出演】
プラシド・ドミンゴ、アンナ・ネトレプコ、トマス・ハンプソン、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、トーマス・クヴァストホフ、ワルトラウト・マイア、レオ・ヌッチ、ラモン・ヴァルガス、デボラ・ポラスキ、ペーター・ザイフェルト、バルバラ・フリットーリ、ナタリー・デッセー、ヨハン・ボータ、ファルク・シュトルックマン、ミヒャエル・シャーデ、フェルッチョ・フルラネット、ほか
【合唱】
ウィーン国立歌劇場合唱団
【管弦楽】
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
【指揮】
ズービン・メータ、ペーター・シュナイダー、フランツ・ウェルザー・メスト、アントニオ・パッパーノ、ファビオ・ルイージ、シモーネ・ヤング、ほか



【おまけ】
10月22日にロンドンで行われたTemple Churchでのリサイタルの、リハーサル時のおふざけ写真がドレイクのウェブページにアップされていました。タイトルは「楽譜のチェック中(Checking the score)」(笑)

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Keenlyside関連ニュース:ROH「椿姫」TV放送なし&グラモフォン・アワード [Keenlyside]

波乱の来日公演だったROH「椿姫」のテレビ放送について、kametaro07さんが記事にしてくれています。それによると、NHKは収録していなかったということで、放送はないようです。あらら…残念なような、あの出来なら放送されなくて良かったような(^_^;)それにしても、このROH公式日本語サイトの情報は何なんでしょう?バレエがTV放送されるのを、勢い余ってオペラのほうにもリンクしてしまったんでしょうかね?当然ながら、同じページにリンクされている「上演映画館」の情報も怪しいですね。こういう情報でファンは一喜一憂するのですから、しっかりしてほしいものです。


さて、そんな残念なニュースだけではなく、喜ばしいニュースもあります。ROHの再演をライブ収録したオペラ「Tempest(テンペスト)」のCDが、グラモフォン・アワード(Gramophone Award) 2010の現代音楽(Contemporary)部門を受賞しました!おめでとうございます~。受賞者一覧はこちら、テンペストの批評はこちら。思いっきり現代音楽ですし、音だけで全編を聞きとおすのは中々大変な作品ですが、アマゾンへのリンクを貼っておきます。

Tempest

Tempest

  • アーティスト: Simon Keenlyside,Thomas Adès,Thomas Adès,Cyndia Sieden,Kate Royal,Ian Bostridge,Toby Spence,Covent Garden Royal Opera House Chorus
  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 2009/04/13
  • メディア: CD


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パッパーノ&キーンリーサイド トーク&サイン会@渋谷Tower Records [Keenlyside]

★10月11日追記★
CDJournal.comに、トーク&サイン会の様子がアップされています!当日一般参加者は撮影禁止でしたので、貴重な会場の写真も掲載されています。注目ポイントは、パッパーノの派手なシャツ!(^^)


9月20日(月)の11時から渋谷のTower Recordsで、アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)トーク&サイン会がありました。これは是非行かないと!と思ったのですが、なんと丁度この日は愛知トリエンナーレの一環で名古屋で行われる「ホフマン物語」を午後2時から見に行くことにしていたのです。なんでこういうイベントって重なってしまうんでしょうか?(^_^;)半日ほど悩みましたが、やっぱりめったにない機会ということで渋谷にも行くことにしました。

このトーク&サイン会はTower Recordsのクラシック売り場が会場ということで、ついでにロックコーナーへ行って欲しかったCDも購入しちゃいました(^^)v売り場では開店直後から何人かのファンが場所取りをしていましたが、客には椅子はなし。11時までの1時間、ご一緒したKew GardensさんとShevaさんと立ったままおしゃべりしながら開始時間を待ちました。

11時少し前に、50人ほど集まったファンからの暖かい拍手と(まだ何もしていないのに)「ブラボー」の声が飛ぶ中、パッパーノが登場~。が、壇上に上がってすぐキョロキョロ辺りを見回して、「あれ、サイモンは?」そういえば、一緒にいるはずのキーンリーサイドはどこだ?とファンたちもキョロキョロしていると、当の本人は店内反対側のレジでCD購入の真っ最中!(笑)司会者の「いまお会計をされているそうです」の一言に、皆で大笑いでした。なんとまあ、つかみはOKすぎじゃないですか!何てキーンリーサイドらしいんでしょう。

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カーディフでの「リゴレット」ラジオ放送します! [Keenlyside]



今年の6月にカーディフで上演された「リゴレット(Rigoletto)」が明日10月2日(土)にBBC Radio 3でラジオ放送されます!ここで記事にしたサイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)がリゴレット役ロールデビューを果たした公演です。

BBC Radio 3 Opera on 3 "Verdi's Rigoletto"
10月2日(土)18:00-20:45 (日本時間3日午前2:00-4:45)

Rigoletto: Simon Keenlyside
The Duke: Gwyn Hughes Jones
Gilda: Sarah Coburn
Monterone: Michael Druiett
Sparafucile: David Soar
Maddalena: Leah-Marian Jones

Chorus and Orchestra of Welsh National Opera
Conductor: Pablo Heras-Casado


ちょうど収録日に鑑賞しましたので、色々思い出しながら聞けるという点でも楽しみです。まだまだ先で待ち遠しかったのに、気付けばもう明日(日本時間は3日)ですねぇ~。BBC Radio 3のページには、あらすじだけでなく舞台装置のデザイナーのインタビューや舞台写真もいくつか載っていて、かなり読み応えがあります。ちなみに、こちらの放送は放送後1週間オンデマンドになりますので、頑張って真夜中に起きなくても大丈夫!私も、日曜の朝に堪能しようと思っています♪
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ROH来日公演「椿姫」初日まであと5日!終演後のオフ会案内と気になる噂 [Keenlyside]

9月11日追記今日は「マノン」初日ですね。ネトレプコは無事に来日してくれた様子。明日のオフ会ですが、当日飛び入り参加もお待ちしております!神奈川県民ホールのステージドアにオペラ終演後に集合の予定です。私は目印にパンダの顔のエコバッグを持っていきますので、ぜひ声をかけてください♪

9月12日に神奈川県民ホールで初日を迎えるROHの来日公演「椿姫」。いよいよ後5日ですか~。早い早い。

うっかりしているとすぐ当日になってしまいそうですが、この初日の神奈川公演に行かれる方、折角ですので終演後の時間を一緒に過ごしませんか?15時開演ということで、中華街での夕食に丁度いい時間帯になりそうなんですよね~。もし興味がある方がいらっしゃったら、右のサイドバーにあるメールフォームからお名前(HNでもOKです)、参加人数と携帯電話番号をご連絡ください。後ほどこちらから詳しい集合場所をご連絡します!私は横浜や中華街のことが全然分からないので、お勧めのお店があったらぜひ教えてください。いつもはログ専の方も、お時間があるならぜひぜひ一緒にオペラ談義で盛り上がりましょう!!
集合場所:神奈川県民ホール 集合時間:19:00頃(終演後)


さて、話はちょっと変わりまして、この「椿姫」公演に関して気になる噂が…。

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Proms 2010: Prom 48 Rotterdam Philharmonic Orchestra [Keenlyside]

Proms 2010も中盤ですが、8月21日(土)に行われたProm 48にはサイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)が登場、ロッテルダム・フィルハーモニック・オーケストラ(Rotterdam Philharmonic Orchestra)をバックにマーラーの「リュッケルト歌曲集(Rueckert Lieder)」を披露しました。Promsは全てBBC Radio3で生放送され、その後1週間オンデマンドで聞くことができますので、そのiPlayerへのリンクを貼っておきます。

Prom 48: Rotterdam Philharmonic Orchestra(8月28日(土)までいつでも聴けます)

キーンリーサイドの登場は開始から20分後、舞台転換の間を埋める短いインタビューの後、本編が始まります。インタビューでは、「この大きなホールでこういう繊細な歌曲を歌うのは難しくないですか?」という質問に対して、「歌曲は個人が生きていく上で避けられない物事について語っていると思うので、そりゃ繊細だよ。例えば『私はこの世から忘れられて(Ich bin der Welt abhanden gekommen)』は大人なら誰でも望んだ事がある精神状態を歌ったものだし。でも、センチメンタルにはしたくないんだよ。だって、現代社会の組織から逃げ出して静かな場所で誰にも干渉されず過ごしたい、なんて感情は実際には一時的なものだからね。」と答えています。巨大なホールなので反響音がほとんど無いちょっと不思議な録音ですが、ラジオの方が絶対生で聴くよりもオケと歌唱のバランスがいいです。

この歌曲集は全体的に暗めというか、一歩引いている雰囲気が漂うのですが、一番盛り上がるのは3曲目の「真夜中に(Um Mitternacht)」でしょうか。暗い曲調ですが、ずしんとくる重さがあって私は結構好きです。キーンリーサイドはこの曲以外は、いつも批評で賛否両論になる高音部にメッツァ・ヴォーチェを多用した歌唱をしています。オペラの時とはまた違う歌唱が楽しめるかと思います。


ちなみに、8月23日(月)にエディンバラで行われたリサイタルも、9月1日にRadio3で放送されるようです(^^)既に何度かラジオで聞いている「詩人の恋」だけでなく、バタワースと、ローレムとかいう作曲家の歌曲も楽しみです!こちらも放送後オンデマンドになるはずですので、皆様ごゆっくりお楽しみください。

BBC Radio 3 Lunchtime Concert: Simon Keenlyside, Malcolm Martineau
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